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公開番号
2025016957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119785
出願日
2023-07-24
発明の名称
乗客コンベア
出願人
東芝エレベータ株式会社
代理人
弁理士法人蔦田特許事務所
主分類
B66B
23/12 20060101AFI20250129BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】給電装置から非接触で電力が供給される受電装置を踏段に備えた乗客コンベアにおいて、給電効率の低下や発熱を抑えることができる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】本発明の乗客コンベア1は、トラス2に設けられた給電装置41から非接触で電力が供給される受電装置40と、受電装置40から供給された電力によって動作する動作装置と、を備え、踏段30は、クリート体32及びライザ体33を支持する踏段フレーム31と、踏段フレーム31における踏段移動方向の一方側の端部に設けられローラ37を支持するローラ支持部36とを備え、受電装置40はローラ支持部36における踏段幅方向の内側に設けられ、給電装置41はローラ37が走行するガイドレール52に沿って設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
建屋の上階と下階に跨がって設けられたトラスと、前記トラス内を無端状に連結されたチェーンにより循環移動する複数の踏段と、を有し、前記踏段が乗客を搬送する区間と乗客を搬送しない区間とを交互に通って前記トラスの上階側と下階側との間を循環移動する乗客コンベアにおいて、
前記踏段は、乗客が乗るクリート体と、前記クリート体における踏段移動方向の一方側の端部から下方に延設されたライザ体と、前記クリート体及び前記ライザ体を支持する踏段フレームと、ローラと、前記踏段フレームにおける踏段移動方向の一方側の端部に設けられ前記ローラを支持するローラ支持部とを有し、
前記トラスに設けられ、前記ローラが走行するガイドレールに沿って設けられた給電装置と、
前記ローラ支持部における踏段幅方向の内側に設けられ、前記給電装置から非接触で電力が供給される受電装置と、
前記受電装置から供給された電力によって動作する動作装置と、
を備えた乗客コンベア。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記乗客を搬送する区間は、上階側端部及び下階側端部に設けられ、前記踏段が水平方向へ移動する水平部と、上階側端部及び下階側端部の前記水平部の間に設けられ、水平方向に対して傾斜する方向へ前記踏段が直線移動する中間傾斜部と、前記水平部と前記中間傾斜部との間に設けられ前記踏段が曲線状に移動する曲線部とを有し、
前記給電装置が前記曲線部に設けられ、
前記受電装置に設けられたコイルの軸方向が上下方向に対して傾斜するように前記受電装置が前記ローラ支持部に設けられた、請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記動作装置は、前記クリート体の踏段幅方向の両端部に設けられた照明装置である、請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項4】
複数の前記給電装置が、前記ガイドレールの延びる方向に間隔をあけて設けられた、請求項3に記載の乗客コンベア。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電線を使用せずに電力を踏段に送る非接触給電を利用した乗客コンベアが提案されている。例えば、トラスに設けられた給電装置から踏段に設けられた受電装置に非接触で電力を供給して、踏段に設けられた発光体を動作させる乗客コンベアが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-215383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乗客コンベアにおいて非接触給電を利用する場合、受電装置と給電装置との間に例えばスカートガードのような磁性材料が存在すると、給電効率が大幅に低下したり、磁性材料が発熱したりするという問題があった。そこで、本発明は上記の事情に鑑み、給電装置から非接触で電力が供給される受電装置を踏段に備えた乗客コンベアにおいて、給電効率の低下や発熱を抑えることができる乗客コンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る乗客コンベアは、建屋の上階と下階に跨がって設けられたトラスと、前記トラス内を無端状に連結されたチェーンにより循環移動する複数の踏段と、を有し、前記踏段が乗客を搬送する区間と乗客を搬送しない区間とを交互に通って前記トラスの上階側と下階側との間を循環移動する乗客コンベアにおいて、前記踏段は、乗客が乗るクリート体と、前記クリート体における踏段移動方向の一方側の端部から下方に延設されたライザ体と、前記クリート体及び前記ライザ体を支持する踏段フレームと、ローラと、前記踏段フレームにおける踏段移動方向の一方側の端部に設けられ前記ローラを支持するローラ支持部とを有し、前記トラスに設けられ、前記ローラが走行するガイドレールに沿って設けられた給電装置と、前記ローラ支持部における踏段幅方向の内側に設けられ、前記給電装置から非接触で電力が供給される受電装置と、前記受電装置から供給された電力によって動作する動作装置と、を備えたものである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施形態の乗客コンベアを概略的に示す側面図
踏段の斜視図
(a)は踏段の平面図、(b)は踏段の背面図
踏段の移動軌跡を示す図
図1のA-A線断面の要部拡大図
上階側水平部から中間傾斜部までの間を移動する踏段を示す図
下階側水平部から中間傾斜部までの間を移動する踏段を示す図
乗客コンベアの制御構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベア1について、図1~図8を参照して説明する。本実施形態では、乗客コンベア1として建屋の上階Fuと下階Fdとの間で乗客を搬送するエスカレータについて説明する。
【0008】
以下の説明において、トラス2の長手方向を前後方向、幅方向を左右方向ということがある。また、前後方向や左右方向は下階Fdから上階Fuを見たときの方向を示し、上階
側が前側、下階側が後側であるものとする。
【0009】
(1)乗客コンベア1
図1に示すように、乗客コンベア1の枠組みであるトラス2が、建屋の上階Fuと下階Fdに跨がって支持アングル3,4を用いて支持されている。トラス2内には、無端状の踏段チェーン11によって連結された複数の踏段30が設けられている。
【0010】
トラス2は、前後方向(踏段30の移動方向)に延びる主枠部材22が、上下及び左右に4本設けられている。これら4本の主枠部材22には、上側の主枠部材22と下側の主枠部材22とを連結する左右一対の縦枠部材23が設けられている。図1では主枠部材22の前端部と後端部における縦枠部材23のみを示し、他は省略しているが、縦枠部材23は乗客コンベアの前後方向に沿って所定間隔毎に設けられている。また、左右一対の縦枠部材23は、左右方向に沿って延びる横梁部材23aによって連結されている(図5参照)。さらに、トラス2の底面には、不図示の底枠部材が左右方向に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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