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公開番号2025016544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024185966,2021570780
出願日2024-10-22,2020-05-29
発明の名称ルマ及びクロマ信号を処理するための方法及びシステム
出願人アリババ グループ ホウルディング リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/186 20140101AFI20250128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】映像コンテンツを処理するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】本開示の方法は、ピクチャ内の第1のブロック及び第2のブロックを表すデータを受信することであって、データは、第1のブロックに関連する複数のクロマサンプル及び第2のブロックに関連する複数のルマサンプルを含む、受信すること、第2のブロックに関連する複数のルマサンプルの平均値を決定すること、平均値に基づいて、第1のブロックのためのクロマスケール因子を決定すること、及びクロマスケール因子を使用して、第1のブロックに関連する複数のクロマサンプルを処理することを含み得る。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
映像コンテンツを処理するためのコンピュータによって実施される方法であって、
ピクチャ内の第1のブロック及び第2のブロックを表すデータを受信することであって、前記データは、前記第1のブロックに関連する複数のクロマサンプル及び前記第2のブロックに関連する複数のルマサンプルを含む、受信すること、
前記第2のブロックに関連する前記複数のルマサンプルの平均値を決定すること、
前記平均値に基づいて、前記第1のブロックのためのクロマスケール因子を決定すること、及び
前記クロマスケール因子を使用して、前記第1のブロックに関連する前記複数のクロマサンプルを処理すること
を含む、コンピュータによって実施される方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2のブロックに関連する前記複数のルマサンプルは、前記第2のブロックの左側の境界上又は前記第2のブロックの上部の境界上の複数の再構築されたルマサンプルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のブロックに関連する前記複数のルマサンプルのうち、第1のルマサンプルが前記ピクチャの境界の外にあるかどうかを判定すること、及び
前記第1のルマサンプルが前記ピクチャの前記境界の外にあるという判定に応答して、前記第1のルマサンプルの値を、前記ピクチャの前記境界内にある前記複数のルマサンプルのうちの第2のルマサンプルの値に設定すること
を更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のブロックに関連する前記複数のルマサンプルのうち、第1のルマサンプルが前記ピクチャの境界の外にあるかどうかを判定すること、及び
前記第1のルマサンプルが前記ピクチャの前記境界の外にあるという判定に応答して、前記第1のルマサンプルの値を、前記ピクチャの前記境界上にある前記複数のルマサンプルのうちの第2のルマサンプルの値に設定すること
を更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ピクチャの前記境界は、前記ピクチャの右側の境界及び前記ピクチャの下部の境界のうちの1つである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のブロックは、コード化ツリーブロック、変換単位、又は仮想パイプラインデータ単位であり、前記仮想パイプラインデータ単位のサイズは、前記ピクチャのコード化ツリー単位のサイズ以下である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記仮想パイプラインデータ単位は、前記ピクチャ内の非重複単位である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のブロックに関連する前記複数のクロマサンプルは、前記第1のブロック内の複数のクロマ残差サンプルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のブロックは、標的クロマブロックであり、前記第2のブロックは、前記標的クロマブロックに対応するルマブロックである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
映像コンテンツを処理するためのシステムであって、
一組の命令を記憶するためのメモリと、
少なくとも1つのプロセッサとを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記システムに、
ピクチャ内の第1のブロック及び第2のブロックを表すデータを受信することであって、前記データは、前記第1のブロックに関連する複数のクロマサンプル及び前記第2のブロックに関連する複数のルマサンプルを含む、受信すること、
