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公開番号2025016890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119681
出願日2023-07-24
発明の名称液体容器及び液体消費装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20250129BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体容器の傾きにかかわらず、液体の補充量を安定化すること。
【解決手段】本発明の一実施形態は、液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する液体消費装置に搭載され、前記液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体容器であって、液体が貯留される貯留室と、前記貯留室の上部に設けられ、液体が注入される注入口と、前記貯留室の内部に面して設けられ、前記注入口から注入された液体が気液交換によって流路を移動し排出される排出口と、を有し、前記液体消費装置の高さ方向と左右方向とに直交する方向を奥行き方向としたとき、前記排出口の中心の前記奥行き方向位置は、前記注入口の中心の前記奥行き方向位置より前記貯留室の中心側にある、ことを特徴とする液体容器である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する液体消費装置に搭載され、前記液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体容器であって、
液体が貯留される貯留室と、
前記貯留室の上部に設けられ、液体が注入される注入口と、
前記貯留室の内部に面して設けられ、前記注入口から注入された液体が気液交換によって流路を移動し排出される排出口と、
を有し、
前記液体消費装置の高さ方向と左右方向とに直交する方向を奥行き方向としたとき、前記排出口の中心の前記奥行き方向位置は、前記注入口の中心の前記奥行き方向位置より前記貯留室の中心側にある、
ことを特徴とする液体容器。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記液体消費装置に取り付けられたボトルから、液体が、前記注入口と、前記流路と、前記排出口と、を介して前記貯留室に供給される、
請求項1に記載の液体容器。
【請求項3】
前記排出口は、前記奥行き方向において、前記注入口と比べて前記液体消費装置の中央寄りに設けられる、
請求項2に記載の液体容器。
【請求項4】
前記排出口は、前記奥行き方向において、前記貯留室の略中央の位置に設けられる、
請求項3に記載の液体容器。
【請求項5】
前記注入口は、前記奥行き方向において、前記排出口と比べて前記液体消費装置の外側に設けられる、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の液体容器。
【請求項6】
前記流路は、連続的に鉛直下方成分を持って、前記注入口から前記排出口に向かうよう形成されている、
請求項2又は3に記載の液体容器。
【請求項7】
前記注入口は、第1注入口と、第2注入口とを含み、
前記流路は、第1流路と、第2流路とを含み、
前記排出口は、第1排出口と、第2排出口とを含み、
前記第1注入口から注入された液体は、前記第1流路を経由して、前記第1排出口から排出され、
前記第2注入口から注入された液体は、前記第2流路を経由して、前記第2排出口から排出される、
請求項6に記載の液体容器。
【請求項8】
大気連通口と、バッファ室とを更に有し、
前記大気連通口は、前記バッファ室を介して前記貯留室と連通する、
請求項7に記載の液体容器。
【請求項9】
前記第1流路と前記第2流路との何れか一方が閉塞された場合、閉塞していない他方を介して空気が前記ボトル内に流入する、
請求項8に記載の液体容器。
【請求項10】
前記貯留室は、底面部と、前記貯留室の内部の液体が流出する開口部と、を有し、
前記底面部は、少なくとも最低水平面を含んで構成され、
前記開口部は、前記貯留室の側壁に、前記最低水平面と繋がるように設けられる、
請求項1又は2に記載の液体容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インクタンク等の液体容器に関し、詳しくは、液体を補充するための注入口を備えた液体容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の液体容器として、特許文献1には、インクを充填するための注入口と、そこから鉛直下方へ直線状に伸びたインク流路と、インク流路の端に対応する開口と、収容部が設けられたインクタンクが記載されている。詳しくは、インク流路と開口とがそれぞれ2つ設けられており、これにより、気液交換機能によって、注入口から注入されたインクは、インク流路及び開口を通って、収容部に補充される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-104163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、インクの注入口がインクタンク前端部に配置され、また、2つの開口は注入口の鉛直下方に配置されていることから、気液交換機能がインクタンクの姿勢変化の影響を受け易いという問題がある。例えば、インク補充時にインクタンクを装着する装置全体が傾いたり、インクタンクの装着自体が僅かに傾いたりすることが原因で、インクタンクが傾く場合がある。この場合、2つの開口に対する収容部における液面位置が変化し、2つの開口を介した気液交換が停止して、それ以上インクの補充ができなくなるため、インクタンクの傾きに応じて、補充できるインク量がばらつくことになる。
【0005】
そこで本開示は、液体容器の傾きにかかわらず、液体の補充量を安定化することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態は、液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する液体消費装置に搭載され、前記液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体容器であって、液体が貯留される貯留室と、前記貯留室の上部に設けられ、液体が注入される注入口と、前記貯留室の内部に面して設けられ、前記注入口から注入された液体が気液交換によって流路を移動し排出される排出口と、を有し、前記液体消費装置の高さ方向と左右方向とに直交する方向を奥行き方向としたとき、前記排出口の中心の前記奥行き方向位置は、前記注入口の中心の前記奥行き方向位置より前記貯留室の中心側にある、ことを特徴とする液体容器である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、液体容器の傾きにかかわらず、液体の補充量を安定化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係るインクジェット記録装置の機構部を示す斜視図
(a)インクタンクの斜視図、(b)インクタンクの分解図
(a)タンクケースの正面図、(b)タンクケースの右側面図、(c)タンクケースの左側面図、(d)タンクケースの上面図
インクタンクが傾斜した(X軸を中心に回転した)際の貯留室内部の様子を表す図
従来技術に係るインクタンクの貯留室内部の様子を表す模式図
本開示の実施形態に係るインクタンクの貯留室内部の様子を表す模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を必要以上に限定する趣旨ではない。以下の実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが、本開示の課題解決に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられても良い。さらに、添付図面においては、同一又は同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する場合がある。
【0010】
本開示において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成することをいう。また、「記録」とは、情報を形成することのみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行うことも表わす。また、「記録」のことを「印字」、「印刷」という場合もある。
(【0011】以降は省略されています)

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