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公開番号
2025016723
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024194103,2022520509
出願日
2024-11-06,2020-10-01
発明の名称
特定のサイドリンクフレーム構造を有するワイヤレス通信システム
出願人
コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ
,
Koninklijke Philips N.V.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
72/25 20230101AFI20250128BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数のユーザがサイドリンク通信を実施する無線通信システムについてサイドリンク通信用の改善されたフレーム構造を提供する。
【解決手段】1つ以上の基地局と、複数のユーザ機器とを備える無線通信システムにおいて、ユーザ機器によるサイドリンク通信は、制御領域及びデータ領域をそれぞれが有する1つ以上のサイドリンクフレームを備え、制御領域は第1制御領域および第2制御領域を備え、第1制御領域はパケットのサイドリンク送信に関する基本情報を含み、第2制御領域は、パケットの1つ以上のデータ送信リソース位置に関する情報を含む。パケット送信は単一のサイドリンクフレーム内の2つ以上のデータ送信リソース位置を使用し、パケットは1つ以上の後続サイドリンクフレームにわたるデータ送信リソース位置内で送信され、またはパケットの複数バージョンが1つ以上の後続サイドリンクフレームにわたるデータ送信リソース位置内で送信される。
【選択図】図5a
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤレス通信システムであって、
サイドリンク通信用に構成されている複数のユーザ機器UEを備え、
サイドリンク通信が、制御領域およびデータ領域をそれぞれが有する1つまたは複数のサイドリンクフレームを備え、
前記制御領域が、第1の制御領域および第2の制御領域を備え、前記第1の制御領域および前記第2の制御領域が周波数領域および時間領域で定義され、前記第1の制御領域が周波数および/または時間において前記第2の制御領域と異なり、前記第1の制御領域が、パケットのサイドリンク送信に関する基本情報を含み、前記第2の制御領域が、前記パケットの1つまたは複数のデータ送信リソースロケーションに関する情報を含み、
前記パケットの送信が、単一のサイドリンクフレーム内の2つ以上のデータ送信リソースロケーションを使用し、かつ/あるいは前記パケットが、1つもしくは複数の後続サイドリンクフレームにわたるデータ送信リソースロケーション内で送信されることになっており、または前記パケットの複数バージョンが、1つもしくは複数の後続サイドリンクフレームにわたるデータ送信リソースロケーション内で送信されることになっている、ワイヤレス通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、ワイヤレス通信ネットワークまたはシステムの分野に関し、より詳細には、そのような通信システムにおけるユーザデバイスのサイドリンク通信に関する。実施形態は、new radioサイドリンクフレーム構造NR SL FSに関する。さらなる実施形態では、通信システム、対応するUE、基地局、および方法について言及する。好ましい実施形態は、2ステージSCIを使用した、NR V2X対応のスロットアグリゲーションに関する。
続きを表示(約 5,300 文字)
【背景技術】
【0002】
図1は、地上ワイヤレスネットワーク100の一例の概略図であり、この地上ワイヤレスネットワーク100は、図1(a)に示すように、コアネットワーク102および1つまたは複数の無線アクセスネットワークRAN
1
、RAN
2
、…RAN
N
を含む。図1(b)は、無線アクセスネットワークRAN
n
の一例の概略図であり、この無線アクセスネットワークRAN
n
は、それぞれに対応するセル106
1
から106
5
によって概略的に表された、基地局を取り囲む特定のエリアをそれぞれがサービスする、1つまたは複数の基地局gNB
1
からgNB
5
を含むことができる。基地局は、セル内のユーザにサービスするために設けられる。基地局BSという用語は、5GネットワークにおけるgNB、UMTS/LTE/LTE-A/LTE-A ProにおけるeNB、または単に、他の移動通信標準におけるBSを指す。ユーザは、固定式デバイスまたは移動式デバイスとすることができる。ワイヤレス通信システムは、基地局またはユーザに接続する、移動式または固定式のIoTデバイスによってアクセスされることも可能である。移動式デバイスまたはIoTデバイスとしては、物理デバイス、ロボットや車などの地上ビークル、有人航空ビークルや無人航空ビークル(UAV)(後者はドローンとも呼ばれる)などの航空ビークル、建造物、ならびに電子回路、ソフトウェア、センサ、アクチュエータなどと、これらのデバイスが既存のネットワークインフラストラクチャにわたってデータを収集し交換することを可能にするネットワーク接続性とが中に埋め込まれた、他のアイテムまたはデバイスがあり得る。図1(b)は、単に5つのセルの例示的な図を示すが、RAN
