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公開番号2025017135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023120038
出願日2023-07-24
発明の名称マフラーサポート
出願人住友理工株式会社,ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類F01N 13/00 20100101AFI20250129BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】第一及び第二の取付孔に対する各取付軸の挿通作業性を向上させて車両等への装着を容易となし得る、新規な構造のマフラーサポートを提供する。
【解決手段】上下方向の投影で互いに交差して延びる第一取付孔12と第二取付孔14を有していると共に、第一取付孔12の周壁部16と第二取付孔14の周壁部18とが一対の弾性腕部20によって連結されており、各弾性腕部20がそれぞれ外方に膨らんだ湾曲形状とされているマフラーサポート10において、各弾性腕部20における第一取付孔12側に位置する部分が第二取付孔14側に位置する部分に比して厚さ寸法を大きくされることで第一取付孔12の軸方向への押圧操作面30が構成されていると共に、各弾性腕部20が第二取付孔14側の端部に向けて厚さ寸法を小さくされると共に相互に接近せしめられることで第二取付孔14の軸方向長さB2が各弾性腕部20の最大外幅寸法B1よりも小さくされている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向の投影で互いに交差して延びる第一取付孔と第二取付孔を有していると共に、該第一取付孔の周壁部と該第二取付孔の周壁部とが一対の弾性腕部によって連結されており、該一対の弾性腕部がそれぞれ外方に膨らんだ湾曲形状とされているマフラーサポートにおいて、
前記一対の弾性腕部における前記第一取付孔側に位置する部分が前記第二取付孔側に位置する部分に比して厚さ寸法を大きくされることで該第一取付孔の軸方向への押圧操作面が構成されていると共に、
前記一対の弾性腕部が前記第二取付孔側の端部に向けて厚さ寸法を小さくされると共に相互に接近せしめられることで該第二取付孔の軸方向長さが該一対の弾性腕部の最大外幅寸法よりも小さくされている
マフラーサポート。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記第一取付孔の軸方向となる前記一対の弾性腕部の幅方向の寸法について、
前記第一取付孔側に位置する部分における該一対の弾性腕部の幅寸法に比して前記第二取付孔側に位置する部分における該一対の弾性腕部の幅寸法が大きくされている
請求項1に記載のマフラーサポート。
【請求項3】
上下方向の投影で互いに交差して延びる第一取付孔と第二取付孔を有しており、該第一取付孔の周壁部と該第二取付孔の周壁部とが一対の弾性腕部によって連結されていると共に、該一対の弾性腕部の間には該第一取付孔の長さ方向に延びる貫通窓が形成されており、該貫通窓の内部において該第一取付孔の周壁部側と該第二取付孔の周壁部側との対向面によって上下方向のストッパ部が構成されているマフラーサポートであって、
前記ストッパ部において、前記第一取付孔の周壁部側の前記対向面に比して前記第二取付孔の周壁部側の前記対向面の方が前記貫通窓の貫通方向における長さ寸法を大きくされている
マフラーサポート。
【請求項4】
前記貫通窓の貫通方向において、前記第一取付孔の周壁部の長さ寸法に比して前記第二取付孔の周壁部の外径寸法が大きくされている
請求項3に記載のマフラーサポート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などに用いられるマフラーサポートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、内燃機関を備えたパワーユニットにおいて排気系の部材を車両ボデー側へ防振支持せしめるためにマフラーサポートが用いられている。かかるマフラーサポートは、一般に特開2002-70547号公報(特許文献1)に提案されるような構造とされており、第一の取付孔と第二の取付孔の各周壁部が、一対の弾性腕部によって弾性連結されている。
【0003】
そして、かくの如きマフラーサポートは、第一の取付孔と第二の取付孔に対して、車両ボデー側部材と排気系部材との各一方に設けられた取付軸を挿通することで、車両へ装着されることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-70547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、各取付軸は、各取付孔へ当接乃至は圧入状態で挿通されて取り付けられることから、取付作業が難しく時間もかかるという問題があった。特に小型のマフラーサポートになると、各取付孔の軸方向開口端の周囲を押圧して取付軸を挿通させようとしても、押圧面積が小さいことから充分な押圧力を掛けづらく、取付作業が一層難しかった。
【0006】
本発明は上述の如き事情を背景としてなされたものであって、その解決課題とするところは、第一及び第二の取付孔に対する各取付軸の挿通作業性を向上させて車両等への装着を容易となし得る、新規な構造のマフラーサポートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0008】
第一の態様は、上下方向の投影で互いに交差して延びる第一取付孔と第二取付孔を有していると共に、該第一取付孔の周壁部と該第二取付孔の周壁部とが一対の弾性腕部によって連結されており、該一対の弾性腕部がそれぞれ外方に膨らんだ湾曲形状とされているマフラーサポートにおいて、前記一対の弾性腕部における前記第一取付孔側に位置する部分が前記第二取付孔側に位置する部分に比して厚さ寸法を大きくされることで該第一取付孔の軸方向への押圧操作面が構成されていると共に、前記一対の弾性腕部が前記第二取付孔側の端部に向けて厚さ寸法を小さくされると共に相互に接近せしめられることで該第二取付孔の軸方向長さが該一対の弾性腕部の最大外幅寸法よりも小さくされているものである。
【0009】
本態様によれば、第一取付孔への取付軸の挿入に際して押圧操作面の面積確保が良好となり挿入作業性の向上が図られる。また、第二取付孔への取付軸の挿入に際しては、第二取付孔の軸方向長さが短く設定されることで、挿入時の摩擦抵抗が軽減されて挿入作業性の向上が図られる。しかも、第二取付孔側では弾性腕部の厚さ寸法を小さくしたことで、一対の弾性腕部が相互に接近位置しても、一対の弾性腕部間に形成される貫通窓の大きさも過度に制限されることなく確保可能になる。
【0010】
第二の態様は、前記第一の態様に係るマフラーサポートにおいて、前記第一取付孔の軸方向となる前記一対の弾性腕部の幅方向の寸法について、前記第一取付孔側に位置する部分における該一対の弾性腕部の幅寸法に比して前記第二取付孔側に位置する部分における該一対の弾性腕部の幅寸法が大きくされているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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