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公開番号2025017587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120734
出願日2023-07-25
発明の名称情報処理システム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類H04N 1/34 20060101AFI20250130BHJP(電気通信技術)
要約【課題】サービス利用に対して合理的な内容の課金がなされる。
【解決手段】宿題提出システム1は、プリンタ100、宿題転送サーバ200及び宿題管理サーバ300A又は300Bを備えている。宿題転送サーバ200は、プリンタ100による解答の原稿の読み取り結果を示す画像データを宿題管理サーバ300A又は300Bに転送する。宿題転送サーバ200は、当該転送サービスに対する課金額を画像データの量に基づいて算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
読み取り装置と、前記読み取り装置と通信可能である第1コンピュータとを備えている情報処理システムであって、
前記読み取り装置は、
原稿を読み取る読み取り処理と、
前記読み取り処理による原稿の読み取り結果を前記第1コンピュータに送信する第1送信処理とを実行し、
前記第1コンピュータは、
前記読み取り装置から受信した前記読み取り結果を、前記第1コンピュータと通信可能である第2コンピュータに送信する第2送信処理と、
前記第2送信処理により前記第2コンピュータに送信した前記読み取り結果の内容に応じた課金額又はその課金額を導出するための評価値を取得する取得処理とを実行することを特徴とする情報処理システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記読み取り結果の内容は、原稿数、原稿の内容を示すデータの量及び原稿のサイズの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記読み取り結果が複数ページの原稿の内容を含んでおり、
前記第1コンピュータは、前記読み取り結果が白紙のページの存在を示している場合に、前記読み取り結果が白紙のページの存在を示していない場合と比べて、前記課金額が低くなるように前記取得処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1コンピュータは、前記読み取り結果が前記読み取り装置に発生したエラーによる白紙の領域の存在を示している場合に、前記読み取り結果が前記読み取り装置に発生したエラーによる白紙の領域の存在を示していない場合と比べて、前記課金額が低くなるように前記取得処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
所定の期間内に前記第2送信処理により前記第2コンピュータに送信された前記読み取り結果が示す原稿の合計量が所定の上限値を超えないという所定の条件が満たされない場合には、
前記第2送信処理における前記読み取り結果の送信速度を前記所定の条件が満たされる場合と比べて小さくすること、及び、前記取得処理における前記課金額を前記所定の条件が満たされる場合と比べて大きくすることの少なくともいずれかを前記第1コンピュータが行うか、又は、前記第1コンピュータが前記第2送信処理を行わないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
読み取り装置と、前記読み取り装置と通信可能である第1コンピュータとを備えており、課金が伴うサービスに使用される情報処理システムであって、
前記読み取り装置は、
原稿を読み取る読み取り処理と、
前記読み取り処理による原稿の読み取り結果を前記第1コンピュータに送信する第1送信処理とを実行し、
所定の条件が満たされる場合には、
前記読み取り装置から受信した前記読み取り結果を前記第1コンピュータと通信可能である第2コンピュータに送信する第2送信処理を前記第1コンピュータが実行すると共に、所定の期間に対して一定額となる第1課金が行われ、
前記所定の条件が満たされない場合には、
前記読み取り装置から受信した前記読み取り結果を前記第2コンピュータに送信する第3送信処理を前記第1コンピュータが実行すると共に第2課金が行われるか、前記読み取り結果が前記第1コンピュータから前記第2コンピュータに送信されないと共に前記第1課金が行われ、
前記所定の条件は、前記所定の期間内に前記第2送信処理により前記第2コンピュータに送信された前記読み取り結果が示す原稿の合計量が所定の上限値を超えないことであり、
前記第3送信処理における前記読み取り結果の送信速度を前記第2送信処理における前記読み取り結果の送信速度と比べて小さくすること、及び、前記第2課金の額を前記第1課金の額より大きくすること、の少なくともいずれかが行われることを特徴とする情報処理システム。
【請求項7】
前記読み取り装置は、
媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記読み取り装置と通信可能である第3コンピュータから送信された原稿の内容に対応する原稿画像を媒体に形成するように前記画像形成部を制御する画像形成制御部とを備えており、