n
はより多くのまたはより少ないそのようなセルを含んでよく、RAN
n
はただ1つの基地局を含んでもよい。図1(b)は、セル106
2
内にあり、基地局gNB
2
によってサービスされる、ユーザ機器UEとも呼ばれる2つのユーザUE
1
およびUE
2
を示す。別のユーザUE
3
が、基地局gNB
4
によってサービスされるセル106
4
内に示されている。矢印108
1
、108
2
、および108
3
は、ユーザUE
1
、UE
2
、およびUE
3
から基地局gNB
2
、gNB
4
にデータを送信するか、または基地局gNB
2
、gNB
4
からユーザUE
1
、UE
2
、UE
3
にデータを送信するための、上りリンク/下りリンク接続を概略的に表す。さらに、図1(b)は、セル106
4
内の2つのIoTデバイス110
1
、および110
2
を示し、それらは固定式デバイスまたは移動式デバイスとすることができる。IoTデバイス110
1
は、矢印112
1
によって概略的に表されるように、データを受信および送信するために基地局gNB
4
を介してワイヤレス通信システムにアクセスする。IoTデバイス110
2
は、矢印112
2
によって概略的に表されるように、ユーザUE
3
を介してワイヤレス通信システムにアクセスする。それぞれの基地局gNB
1
からgNB
5
はコアネットワーク102に、例えばS1インターフェース経由で、図1(b)に「コア」を指し示す矢印によって概略的に表されるそれぞれに対応するバックホールリンク114
1
から114
5
を介して接続されることが可能である。コアネットワーク102は、1つまたは複数の外部ネットワークに接続されることが可能である。さらに、それぞれの基地局gNB
1
からgNB
5
の一部または全部は、例えばS1もしくはX2インターフェース、またはNRにおけるXNインターフェース経由で、図1(b)に「gNB」を指し示す矢印によって概略的に表されるそれぞれに対応するバックホールリンク116
1
から116
5
を介して相互に接続されることが可能である。
【0003】
データ送信には、物理リソースグリッドを使用することができる。物理リソースグリッドは、さまざまな物理チャネルおよび物理信号がそれに対してマッピングされる、リソース要素のセットを備えることができる。例えば、物理チャネルは、下りリンクペイロードデータ、上りリンクペイロードデータ、およびサイドリンクペイロードデータとも呼ばれるユーザ固有のデータを搬送する、物理下りリンク共有チャネル、物理上りリンク共有チャネル、および物理サイドリンク共有チャネル(PDSCH、PUSCH、PSSCH)、例えばマスタ情報ブロック(MIB)およびシステム情報ブロック(SIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、例えば下りリンク制御情報(DCI)、上りリンク制御情報(UCI)、およびサイドリンク制御情報(SCI)を搬送する、物理下りリンク制御チャネル、物理上りリンク制御チャネル、および物理サイドリンク制御チャネル(PDCCH、PUCCH、PSCCH)を含むことができる。上りリンクでは、物理チャネルはさらに、UEが同期して、MIBおよびSIBを取得した後で、UEによってネットワークにアクセスするために使用される、物理ランダムアクセスチャネル(PRACHまたはRACH)を含むことができる。物理信号は、参照信号または参照シンボル(RS)、同期信号などを含むことができる。リソースグリッドは、時間領域における一定の期間を有し、また周波数領域における所与の帯域幅を有する、フレームまたは無線フレームを備えることができる。フレームは、事前定義された長さをもつ一定数のサブフレームを有することができる。各サブフレームは、サイクリックプレフィックス(CP)長に応じて12または14個のOFDMシンボルから構成される、1つまたは複数のスロットを含むことができる。フレームは、例えば短縮送信時間間隔(sTTI)、またはほんのいくつかのOFDMシンボルを備えるミニスロット/非スロットベースのフレーム構造を利用するときは、より少数のOFDMシンボルから成ることもできる。
【0004】
