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公開番号2025017798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121046
出願日2023-07-25
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250130BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】感光ドラムの表面に接触するブラシを有する画像形成装置において画像不良を抑制する。
【解決手段】制御部は、ブラシに印加された電圧と感光ドラムの表面との間の電位差が第1電位差である状態で感光ドラムの回転駆動を開始する第1起動制御と、ブラシに印加された電圧と感光ドラムの表面との間の電位差が第2電位差である状態で感光ドラムの回転駆動を開始する第2起動制御と、を実行可能に制御し、第1電位差及び第2電位差は、トナーの正規極性と逆極性に帯電した粒子に対して、ブラシから感光ドラムの表面へ向かう静電気力が作用するように形成される電位差であり、第2電位差の絶対値は第1電位差の絶対値より大きくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な感光ドラムと、
前記感光ドラムとの間で帯電部を形成し、前記帯電部において前記感光ドラムの表面を帯電する帯電手段と、
前記感光ドラムと接触して現像部を形成し、前記現像部において前記帯電手段によって帯電された前記感光ドラムの表面にトナーを供給する現像手段と、
前記感光ドラムと接触して転写部を形成し、前記転写部において前記感光ドラムに供給された前記トナーを被転写体に転写する転写手段と、
前記感光ドラムの回転方向で前記転写部よりも下流かつ前記帯電部よりも上流において前記感光ドラムの表面と接触するブラシと、
前記ブラシに電圧を印加する印加手段と、
前記感光ドラムを回転駆動する駆動手段と、
前記印加手段と前記駆動手段と、を制御する制御部と、
を有する画像形成装置であって、
前記制御部は、前記ブラシに印加された前記電圧と前記感光ドラムの表面との間の電位差が第1電位差である状態で前記感光ドラムの回転駆動を開始する第1起動制御と、
前記ブラシに印加された前記電圧と前記感光ドラムの表面との間の電位差が第2電位差である状態で前記感光ドラムの回転駆動を開始する第2起動制御と、
を実行可能に制御し、
前記第1電位差及び前記第2電位差は、前記トナーの正規極性と逆極性に帯電した粒子に対して、前記ブラシから前記感光ドラムの表面へ向かう静電気力が作用するように形成される電位差であり、
前記第2電位差の絶対値は前記第1電位差の絶対値より大きくなるように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記第1起動制御及び前記第2起動制御における前記感光ドラムの表面電位は等しく、
前記第1起動制御において前記ブラシに印加される第1ブラシ電圧及び前記第2起動制御において前記ブラシに印加される第2ブラシ電圧は前記トナーの正規極性と逆極性の電圧であり、かつ、前記第2ブラシ電圧の絶対値は前記第1ブラシ電圧の絶対値より大きくなるように制御する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1起動制御及び前記第2起動制御における前記感光ドラムの表面電位は0Vとなるように制御する請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記第1起動制御及び前記第2起動制御において前記ブラシに印加される電圧は等しく、
前記第2起動制御における前記感光ドラムの第2表面電位は、前記第1起動制御における前記感光ドラムの第1表面電位よりも、前記トナーの正規極性の側で大きくなるように制御する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1表面電位は0Vであり、前記第2表面電位は前記トナーの正規極性と同極性の電位となるように制御する請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1起動制御を実行した後、前記感光ドラムの回転駆動を停止することなく画像形成動作を行う請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第2起動制御を実行した後、前記感光ドラムの回転駆動を停止する
請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記第2起動制御において、前記転写手段に前記トナーの正規極性と同極性の電圧を印加する請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記第2起動制御において、前記感光ドラムの回転開始後、前記ブラシと前記感光ドラムとの接触部にあった前記感光ドラムの表面の箇所が前記現像部に到達するのに要する時間が経過した時点で、前記転写手段に前記トナーの正規極性と同極性の電圧を印加する請求項1~5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記転写手段は回転可能な転写ローラを有し、
