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公開番号
2025016848
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119595
出願日
2023-07-24
発明の名称
ガスケット
出願人
内山工業株式会社
代理人
協明国際弁理士法人
主分類
F16J
15/10 20060101AFI20250129BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本体部の傾きを抑制し得るガスケットを提供する。
【解決手段】ガスケット10は、第1部材1に設けられた取付溝3に挿入され、該取付溝の溝底4と、これに対向する第2部材8の対向面9と、によって圧縮されて前記第1部材及び前記第2部材間をシールする本体部11と、該本体部における前記溝底側の少なくとも溝幅方向一方側の第1側面16Aから溝幅方向に突出するように設けられ、前記本体部が前記取付溝に挿入された状態で、溝開口3a側に折り曲げられて前記第1側面と前記取付溝の溝壁5との接触を回避するようにこれらの間に介在されて該溝壁に当接する突出部18と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1部材に設けられた取付溝に挿入され、該取付溝の溝底と、これに対向する第2部材の対向面と、によって圧縮されて前記第1部材及び前記第2部材間をシールする本体部と、該本体部における前記溝底側の少なくとも溝幅方向一方側の第1側面から溝幅方向に突出するように設けられ、前記本体部が前記取付溝に挿入された状態で、溝開口側に折り曲げられて前記第1側面と前記取付溝の溝壁との接触を回避するようにこれらの間に介在されて該溝壁に当接する突出部と、を備えていることを特徴とするガスケット。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記取付溝への挿入前の自然状態における前記突出部の溝幅方向に沿う突出寸法は、前記取付溝の溝深さ寸法の1/2以上であることを特徴とするガスケット。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記突出部には、前記本体部が前記取付溝に挿入された状態で、溝幅方向に突出し前記溝壁に当接する当接部が設けられていることを特徴とするガスケット。
【請求項4】
請求項1又は請求項2において、
前記突出部には、前記本体部が前記取付溝に挿入された状態で、溝幅方向に突出し前記第1側面に当接する当接部が設けられていることを特徴とするガスケット。
【請求項5】
請求項1又は請求項2において、
前記本体部は、前記取付溝における直線状に形成された直線溝部に挿入される直線部を備えており、
前記突出部は、前記直線部における前記溝底側の溝幅方向両側の側面にそれぞれ設けられていることを特徴とするガスケット。
【請求項6】
請求項1又は請求項2において、
前記本体部は、前記取付溝における湾曲状に形成された湾曲溝部に挿入される湾曲部を備えており、
前記突出部は、前記湾曲部における溝幅方向一方側となる凸側の前記第1側面に設けられており、前記本体部が前記取付溝に挿入され圧縮された状態で、前記第1側面及び前記取付溝の溝壁に当接することを特徴とするガスケット。
【請求項7】
請求項6において、
前記突出部は、突出方向に長尺状とされ、前記溝壁に当接する側面が長手方向に直交する断面視において曲面状であることを特徴とするガスケット。
【請求項8】
請求項6において、
前記突出部は、前記第1側面に設けられた第1突出部と、前記湾曲部における溝幅方向他方側となる凹側の第2側面に設けられた第2突出部とを含み、
前記取付溝への挿入前の自然状態における前記第2突出部の溝幅方向に沿う突出寸法は、前記第1突出部の溝幅方向に沿う突出寸法よりも小さいことを特徴とするガスケット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスケットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、第1部材に設けられた取付溝に挿入され、第1部材及び第2部材間をシールするガスケットが知られている。
例えば、下記特許文献1には、ガスケット本体とガスケット本体の両側から斜め下向きに導出された両側の突部とが設けられ、ガスケット嵌合溝に押し込まれるガスケットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-156840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたガスケットでは、両側の突部がガスケット本体の溝深さ方向途中部分から突出するものであるため、ガスケット嵌合溝に挿入されたガスケット本体が圧縮された際にガスケット本体が傾き易くなる懸念がある。このようにガスケット本体が傾けば、溝底側の端部の側面等が溝壁に接触して張り付き、シール性能が低下する懸念がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本体部と溝壁との接触を抑制し得るガスケットを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のガスケットは、第1部材に設けられた取付溝に挿入され、該取付溝の溝底と、これに対向する第2部材の対向面と、によって圧縮されて前記第1部材及び前記第2部材間をシールする本体部と、該本体部における前記溝底側の少なくとも溝幅方向一方側の第1側面から溝幅方向に突出するように設けられ、前記本体部が前記取付溝に挿入された状態で、溝開口側に折り曲げられて前記第1側面と前記取付溝の溝壁との接触を回避するようにこれらの間に介在されて該溝壁に当接する突出部と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
上記ガスケットにおいて、前記取付溝への挿入前の自然状態における前記突出部の溝幅方向に沿う突出寸法は、前記取付溝の溝深さ寸法の1/2以上であってもよい。
また、上記ガスケットにおいて、前記突出部には、前記本体部が前記取付溝に挿入された状態で、溝幅方向に突出し前記溝壁に当接する当接部が設けられていてもよい。
また、上記ガスケットにおいて、前記突出部には、前記本体部が前記取付溝に挿入された状態で、溝幅方向に突出し前記第1側面に当接する当接部が設けられていてもよい。
また、上記ガスケットにおいて、前記本体部は、前記取付溝における直線状に形成された直線溝部に挿入される直線部を備えており、前記突出部は、前記直線部における前記溝底側の溝幅方向両側の側面にそれぞれ設けられていてもよい。
また、上記ガスケットにおいて、前記本体部は、前記取付溝における湾曲状に形成された湾曲溝部に挿入される湾曲部を備えており、前記突出部は、前記湾曲部における溝幅方向一方側となる凸側の前記第1側面に設けられており、前記本体部が前記取付溝に挿入され圧縮された状態で、前記第1側面及び前記取付溝の溝壁に当接してもよい。
また、上記ガスケットにおいて、前記突出部は、突出方向に長尺状とされ、前記溝壁に当接する側面が長手方向に直交する断面視において曲面状であってもよい。
また、上記ガスケットにおいて、前記突出部は、前記第1側面に設けられた第1突出部と、前記湾曲部における溝幅方向他方側となる凹側の第2側面に設けられた第2突出部とを含み、前記取付溝への挿入前の自然状態における前記第2突出部の溝幅方向に沿う突出寸法は、前記第1突出部の溝幅方向に沿う突出寸法よりも小さくてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明のガスケットは上述した構成とされるため、本体部と溝壁との接触を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)は第1実施形態に係るガスケットの模式的平面図、(b)は(a)のX-X線矢視断面図である。
(a)は同ガスケットが溝部に挿入された状態を示す模式的縦断面図、(b)は同ガスケットが圧縮された状態を示す模式的縦断面図である。
(a)(b)は、それぞれ第1実施形態のガスケットの突出部の各変形例を示す模式的縦断面図である。
(a)は第2実施形態に係るガスケットの一部を示した模式的平面図、(b)は(a)の模式的斜視図である。
(a)は同ガスケットが溝部に挿入された状態を示す模式的縦断面図、(b)は同ガスケットが圧縮された状態を示す模式的縦断面図である。
(a)は第2実施形態の変形例に係るガスケットの一部を示した模式的平面図、(b)は(a)のY-Y線矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、各実施形態に係るガスケットについて、図面を参照しながら説明する。なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
(【0011】以降は省略されています)
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