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公開番号2025016668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024192616,2024023665
出願日2024-11-01,2018-04-04
発明の名称符号化装置、復号装置及びビットストリーム生成装置
出願人パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ,Panasonic Intellectual Property Corporation of America
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 19/119 20140101AFI20250128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ブロック境界を挟み非対象な特性を有するフィルタが適用される符号化装置を提供する。
【解決手段】装置は、複数の第1の輝度フィルタ係数を乗算値として第1ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の輝度フィルタ係数を乗算値として第2ブロックのための乗算を行うことにより、第1ブロックと第2ブロックとの第1境界にフィルタ処理を行い(S112)、複数の第1の色差フィルタ係数を乗算値として第3ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の色差フィルタ係数を乗算値として第4ブロックのための乗算を行うことにより、第3ブロックと第4ブロックとの第2境界にフィルタ処理を行い、複数の第1の輝度フィルタ係数及び複数の第2の輝度フィルタ係数を、第1境界に関して非対称に選択し(S111)、複数の第1の色差フィルタ係数及び複数の第2の色差フィルタ係数を、第2境界に関して対称に選択する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
処理回路と、
前記処理回路に接続されたメモリとを備え、
前記処理回路は、前記メモリを用いて、
複数の第1の輝度フィルタ係数を乗算値として第1ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の輝度フィルタ係数を乗算値として第2ブロックのための乗算を行うことにより、前記第1ブロック内及び前記第2ブロック内の複数の輝度画素の値を変更することで、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの第1境界にフィルタ処理を行い、
複数の第1の色差フィルタ係数を乗算値として第3ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の色差フィルタ係数を乗算値として第4ブロックのための乗算を行うことにより、前記第3ブロック内及び前記第4ブロック内の複数の色差画素の値を変更することで、前記第3ブロックと前記第4ブロックとの第2境界にフィルタ処理を行い、
前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1境界に関して非対称に選択され、
前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1ブロックの予測モード、及び、前記第2ブロックの予測モード、及び、量子化パラメータに基づいて選択され、
前記複数の第1の色差フィルタ係数、及び、前記複数の第2の色差フィルタ係数は、前記第2境界に関して対称に選択される、
符号化装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
処理回路と、
前記処理回路に接続されたメモリとを備え、
前記処理回路は、前記メモリを用いて、
複数の第1の輝度フィルタ係数を乗算値として第1ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の輝度フィルタ係数を乗算値として第2ブロックのための乗算を行うことにより、前記第1ブロック内及び前記第2ブロック内の複数の輝度画素の値を変更することで、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの第1境界にフィルタ処理を行い、
複数の第1の色差フィルタ係数を乗算値として第3ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の色差フィルタ係数を乗算値として第4ブロックのための乗算を行うことにより、前記第3ブロック内及び前記第4ブロック内の複数の色差画素の値を変更することで、前記第3ブロックと前記第4ブロックとの第2境界にフィルタ処理を行い、
前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1境界に関して非対称に選択され、
前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1ブロックの予測モード、及び、前記第2ブロックの予測モード、及び、量子化パラメータに基づいて選択され、
前記複数の第1の色差フィルタ係数、及び、前記複数の第2の色差フィルタ係数は、前記第2境界に関して対称に選択される、
復号装置。
【請求項3】
処理回路と、
前記処理回路に接続されたメモリとを備え、
前記処理回路は、前記メモリを用いて、
デブロッキングフィルタ処理を復号装置に実行させるためのパラメータを生成し、
前記パラメータをビットストリームに含め、
前記デブロッキングフィルタ処理は、
複数の第1の輝度フィルタ係数を乗算値として第1ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の輝度フィルタ係数を乗算値として第2ブロックのための乗算を行うことにより、前記第1ブロック内及び前記第2ブロック内の複数の輝度画素の値を変更することで、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの第1境界にフィルタ処理を行い、
複数の第1の色差フィルタ係数を乗算値として第3ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の色差フィルタ係数を乗算値として第4ブロックのための乗算を行うことにより、前記第3ブロック内及び前記第4ブロック内の複数の色差画素の値を変更することで、前記第3ブロックと前記第4ブロックとの第2境界にフィルタ処理を行い、
前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1境界に関して非対称に選択され、
前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1ブロックの予測モード、及び、前記第2ブロックの予測モード、及び、量子化パラメータに基づいて選択され、
前記複数の第1の色差フィルタ係数、及び、前記複数の第2の色差フィルタ係数は、前記第2境界に関して対称に選択される、
ビットストリーム生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、符号化装置、復号装置、符号化方法及び復号方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
HEVC(High-Efficiency Video Coding)と称される映像符号化標準規格が、JCT-VC(Joint Collaborative Team on Video Coding)により標準化されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