前記読み取り処理において読み取られる原稿が、前記画像形成部が前記原稿画像を形成した媒体に由来することを特徴とする請求項1又は6に記載の情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原稿を読み取る読み取り装置を備えた情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スキャナ等の読み取り装置において原稿を読み取った結果が適宜の通信経路を通じてサーバ等のコンピュータに送信されることがある。特許文献1はその一例であり、学生が作成した紙の提出物をスキャナに読み取らせた結果がPCを通じて教育管理システムにアップロードされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-57293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
原稿の読み取り結果をコンピュータに送信する方法として、読み取り装置から別のコンピュータを通じて目的のコンピュータへと原稿の読み取り結果を転送する有償サービスを介在させることが考えられる。このような有償サービスの利用に当たっては所定の課金が発生する。この場合、サービスの利用者及び提供者のいずれにとっても、サービス利用に対する課金が合理的な内容であることが求められる。
【0005】
本発明の目的は、サービスの利用に当たって合理的な内容の課金がなされる情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の観点による情報処理システムは、読み取り装置と、前記読み取り装置と通信可能である第1コンピュータとを備えている情報処理システムであって、前記読み取り装置は、原稿を読み取る読み取り処理と、前記読み取り処理による原稿の読み取り結果を前記第1コンピュータに送信する第1送信処理とを実行し、前記第1コンピュータは、前記読み取り装置から受信した前記読み取り結果を、前記第1コンピュータと通信可能である第2コンピュータに送信する第2送信処理と、前記第2送信処理により前記第2コンピュータに送信した前記読み取り結果の内容に応じた課金額又はその課金額を導出するための評価値を取得する取得処理とを実行する。
【0007】
本発明の第2の観点による情報処理システムは、読み取り装置と、前記読み取り装置と通信可能である第1コンピュータとを備えており、課金が伴うサービスに使用される情報処理システムであって、前記読み取り装置は、原稿を読み取る読み取り処理と、前記読み取り処理による原稿の読み取り結果を前記第1コンピュータに送信する第1送信処理とを実行し、所定の条件が満たされる場合には、前記読み取り装置から受信した前記読み取り結果を前記第1コンピュータと通信可能である第2コンピュータに送信する第2送信処理を前記第1コンピュータが実行すると共に、所定の期間に対して一定額となる第1課金が行われ、前記所定の条件が満たされない場合には、前記読み取り装置から受信した前記読み取り結果を前記第2コンピュータに送信する第3送信処理を前記第1コンピュータが実行すると共に第2課金が行われるか、前記読み取り結果が前記第1コンピュータから前記第2コンピュータに送信されないと共に前記第1課金が行われ、前記所定の条件は、前記所定の期間内に前記第2送信処理により前記第2コンピュータに送信された前記読み取り結果が示す原稿の合計量が所定の上限値を超えないことであり、前記第3送信処理における前記読み取り結果の送信速度を前記第2送信処理における前記読み取り結果の送信速度と比べて小さくすること、及び、前記第2課金の額を前記第1課金の額より大きくすること、の少なくともいずれかが行われる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の第1の観点に係る情報処理システムによると、第2コンピュータに送信される読み取り結果の内容に応じた課金額又は課金額を導出するための評価値が取得される。このため、第2コンピュータに送信される読み取り結果に応じた合理的な課金がなされやすい。
【0009】
なお、課金額を導出するための評価値とは、一例として、読み取られた原稿の量が大きいほど大きくなる0より大きい値であって、この値に所定の単価を別途乗算することで課金額が算出されるような値である。また、別の例として、評価値は、読み取られた原稿の量が大きいほど大きくなる自然数からなる値であって、その自然数と課金額とを関連付ける表に基づいて課金額が取得されるような値である。
【0010】
また、本発明の第2の観点に係る情報処理システムによると、所定の期間に第2コンピュータに送信された原稿の量が上限値を超えない場合には、第2送信処理と共に第1課金が行われる。一方、所定の期間に第2コンピュータに送信された原稿の量が上限値を超えた場合には、第3送信処理と共に第2課金が行われる。ここで、第2送信処理と比べて第3送信処理の送信速度を落とすこと及び第2課金の額を第1課金の額より大きくすることの少なくともいずれかが行われるか、あるいは、第2コンピュータへの読み取り結果の送信自体が行われないと共に第1課金が行われる。このため、第2コンピュータへの送信量が上限値を超えたか否かに関わらず、第2コンピュータに送信される読み取り結果に応じた合理的な内容の課金がなされやすい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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