ワイヤレス通信システムは、直交周波数分割多重(OFDM)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、またはCPありもしくはCPなしの他の任意のIFFTベースの信号、例えばDFT-s-OFDMのような、周波数分割多重を使用する任意のシングルトーンシステムまたはマルチキャリアシステムとすることができる。例えばフィルタバンクマルチキャリア(FBMC)、一般化周波数分割多重(generalized frequency division multiplexing)(GFDM)、またはユニバーサルフィルタマルチキャリア(universal filtered multi carrier)(UFMC)といった、多元接続のための非直交波形のような他の波形が使用されてもよい。ワイヤレス通信システムは、例えばLTE-Advanced pro標準、または5G標準もしくはNR、すなわちNew Radio標準に従って動作することができる。
【0005】
図1に描かれたワイヤレスネットワークまたはワイヤレス通信システムは、別個の重なり合うネットワーク、例えば基地局gNB
1
からgNB
5
のようなマクロ基地局を各マクロセルが含むマクロセルのネットワーク、およびフェムト基地局やピコ基地局のようなスモールセル基地局(図1に図示せず)のネットワークを有する、ヘテロジニアスネットワークとすることができる。
【0006】
上述した地上ワイヤレスネットワークに加えて、衛星のようなスペースボーントランシーバ(spaceborne transceiver)および/または無人航空機システムのようなエアボーントランシーバ(airborne transceiver)を含む、非地上ワイヤレス通信ネットワークも存在する。非地上のワイヤレス通信ネットワークまたはワイヤレス通信システムは、図1を参照して上述した地上システムと同様に、例えばLTE-Advanced Pro標準、または5G標準もしくはNR、すなわちnew radio標準に従って動作することができる。
【0007】
移動通信ネットワークでは、例えば、LTEネットワークまたは5G/NRネットワークのような、図1を参照して上述したもののようなネットワークでは、例えばPC5インターフェースを使用して1つまたは複数のサイドリンク(SL)チャネル経由で相互に直接通信するUEがある場合がある。サイドリンク経由で相互に直接通信するUEとしては、他のビークルと直接通信するビークル(V2V通信)、ワイヤレス通信ネットワークの他のエンティティ、例えば交通信号灯、交通標識、または歩行者のような路側エンティティと通信するビークル(V2X通信)があり得る。他のUEは、ビークル関連のUEではない場合があり、上述したデバイスのいずれかを備える場合がある。そのようなデバイスもまた、SLチャネルを使用して相互に直接通信(D2D通信)することができる。
【0008】
サイドリンク経由で相互に直接通信する2つのUEについて考慮するとき、両UEが同一基地局によってサービスされる場合があり、それによって、その基地局がそれらのUEにサイドリンクのリソースアロケーションコンフィギュレーションまたはアシスタンスを提供する場合がある。例えば、両UEが、図1に描かれた基地局のうちの1つのような基地局のカバレッジエリア内にある場合がある。これは、「カバレッジ内(in-coverage)」シナリオと呼ばれる。別のシナリオは、「カバレッジ外(out-of-coverage)」シナリオと呼ばれる。「カバレッジ外」とは、図1に描かれたセルのうちの1つの中に2つのUEがないことを意味するのではなく、これらのUEが、
- 基地局に接続されない場合があること、例えばそれらがRRC接続状態になく、それによって、UEが基地局からどんなサイドリンクのリソースアロケーションコンフィギュレーションもしくはアシスタンスも受信しないこと、および/または
- 基地局に接続される場合があるが、1つもしくは複数の理由で、基地局がUEにサイドリンクのリソースアロケーションコンフィギュレーションもしくはアシスタンスを提供しない場合があること、および/または
- NR V2Xサービスをサポートすることのできない基地局、例えばGSM基地局、UMTS基地局、LTE基地局、およびV2XサービスをサポートしないNR基地局に接続される場合があること
を意味することに留意されよう。
【0009】
さらに別のシナリオは、「部分カバレッジ(partial coverage)」シナリオと呼ばれ、このシナリオによれば、サイドリンク経由で相互に通信する2つのUEのうちの一方が基地局によってサービスされるが、他方のUEは基地局によってサービスされない。
【0010】
サイドリンク、例えばPC5経由で相互に直接通信する2つのUEについて考慮するとき、UEのうちの一方がBSとも接続されることが可能であり、BSからの情報を、サイドリンクインターフェースを介して他方のUEに中継することが可能である。中継は、同一周波数帯域において実施されてもよく(帯域内中継(in-band-relay))、別の周波数帯域を使用して実施されてもよい(帯域外中継(out-of-band relay))。第1のケースでは、Uu上およびサイドリンク上での通信が、時分割二重(TDD)システムと同様に、異なるタイムスロットを使用して分離されることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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