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公開番号2025017205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023120174
出願日2023-07-24
発明の名称エンジン制御装置、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラム
出願人ダイハツ工業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F02D 45/00 20060101AFI20250129BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エンジンの冷却水の水温に依らず、エンジンの回転数の低下を抑制することができるエンジン制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジン制御装置は、エンジンのシリンダ内に燃料を直噴する回数を低減させる際に、前記エンジンを冷却する冷却水の水温に応じて予め定めた補正値に基づいて、前記燃料の噴射量を増量するように構成されるプロセッサを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンのシリンダ内に燃料を直噴する回数を低減させる際に、前記エンジンを冷却する冷却水の水温に応じて予め定めた補正値に基づいて、前記燃料の噴射量を増量するように構成されるプロセッサを備えるエンジン制御装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記補正値は、前記水温が低いほど大きい値に設定される請求項1に記載のエンジン制御装置。
【請求項3】
前記燃料は、ガソリンとアルコールとを混合した混合燃料であり、
前記補正値は、前記燃料に含まれるアルコール濃度に応じて設定される請求項1に記載のエンジン制御装置。
【請求項4】
前記補正値は、前記アルコール濃度が高いほど大きい値に設定される請求項3に記載のエンジン制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記エンジンのシリンダ内に前記燃料を直噴する回数を2回から1回に低減させる際に、前記補正値に基づいて前記燃料の噴射量を増量する請求項1に記載のエンジン制御装置。
【請求項6】
エンジンのシリンダ内に燃料を直噴する回数を低減させる際に、前記エンジンを冷却する冷却水の水温に応じて予め定めた補正値に基づいて、前記燃料の噴射量を増量することを含むエンジン制御方法。
【請求項7】
プロセッサに、
エンジンのシリンダ内に燃料を直噴する回数を低減させる際に、前記エンジンを冷却する冷却水の水温に応じて予め定めた補正値に基づいて、前記燃料の噴射量を増量することを実行させるエンジン制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン制御装置、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エンジンのシリンダ内に燃料を直接噴射する直噴エンジンが知られている。直噴エンジンでは、シリンダ内に燃料を噴射する回数を増減させる場合がある。
【0003】
図5は、従来のエンジン制御装置の処理を示すタイミングチャートである。図5の例では、時間T11において、噴射回数を2回から1回に低減させる制御を行っている。噴射回数を低減させると、瞬間的な失火によりエンジンの回転数が低下する。その後、A/F(空燃比:Air/Fuel ratio)センサがA/Fを計測し、計測したA/Fに応じて燃料F/B(Feed Back)補正係数を計算し、シリンダ内に噴射する筒内総噴射量を一時的に増量し、エンジンの回転数の低下を抑制する。
【0004】
また、特許文献1には、1回噴射を行う第1の噴射方法から複数回噴射を行う第2の噴射方法に切替える際には、第1の噴射方法に基づく噴射状態を第2の噴射方法に切替えた後の機関トルクに近づくように補正し、第2の噴射方法から第1の噴射方法に切替える際には、第2の噴射方法に基づく複数回の噴射のうち噴射量の多い噴射における噴射状態を第1の噴射方法に切替えた後のトルクに近づくように補正する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-018077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図5に示す従来技術では、A/Fセンサにより排気側でA/Fを検出してフィードバック制御を行うため、瞬間的な失火によりエンジンの回転数が低下することを抑制できない。
【0007】
また、瞬間的な失火は、エンジンの冷却水の温度が低いほど生じやすい。そのため、特許文献1の技術を用いても、冷却水の水温が低い場合に瞬間的な失火によりエンジンの回転数が低下することを抑制できない。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エンジンの冷却水の水温に依らず、エンジンの回転数の低下を抑制することができるエンジン制御装置、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、本発明のエンジン制御装置は、エンジンのシリンダ内に燃料を直噴する回数を低減させる際に、前記エンジンを冷却する冷却水の水温に応じて予め定めた補正値に基づいて、前記燃料の噴射量を増量するように構成されるプロセッサを備える。
【0010】
上記構成によれば、エンジンを冷却する冷却水の水温に応じて予め定めた補正値に基づいて燃料の噴射量を増量するため、エンジンの冷却水の水温に依らず、エンジンの回転数の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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