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公開番号2025016762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024195535,2023534885
出願日2024-11-08,2022-04-29
発明の名称持続的ライス適応による範囲拡張のための制約フラグの信号伝達の技術
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオデータ処理のための方法及び装置を提供する。
【解決手段】ビデオデータ処理のための装置は、処理回路を含む。処理回路は、ビットストリーム内の符号化ビデオデータの第1の適用範囲内のコーディング制御のための第1のシンタックスエレメントを決定する。第1のシンタックスエレメントは、残差コーディングにおける統計ベースのライスパラメータ導出のためのビデオ標準の範囲拡張で定義された持続的ライス適応のコーディングツールに関連する。第1のシンタックスエレメントが、第1の適用範囲内のコーディングツールの無効化を示す第1の値であることに応じて、処理回路は、コーディングツールを呼び出すことなく、符号化ビデオデータの1つ以上の第2の適用範囲を含む符号化ビデオデータの第1の適用範囲を復号する。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
デコーダが実行するビデオ復号の方法であって、
プロセッサによって、ビットストリーム内の符号化ビデオデータの第1の適用範囲内のコーディング制御のための第1のシンタックスエレメントを決定するステップであって、前記第1のシンタックスエレメントは、残差コーディングにおける統計ベースのライスパラメータ導出のためのビデオ標準の範囲拡張で定義された持続的ライス適応のコーディングツールに関連する、ステップと、
前記第1のシンタックスエレメントが、前記第1の適用範囲内の前記コーディングツールの無効化を示す第1の値であることに応じて、前記プロセッサによって、前記コーディングツールを呼び出すことなく、符号化ビデオデータの1つ以上の第2の適用範囲を含む符号化ビデオデータの前記第1の適用範囲を復号するステップと
を含む方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[参照による援用]
本出願は、2022年3月31日に出願された米国特許出願第17/710,786号「TECHNIQUES FOR CONSTRAINT FLAG SIGNALING FOR RANGE EXTENSION WITH PERSISTENT RICE ADAPTATION」の優先権を主張するものであり、当該出願は、2021年9月29日に出願された米国仮出願第63/250,172号「TECHNIQUES FOR CONSTRAINT FLAG SIGNALING FOR RANGE EXTENSION WITH PERSISTENT RICE ADAPTATION」の優先権を主張するものである。先の出願の開示の全内容を参照により援用する。
続きを表示(約 2,500 文字)【0002】
[技術分野]
本開示は、概してビデオ符号化(コーディング)に関連する実施形態を記載する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される背景説明は、本開示の文脈を概括的に提示するためのものである。本願で名前が挙がっている発明者の仕事であってその仕事がこの背景セクションに記載されている範囲におけるもの、また、他の意味で出願時に先行技術として適格でないことがあり得る本記述の諸側面は、明示的にも暗黙的にも本開示に対する先行技術として認められない。
【0004】
ビデオ符号化及び復号は、動き補償を伴うインターピクチャ予測を使用して実行できる。非圧縮デジタルビデオは、一連のピクチャを含むことができ、各ピクチャは、例えば1920×1080のルミナンスサンプル及び関連するクロミナンスサンプルの空間的寸法を有する。一連のピクチャは、固定又は可変のピクチャレート(非公式にはフレームレートとしても知られる)、例えば、毎秒60ピクチャ又は60Hzのピクチャレートを有することができる。非圧縮ビデオは、特定のビットレート要件を有する。例えば、サンプル当たり8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60Hzのフレームレートでの1920×1080のルミナンスサンプル解像度)は、1.5Gbit/sに近い帯域幅を必要とする。そのようなビデオの1時間は、600Gバイトを超える記憶スペースを必要とする。
