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公開番号2025016961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119805
出願日2023-07-24
発明の名称情報処理装置、及び、情報処理方法
出願人東洋製罐グループホールディングス株式会社,東洋製罐株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 49/42 20060101AFI20250129BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ブロー成形における複数の成形条件から、基準となる成形条件に類似する成形条件を容易に取得することを可能とする情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置4は、複数の成形条件パラメータで特定される成形条件に従って被成形体を成形体にブロー成形するときの基準とする成形条件を示す基準成形条件情報A2を取得する基準成形条件取得部400と、被成形体を前記成形体にブロー成形したときの既存の成形条件を示す既存成形条件情報A1を複数取得する既存情報取得部401と、既存情報取得部401により取得された複数の既存成形条件情報A1のうち、基準成形条件取得部400により取得された基準成形条件情報A2に類似する既存成形条件情報A1を類似成形条件情報A4として取得する成形条件処理部402と、を備える。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数の成形条件パラメータで特定される成形条件に従って被成形体を成形体にブロー成形するときの基準とする前記成形条件を示す基準成形条件情報を取得する基準成形条件取得部と、
前記被成形体を前記成形体にブロー成形したときの既存の前記成形条件を示す既存成形条件情報を複数取得する既存情報取得部と、
前記既存情報取得部により取得された複数の前記既存成形条件情報のうち、前記基準成形条件取得部により取得された前記基準成形条件情報に類似する前記既存成形条件情報を類似成形条件情報として取得する成形条件処理部と、を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記成形条件処理部は、
前記基準成形条件情報及び複数の前記既存成形条件情報を成形条件特徴量にそれぞれ変換する変換処理部と、
前記基準成形条件情報の前記成形条件特徴量に対して複数の前記既存成形条件情報の前記成形条件特徴量をそれぞれ比較したときの成形条件類似度をそれぞれ算出する算出処理部と、
複数の前記既存成形条件情報のうち、前記成形条件類似度が所定の類似条件を満たす前記既存成形条件情報を前記類似成形条件情報として取得する取得処理部と、を有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記変換処理部は、
前記基準成形条件情報及び複数の前記既存成形条件情報を、複数の前記成形条件パラメータを各要素とするベクトル空間の特徴ベクトルにそれぞれ変換し、
前記算出処理部は、
前記基準成形条件情報の前記特徴ベクトルに対して複数の前記既存成形条件情報の前記特徴ベクトルをそれぞれ比較したときの前記成形条件類似度をそれぞれ算出する、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記変換処理部は、
前記基準成形条件情報及び複数の前記既存成形条件情報にそれぞれ含まれる複数の前記成形条件パラメータに対して、前記成形条件パラメータの統計指標に応じたスケーリング処理を前記成形条件パラメータ毎に行い、
前記成形条件処理部は、
その後の処理において、前記スケーリング処理後の複数の前記成形条件パラメータを各要素とする前記特徴ベクトルを用いる、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記変換処理部は、
前記特徴ベクトルの各要素に対して、前記成形条件パラメータの統計指標に応じた重み係数を前記成形条件パラメータ毎に付与する重み付け処理を行い、
前記成形条件処理部は、
その後の処理において、前記重み付け処理後の前記特徴ベクトルを用いる、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記成形体に関する成形体情報は、
複数の成形体パラメータにより特定される情報であり、
前記既存情報取得部は、
前記既存成形条件情報が示す既存の前記成形条件に従ってブロー成形されたときの既
存の前記成形体に関する前記成形体情報を既存成形体情報として複数取得し、
前記成形条件処理部は、
前記既存情報取得部により取得された複数の前記既存成形体情報のうち、前記類似成形条件情報が示す前記成形条件に従ってブロー成形されたときの既存の前記成形体に関する前記既存成形体情報を類似成形体情報として取得する、
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
他の情報処理装置の処理性能を評価する性能評価部をさらに備え、
前記他の情報処理装置は、
前記被成形体が前記成形体にブロー成形されるときの目標とする前記成形体に関する前記成形体情報を目標成形体情報として、前記目標成形体情報に類似する前記既存成形体情報を類似成形体情報として取得するとともに、前記類似成形体情報により特定される既存の前記成形体をブロー成形したときの既存の前記成形条件を示す前記既存成形条件情報を類似成形条件情報として取得する成形体処理部を備え、
前記性能評価部は、
前記成形条件処理部による取得結果と、前記成形体処理部による取得結果とに基づいて、前記処理性能を評価する、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記成形条件処理部は、
