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公開番号
2025016570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-04
出願番号
2024187595,2021549192
出願日
2024-10-24,2020-02-20
発明の名称
修飾された単糖化合物を使用して多細胞生物からの真核細胞を標識し、並びにがんを治療及び/又は診断する方法
出願人
ダイアミデックス
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12Q
1/04 20060101AFI20250128BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】特に多細胞生物からの真核細胞を標識及び検出するための新たな候補を見出し開発すること、がん細胞の同定又は単離する方法を提供すること、並びに特にがん分野における診断又は細胞療法の方法を提供することが、常に必要とされている。
【解決手段】本発明は、多細胞生物からの真核細胞を標識及び/又は検出する方法において実施される修飾された単糖化合物に関する。本発明はまた、がん細胞を同定若しくは単離する方法、がんを診断する方法、又は細胞療法のための方法において実施されるそのような修飾された単糖化合物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
多細胞生物からの真核細胞を標識又は検出又は標的化するインビトロでの方法であって、
a)真核細胞を含む試料を、少なくとも1つの修飾された単糖化合物又はその前駆体と接触させる工程、
b)工程(a)の試料を、場合によって銅の存在下で、第1の反応性基を有する化合物と接触させる工程、及び
c)場合によって、真核細胞を検出するために、工程(a)の単糖に結合した工程(b)の化合物を検出する工程
を含み、前記少なくとも1つの修飾された単糖化合物が、次式(I):
JPEG
2025016570000017.jpg
22
170
(式中、Xは第2の反応性基である)を有し、第1の反応性基と第2の反応性基がクリックケミストリー反応において互いに反応することができる、方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬分野、特に腫瘍学に関する。本発明は、多細胞生物からの真核細胞を標識及び/又は検出及び/又は標的化する方法において実施される修飾された単糖化合物に関する。本発明はまた、がん細胞の同定若しくは単離、がんの診断、又は細胞療法のための方法において実施されるそのような修飾された単糖化合物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
炭水化物は、シグナル伝達分子として、また細胞認識事象のために重要である。実際に、炭水化物は、炭水化物認識タンパク質(CRP)との多価の相互作用を生じることが可能であり、生物のプローブとして使用することができる。よって、炭水化物は、疾患の診断及び治療法において数多くの機会を提供するものである。従って、炭水化物をベースとした生理活性化合物及びセンサーの開発は、活発な研究領域となっている。機能的炭水化物誘導体を調製するのに効果的でモジュール式の合成手法は、クリックケミストリーである。治療法及び診断のための、CuAAC(Cu触媒によるアジド-アルキン1,3-双極環化付加)クリックケミストリーによって調製された幾つかの炭水化物誘導体が、Heらによる総説(Carbohydrate Research 429(2016) 1~22頁)で報告されている。歪み促進型アジド-アルキン環化付加反応を使用する銅フリーのクリックケミストリーも、がん細胞に関して記載されている。クリック結合可能な基を呈する特定の糖(例えば、トリアセチルN-アジドアセチルマンノサミン(Ac
3
ManNAz)アナログ)は、酵素により切断可能な糖アナログを特異的に過剰発現するため、がん細胞によって代謝される。前記糖は、このように代謝され、特異的にがん細胞膜に組み込まれる。
【0003】
たとえ様々な炭水化物/単糖クリックケミストリーが治療法及び診断のために記述されていたとしても、これらのクリックケミストリー法及びそこで使用される化合物は、細胞傷害性であり、且つ/又は、がん細胞に対する選択性など、特定の細胞に対する選択性がないように思われる。これらの化合物が細胞傷害性であることは、その有効性を低める、非毒性の低濃度を使用することを意味する。
【0004】
WO2013/1077559は、特異的に生きている微生物を標識する方法において、特定の化合物、8-アジド-3,8-ジデオキシ-D-マンノ-オクツロソン酸(本明細書では「KDO-N
3
」とも呼ぶ)などの修飾された単糖化合物を記載している。標識された生きている微生物は、単細胞原核微生物(細菌)に限られていた。
【0005】
WO2016/177712もまた、生きている微生物を特異的に標識する方法において、特定の化合物、5-アジド-5-デオキシ-D-アラビノフラノース(本明細書では「Ara-N
3
」とも呼ぶ)などの修飾された単糖化合物を記載している。標識された生きている微生物は、単細胞原核微生物(細菌)及び単細胞真核微生物(酵母、真菌、及びアメーバ)に限られていた。
【0006】
しかしながら、これまでのところ、前記単糖化合物が前記微生物の細胞膜によってどこでどのように同化されるかは説明できていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
WO2013/1077559
WO2016/177712
【非特許文献】
【0008】
Carbohydrate Research 429(2016) 1~22頁
2006年、Annals of Oncology、17、735~749頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特に多細胞生物からの真核細胞を標識及び検出するための新たな候補を見出し開発すること、がん細胞の同定又は単離する方法を提供すること、並びに特にがん分野における診断又は細胞療法の方法を提供することが、常に必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、式(I)の単糖化合物又はそれらの前駆体:
(【0011】以降は省略されています)
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