H.265(ISO/IEC 23008-2 HEVC(High Efficiency Video Coding))
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような符号化及び復号技術では、さらなる改善が求められている。
【0005】
そこで、本開示は、さらなる改善を実現できる符号化装置、復号装置、符号化方法又は復号方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る符号化装置は、処理回路と、前記処理回路に接続されたメモリとを備え、前記処理回路は、前記メモリを用いて、複数の第1の輝度フィルタ係数を乗算値として第1ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の輝度フィルタ係数を乗算値として第2ブロックのための乗算を行うことにより、前記第1ブロック内及び前記第2ブロック内の複数の輝度画素の値を変更することで、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの第1境界にフィルタ処理を行い、複数の第1の色差フィルタ係数を乗算値として第3ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の色差フィルタ係数を乗算値として第4ブロックのための乗算を行うことにより、前記第3ブロック内及び前記第4ブロック内の複数の色差画素の値を変更することで、前記第3ブロックと前記第4ブロックとの第2境界にフィルタ処理を行い、前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1境界に関して非対称に選択され、前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1ブロックの予測モード、及び、前記第2ブロックの予測モード、及び、量子化パラメータに基づいて選択され、前記複数の第1の色差フィルタ係数、及び、前記複数の第2の色差フィルタ係数は、前記第2境界に関して対称に選択される。
【0007】
本開示の一態様に係る復号装置は、処理回路と、前記処理回路に接続されたメモリとを備え、前記処理回路は、前記メモリを用いて、複数の第1の輝度フィルタ係数を乗算値として第1ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の輝度フィルタ係数を乗算値として第2ブロックのための乗算を行うことにより、前記第1ブロック内及び前記第2ブロック内の複数の輝度画素の値を変更することで、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの第1境界にフィルタ処理を行い、複数の第1の色差フィルタ係数を乗算値として第3ブロックのための乗算を行い、かつ、複数の第2の色差フィルタ係数を乗算値として第4ブロックのための乗算を行うことにより、前記第3ブロック内及び前記第4ブロック内の複数の色差画素の値を変更することで、前記第3ブロックと前記第4ブロックとの第2境界にフィルタ処理を行い、前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1境界に関して非対称に選択され、前記複数の第1の輝度フィルタ係数、及び、前記複数の第2の輝度フィルタ係数は、前記第1ブロックの予測モード、及び、前記第2ブロックの予測モード、及び、量子化パラメータに基づいて選択され、前記複数の第1の色差フィルタ係数、及び、前記複数の第2の色差フィルタ係数は、前記第2境界に関して対称に選択される。
【0008】
なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本開示は、さらなる改善を実現できる符号化装置、復号装置、符号化方法又は復号方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態1に係る符号化装置の機能構成を示すブロック図である。
図2は、実施の形態1におけるブロック分割の一例を示す図である。
図3は、各変換タイプに対応する変換基底関数を示す表である。
図4Aは、ALFで用いられるフィルタの形状の一例を示す図である。
図4Bは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図4Cは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図5Aは、イントラ予測における67個のイントラ予測モードを示す図である。
図5Bは、OBMC処理による予測画像補正処理の概要を説明するためのフローチャートである。
図5Cは、OBMC処理による予測画像補正処理の概要を説明するための概念図である。
図5Dは、FRUCの一例を示す図である。
図6は、動き軌道に沿う2つのブロック間でのパターンマッチング(バイラテラルマッチング)を説明するための図である。
図7は、カレントピクチャ内のテンプレートと参照ピクチャ内のブロックとの間でのパターンマッチング(テンプレートマッチング)を説明するための図である。
図8は、等速直線運動を仮定したモデルを説明するための図である。
図9Aは、複数の隣接ブロックの動きベクトルに基づくサブブロック単位の動きベクトルの導出を説明するための図である。
図9Bは、マージモードによる動きベクトル導出処理の概要を説明するための図である。
図9Cは、DMVR処理の概要を説明するための概念図である。
図9Dは、LIC処理による輝度補正処理を用いた予測画像生成方法の概要を説明するための図である。
図10は、実施の形態1に係る復号装置の機能構成を示すブロック図である。
図11は、実施の形態1に係るデブロッキングフィルタ処理のフローチャートである。
図12は、実施の形態1に係るブロック境界における画素配置例を示す図である。
図13は、実施の形態1に係るデブロッキングフィルタ処理のフローチャートである。
図14は、実施の形態2に係るデブロッキングフィルタ処理のフローチャートである。
図15は、実施の形態2に係るブロック内の画素位置と誤差との関係を示す図である。
図16は、実施の形態3に係るデブロッキングフィルタ処理のフローチャートである。
図17は、実施の形態3に係るDCT-IIの変換基底を示す図である。
図18は、実施の形態3に係るDST-VIIの変換基底を示す図である。
図19は、実施の形態4に係るデブロッキングフィルタ処理のフローチャートである。
図20は、実施の形態5に係るデブロッキングフィルタ処理のフローチャートである。
図21は、実施の形態5に係るイントラ予測方向とブロック境界の方向とに基づく重みの一例を示す図である。
図22は、実施の形態6に係るデブロッキングフィルタ処理のフローチャートである。
図23は、実施の形態6に係る量子化パラメータに基づく重みの一例を示す図である。
図24は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムの全体構成図である。
図25は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図26は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図27は、webページの表示画面例を示す図である。
図28は、webページの表示画面例を示す図である。
図29は、スマートフォンの一例を示す図である。
図30は、スマートフォンの構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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