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公開番号
2025017520
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120602
出願日
2023-07-25
発明の名称
卓球ラバーシート及び卓球ラケット
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A63B
59/45 20150101AFI20250130BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】繰り返しの打撃によっても打球性能が低下し難い卓球ラバーシート。
【解決手段】架橋シリコーンゴムを含む弾性体シートを有する卓球ラバーシートであって、該架橋シリコーンゴムを、オルトギ酸トリメチルを用いて分解したとき、式(1)を有する第1成分と、式(2)を有する第2成分と、を含む分解物が得られ、該第1成分の該弾性体シート1g当たりのモル数をαmol、該第2成分のそれをβmolとしたとき、α、βが特定の範囲にある。
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【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
架橋シリコーンゴムを含む弾性体シートを有する卓球ラバーシートであって、
該架橋シリコーンゴムを、オルトギ酸トリメチルを用いて分解したとき、少なくとも下記式(1)で示される構造を有する第1成分と、下記式(2)で示される構造を有する第2成分と、を含む分解物が得られ、
該第1成分の該弾性体シート1g当たりのモル数をαmol、該第2成分の該弾性体シート1g当たりのモル数をβmolとしたとき、
αが、1.3×10
-5
~1.0×10
-3
molであり、
βが、9.0×10
-6
mol以下であり、かつ、
α/(α+β)が、0.67~1.00である、ことを特徴とする卓球ラバーシート:
TIFF
2025017520000020.tif
84
153
式(1)及び(2)中、R
1
はそれぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基、R
2
はそれぞれ独立に炭素数2~8のアルキレン基である。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記αと前記βの和α+βが、1.4×10
-5
~1.4×10
-4
molである、請求項1に記載の卓球ラバーシート。
【請求項3】
前記弾性体シートが、前記弾性体シートの質量を基準として、10.0質量%以下の無機フィラーを含有する、請求項1に記載の卓球ラバーシート。
【請求項4】
前記無機フィラーが、シリカである、請求項3に記載の卓球ラバーシート。
【請求項5】
前記架橋シリコーンゴムが、付加硬化型のシリコーンゴム混合物の硬化物である、請求項1に記載の卓球ラバーシート。
【請求項6】
前記付加硬化型のシリコーンゴム混合物が、アルケニル基含有ポリオルガノシロキサンと、ヒドロシリル基含有ポリオルガノシロキサンと、ヒドロシリル化触媒と、を含有する、請求項5に記載の卓球ラバーシート。
【請求項7】
前記弾性体シートが、ソリッドラバーシートである、請求項1に記載の卓球ラバーシート。
【請求項8】
卓球ラケットであって、
該卓球ラケットは、ラケット本体と、該ラケット本体の少なくとも一方の表面に取り付けられたラバーシートとを備え、
該ラバーシートが請求項1~7のいずれか一項に記載の卓球ラバーシートである、ことを特徴とする卓球ラケット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、卓球ラバーシート及び卓球ラケットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
卓球ラケットは、ブレードと呼ばれる板の上に、ゴム材で形成されたラバーシートが貼り付けられている。打球の際にはボールとの接触によってラバーシートが変形し、この変形が元に戻る力によって打球に回転やスピードが付与される。
【0003】
打球に与える回転量を増すためには、ラバーシートが柔軟で変形量が大きいほどボールとの接触面積が増し、また摩擦力も大きくなるため有利である。一方で、単に柔らかいラバーシートを使用すると変形の回復速度が遅くなり、打球のスピードが低下してしまう場合がある。打球の回転量とスピードを両立させるためには、柔軟性と変形回復性を兼ね備えることが必要となる。
【0004】
ラバーシートの材料設計という観点では、回転量や球速といった打球性能をより高めるためには、ラバーシートの粘弾性が重要となる。特許文献1においては、ヤング率E’を0.01MPa以上1MPa以下、損失正接tanδを0.03以下とすることにより、優れた打球性能を有するラバーシートを得られることが示されている。また、このような粘弾性を満たす上で好ましい材料として、シリコーンゴムやブタジエンゴム、天然ゴムが示されている。また、特許文献2においては、シリコーンゴムからなるラバーシートは温度による粘弾性の変化を抑制できることが示されている。このようなラバーシートを用いることにより、例えば試合会場の温度が変化した場合でも安定した打球性能を発揮し得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-056004号公報
特開2011-056005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、本発明者らの検討によると、特許文献1及び特許文献2に記載されたシリコーンゴムのラバーシートは、繰り返しの打撃を行うと、打球性能として球速が低下する場合があった。
本開示の少なくとも一つの態様は、繰り返しの打撃によっても打球性能が低下し難い卓球ラバーシートに向けたものである。また、本開示の少なくとも一つの態様は、安定した打球性能を長期に亘って維持することができる卓球ラケットに向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の少なくとも一つの態様によれば、架橋シリコーンゴムを含む弾性体シートを有する卓球ラバーシートであって、
該架橋シリコーンゴムを、オルトギ酸トリメチルを用いて分解したとき、少なくとも下記式(1)で示される構造を有する第1成分と、下記式(2)で示される構造を有する第2成分と、を含む分解物が得られ、
該第1成分の該弾性体シート1g当たりのモル数をαmol、該第2成分の該弾性体シート1g当たりのモル数をβmolとしたとき、
αが、1.3×10
-5
~1.0×10
-3
molであり、
βが、9.0×10
-6
mol以下であり、かつ、
α/(α+β)が、0.67~1.00である、卓球ラバーシートが提供される:
TIFF
2025017520000002.tif
84
153
式(1)及び(2)中、R
1
はそれぞれ独立に炭素数1~10のアルキル基、R
2
はそれぞれ独立に炭素数2~8のアルキレン基である。
【0008】
本開示の少なくとも一つの態様によれば、卓球ラケットであって、該卓球ラケットは、ラケット本体と、該ラケット本体の少なくとも一方の表面に取り付けられたラバーシートとを備え、該ラバーシートが上記卓球ラバーシートである、卓球ラケットが提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示の少なくとも一つの態様によれば、繰り返しの打撃によっても打球性能が低下し難い卓球ラバーシートを得ることができる。また、本開示の少なくとも一つの態様によれば、安定した打球性能を長期に亘って維持することができる卓球ラケットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
αが少なく、βが多い架橋シリコーンゴムを含む卓球ラバーシートの打球時のゴムの挙動の説明図である。
本開示に係る、αが多く、βが少ない架橋シリコーンゴムを含む卓球ラバーシートの打球時の架橋シリコーンゴムの挙動の説明図である。
卓球ラバーシートの模式図
複数の突起をスポンジシート側に有する卓球ラバーシートの模式図
複数の突起をスポンジシートとは逆側に有する卓球ラバーシートの模式図
架橋シリコーンゴムの分解の様子を説明するための模式図
平らなソリッドラバーシートを作製する金型の模式図
複数の突起を有するソリッドラバーシートを作製する金型の模式図
打球性能評価の手順を説明するための模式図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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