前記制御部は、前記第2起動制御において、前記感光ドラムの回転開始後、前記接触部にあった前記感光ドラムの表面の箇所が前記転写部に到達するのに要する時間が経過し、かつ、当該時間が経過した時点から前記転写ローラが1回転する時間を経過した時点で、終了する請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電子写真方式の画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置には、転写工程後の感光ドラムの表面に残留したトナーを現像手段によって感光ドラム上から除去、回収し、再利用するクリーナレス方式のものがある。クリーナレス方式の画像形成装置では、感光ドラムの表面から残留トナーを掻き取る従来のブレードがないために、転写工程時に感光ドラムの表面に付着した紙粉を除去できず、画像弊害が発生する場合があった。特許文献1には、感光ドラムの回転方向で転写部の下流かつ帯電部の上流の位置に固定ブラシを配置し、固定ブラシによって紙粉を除去する構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-65580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブラシを感光ドラムに当接させる構成において、感光ドラムの回転駆動を開始する際の速度変動によって、ブラシに回収保持されていた紙粉がブラシの下流にすり抜けてしまうことがある。この場合、すり抜けた紙粉が帯電部材に付着する等により画像弊害が発生する可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、感光ドラムの表面に接触するブラシを有する画像形成装置において画像不良を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、回転可能な感光ドラムと、
前記感光ドラムとの間で帯電部を形成し、前記帯電部において前記感光ドラムの表面を帯電する帯電手段と、
前記感光ドラムと接触して現像部を形成し、前記現像部において前記帯電手段によって帯電された前記感光ドラムの表面にトナーを供給する現像手段と、
前記感光ドラムと接触して転写部を形成し、前記転写部において前記感光ドラムに供給された前記トナーを被転写体に転写する転写手段と、
前記感光ドラムの回転方向で前記転写部よりも下流かつ前記帯電部よりも上流において前記感光ドラムの表面と接触するブラシと、
前記ブラシに電圧を印加する印加手段と、
前記感光ドラムを回転駆動する駆動手段と、
前記印加手段と前記駆動手段と、を制御する制御部と、
を有する画像形成装置であって、
前記制御部は、前記ブラシに印加された前記電圧と前記感光ドラムの表面との間の電位差が第1電位差である状態で前記感光ドラムの回転駆動を開始する第1起動制御と、
前記ブラシに印加された前記電圧と前記感光ドラムの表面との間の電位差が第2電位差である状態で前記感光ドラムの回転駆動を開始する第2起動制御と、
を実行可能に制御し、
前記第1電位差及び前記第2電位差は、前記トナーの正規極性と逆極性に帯電した粒子に対して、前記ブラシから前記感光ドラムの表面へ向かう静電気力が作用するように形成
される電位差であり、
前記第2電位差の絶対値は前記第1電位差の絶対値より大きくなるように制御することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0007】
感光ドラムの表面に接触するブラシを有する画像形成装置において画像不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の画像形成装置の構成を示す概略図
実施例1のブラシ部材を示す概略図
実施例1の制御ブロック図
実施例1のブラシ部材による紙粉回収を示す概略図
実施例1にブラシ部材の姿勢変化を示す概略図
ブラシ部材からの紙粉吐き出しの概略図
黒斑点画像を示す概略図
実施例1の第2起動制御及び紙粉回収シーケンスを示すフローチャート
実施例1の第2起動制御及び紙粉回収シーケンスを示す概略図
実施例1の試験結果を示す図
実施例2の試験結果を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置、電圧、速度、密度等の諸特性は、説明のための一例であって、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更され得る。発明の範囲は以下の実施の形態に限定されない。
【0010】
(実施例1)
1.画像形成装置
図1は、実施例1の画像形成装置の概略構成を示す図である。画像形成装置100は、クリーナレス方式及び接触帯電方式を採用したモノクロレーザビームプリンタである。画像形成装置100には、像担持体としての円筒型の回転可能な感光ドラム1が設けられている。感光ドラム1の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ2、現像手段としての現像装置3が設けられている。また、図1において感光ドラム1の回転方向における帯電ローラ2と現像装置3との間には、露光手段としての露光ユニット4が設けられている。また、感光ドラム1には転写手段としての転写ローラ5が圧接されている。
(【0011】以降は省略されています)

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