2つの既存の前記成形体を任意に組み合わせた組み合わせ毎に、2つの既存の前記成形体に関する2つの前記既存成形条件情報を比較したときの成形条件類似度をそれぞれ算出し、
前記成形体処理部は、
前記組み合わせ毎に、2つの既存の前記成形体に関する2つの前記既存成形体情報を比較したときの成形体類似度をそれぞれ算出し、
前記性能評価部は、
前記成形条件処理部により算出された前記組み合わせ毎の前記成形条件類似度と、前記成形体処理部により算出された前記組み合わせ毎の前記成形体類似度とに基づいて、相関分析を行うことにより、前記処理性能を評価する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記性能評価部は、
前記成形条件処理部により取得された前記類似成形条件情報、及び、前記成形体処理部により取得された前記類似成形条件情報を成形条件特徴量にそれぞれ変換し、
前記成形条件処理部により取得された前記類似成形条件情報の前記成形条件特徴量に対して、前記成形体処理部により取得された前記類似成形条件情報の前記成形条件特徴量を比較したときの成形条件類似度に基づいて、前記処理性能を評価する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記性能評価部は、
前記成形条件処理部により取得された前記類似成形体情報、及び、前記成形体処理部により取得された前記類似成形体情報を成形体特徴量にそれぞれ変換し、
前記成形条件処理部により取得された前記類似成形体情報の前記成形体特徴量に対して、前記成形体処理部により取得された前記類似成形体情報の前記成形体特徴量を比較したときの成形体類似度に基づいて、前記処理性能を評価する、
請求項7に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、及び、情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ブロー成形により得られる成形体の形状は、ブロー成形における各種の成形条件に影響されるため、成形条件を調整する条件出しの作業が必要となる。特許文献1には、容器形状要件を満たす成形体を得るためのブロー成形の成形条件をシミュレーションにより算出する設計システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-62896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された設計システムでは、容器形状要件である成形体の目標値に対してブロー成形の成形条件を算出するものである。ここで、ブロー成形の成形条件は、複数の成形条件パラメータにより特定されるため、成形条件パラメータとして算出された値が異なる複数の成形条件があるときに、それら成形条件同士の関係性は不明であった。例えば、基準となる成形条件があるときに、それに類似する成形条件が複数の成形条件の中に存在するのかどうかを調べる手段が存在しなかった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ブロー成形における複数の成形条件から、基準となる成形条件に類似する成形条件を容易に取得することを可能とする情報処理装置、及び、情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、
複数の成形条件パラメータで特定される成形条件に従って被成形体を成形体にブロー成形するときの基準とする前記成形条件を示す基準成形条件情報を取得する基準成形条件取得部と、
前記被成形体を前記成形体にブロー成形したときの既存の前記成形条件を示す既存成形条件情報を複数取得する既存情報取得部と、
前記既存情報取得部により取得された複数の前記既存成形条件情報のうち、前記基準成形条件取得部により取得された前記基準成形条件情報に類似する前記既存成形条件情報を類似成形条件情報として取得する成形条件処理部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る情報処理装置、及び、情報処理方法によれば、ブロー成形における複数の成形条件から、基準となる成形条件に類似する成形条件を容易に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
成形管理システム1の一例を示す概略図である。
ブロー成形装置20fの一例を示す概略平面図である。
成形ユニット22の一例を示す概略構成図である。
ブロー成形装置20fの一例を示すブロック図である。
ブロー成形工程の流れを示すフローチャートである。
データベース装置3により管理されるデータベース30の一例を示すデータ構成図である。
第1の情報処理装置4の一例を示すブロック図である。
第1の情報処理装置4の一例を示す機能説明図である。
第2の情報処理装置5の一例を示すブロック図である。
第2の情報処理装置5の一例を示す機能説明図である。
第1の情報処理装置4の性能評価部403の一例を示す第1の機能説明図である。
第1の情報処理装置4の性能評価部403の一例を示す第2の機能説明図である。
コンピュータ900の一例を示すハードウエア構成図である。
第1の情報処理装置4による情報処理方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明を実施するための実施形態について説明する。以下では、本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
【0010】
(成形管理システム1の構成)
図1は、成形管理システム1の一例を示す概略図である。成形管理システム1は、被成形体を成形体にブロー成形することにより、成形体を生産するシステムとして機能する。また、成形管理システム1は、被成形体、成形体、成形条件等に関する各種の情報を管理するシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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