【0005】
ビデオ符号化及び復号の1つの目的は、圧縮による入力ビデオ信号の冗長性の低減であり得る。圧縮は、前述の帯域幅及び/又は記憶スペースの要求を、場合によっては2桁以上も低減するのに役立つことがある。可逆圧縮及び不可逆圧縮の双方、並びにそれらの組み合わせを用いることができる。可逆圧縮とは、圧縮された元の信号から、元の信号の正確なコピーが再構成できる技術をいう。不可逆圧縮を使用する場合、再構成された信号は、元の信号と同一ではないことがあり得るが、元の信号と再構成された信号との間の歪みは、再構成された信号を意図された用途のために有用にするのに十分小さい。ビデオの場合、不可逆圧縮が広く用いられている。許容される歪みの量はアプリケーションに依存し、例えば、特定の消費者ストリーミングアプリケーションのユーザは、テレビ配信アプリケーションのユーザよりも高い歪みを許容することがある。達成可能な圧縮比は、より高い許容可能/認容可能な歪みはより高い圧縮比をもたらすことができる、ということを反映できる。
【0006】
ビデオエンコーダ及びデコーダは、例えば動き補償、変換、量子化、及びエントロピー符号化を含むいくつかの広範なカテゴリからの技術を利用することができる。
【0007】
ビデオコーデック技術は、イントラ符号化として知られる技術を含むことができる。イントラ符号化では、サンプル値は、以前に再構成された参照ピクチャからのサンプル又は他のデータを参照することなく表現される。いくつかのビデオコーデックでは、ピクチャは空間的にサンプルのブロックに分割される。サンプルの全てのブロックがイントラモードで符号化される場合、そのピクチャはイントラピクチャであり得る。イントラピクチャと、独立デコーダリフレッシュピクチャのようなその派生物は、デコーダ状態をリセットするために使用でき、よって、符号化ビデオビットストリーム及びビデオセッションにおける最初のピクチャとして、又は静止画像として使用できる。イントラブロックのサンプルを変換にかけることができ、変換係数は、エントロピー符号化の前に量子化されることができる。イントラ予測は、変換前領域におけるサンプル値を最小化する技術であり得る。場合によっては、変換後のDC値が小さく、AC係数が小さいほど、エントロピー符号化後のブロックを表すために所与の量子化ステップサイズで必要とされるビット数が少なくなる。
【0008】
例えばMPEG-2世代の符号化技術から知られているような伝統的なイントラ符号化は、イントラ予測を使用しない。しかしながら、いくつかのより新しいビデオ圧縮技術は、例えば、空間的に近傍であり、復号順で先行するデータのブロックの符号化/復号中に得られた周囲のサンプルデータ及び/又はメタデータから試みる技術を含む。そのような技術は、以下では「イントラ予測」技術と呼ばれる。少なくともいくつかの場合には、イントラ予測は再構成中の現在ピクチャからの参照データのみを使用し、参照ピクチャからの参照データは使用しないことに注意されたい。
【0009】
様々な形のイントラ予測があり得る。所与のビデオ符号化技術において、そのような技術の2つ以上が使用できる場合、使用される技術は、イントラ予測モードで符号化されることができる。特定の場合には、モードは、サブモード及び/又はパラメータを有することができ、それらは、個別に符号化されることができ、或いは、モードコードワードに含められることができる。所与のモード/サブモード/パラメータの組み合わせのためにどのコードワードを使用するかは、イントラ予測を通して符号化効率利得に影響を与える可能性があり、コードワードをビットストリームに変換するために使用されるエントロピー符号化技術も同様に影響を与える可能性がある。
【0010】
イントラ予測のあるモードがH.264で導入され、H.265で洗練され、共同探査モデル(JEM)、多用途ビデオ符号化(VVC)、及びベンチマークセット(BMS)のようなより新しい符号化技術においてさらに洗練された。予測子ブロックは、既に利用可能なサンプルに属する近傍サンプル値を使用して形成されることができる。近傍サンプルのサンプル値が、ある方向に従って予測子ブロックにコピーされる。使用される方向への参照は、ビットストリームにおいて符号化されることができ、或いは、それ自身予測されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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