前記第2のブロックに関連する前記複数のルマサンプルの平均値を決定すること、
前記平均値に基づいて、前記第1のブロックのためのクロマスケール因子を決定すること、及び
前記クロマスケール因子を使用して、前記第1のブロックに関連する前記複数のクロマサンプルを処理すること
を行わせるように、前記一組の命令を実行するように構成される、
システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[001] 本開示は、参照によりその全体が本明細書に援用される、2019年6月24日に出願された米国仮特許出願第62/865,815号に対する優先権の利益を主張する。
続きを表示(約 3,500 文字)【0002】
技術分野
[002] 本開示は、概して、映像処理に関し、より詳細には、クロマスケーリングによるルママッピングを行うための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
[003] 映像は、視覚情報を捕捉する静的ピクチャ(又は「フレーム」)の組である。記憶メモリ及び伝送帯域幅を減らすために、映像は、記憶又は伝送前に圧縮し、表示前に解凍することができる。圧縮プロセスは、通常、符号化と呼ばれ、解凍プロセスは、通常、復号と呼ばれる。最も一般的には、予測、変換、量子化、エントロピーコード化及びインループフィルタリングに基づく規格化された映像コード化技術を使用する様々な映像コード化形式がある。特定の映像コード化形式を指定するHigh Efficiency Video Coding(HEVC/H.265)規格及びVersatile Video Coding(VVC/H.266)規格、AVS規格等の映像コード化規格が規格化組織によって策定されている。一層進化した映像コード化技術が映像規格に採用されるにつれて、新たな映像コード化規格のコード化効率が一層高くなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
開示の概要
[004] 本開示の実施形態は、クロマスケーリング及びクロスコンポーネント線形モデルを伴うインループルママッピングを行うための方法及びシステムを提供する。
【0005】
[005] ある例示的実施形態では、この方法は、ピクチャ内の第1のブロック及び第2のブロックを表すデータを受信することであって、データは、第1のブロックに関連する複数のクロマサンプル及び第2のブロックに関連する複数のルマサンプルを含む、受信すること、第2のブロックに関連する複数のルマサンプルの平均値を決定すること、平均値に基づいて、第1のブロックのためのクロマスケール因子を決定すること、及びクロマスケール因子を使用して、第1のブロックに関連する複数のクロマサンプルを処理することを含む。
【0006】
[006] 一部の実施形態では、このシステムは、一組の命令を記憶するためのメモリと、少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、システムに、ピクチャ内の第1のブロック及び第2のブロックを表すデータを受信することであって、データは、第1のブロックに関連する複数のクロマサンプル及び第2のブロックに関連する複数のルマサンプルを含む、受信すること、第2のブロックに関連する複数のルマサンプルの平均値を決定すること、平均値に基づいて、第1のブロックのためのクロマスケール因子を決定すること、及びクロマスケール因子を使用して、第1のブロックに関連する複数のクロマサンプルを処理することを行わせるように、一組の命令を実行するように構成される。
【0007】
図面の簡単な説明
[007] 本開示の実施形態及び様々な態様を以下の詳細な説明及び添付図面に示す。図中に示す様々な特徴は、縮尺通りに描かれていない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
[008]本開示の一部の実施形態による映像シーケンスの一例の構造を示す。
[009]本開示の一部の実施形態による符号化プロセスの一例の概略図を示す。
[010]本開示の一部の実施形態による符号化プロセスの別の例の概略図を示す。
[011]本開示の一部の実施形態による復号プロセスの一例の概略図を示す。
[012]本開示の一部の実施形態による復号プロセスの別の例の概略図を示す。
[013]本開示の一部の実施形態による、映像を符号化又は復号するための機器の一例のブロック図を示す。
[014]本開示の一部の実施形態による、例示的なクロマスケーリングによるルママッピング(LMCS)プロセスの概略図を示す。
[015]本開示の一部の実施形態による、LMCSのためのタイルグループレベルの構文表である。
[016]本開示の一部の実施形態による、LMCSのための別のタイルグループレベルの構文表である。
[017]本開示の一部の実施形態による、LMCSのためのスライスレベルの構文表である。
[018]本開示の一部の実施形態による、LMCS区分線形モデルのための構文表である。
[019]本開示の一部の実施形態による、α及びβを導出するために使用するサンプルの位置の一例を示す。
[020]本開示の一部の実施形態による、CCLMが有効化される場合にルマモードからクロマ予測モードを導出するための表である。
[021]本開示の一部の実施形態による、例示的なコード化ツリー単位の構文構造である。
[022]本開示の一部の実施形態による、例示的なデュアルツリー分割の構文構造である。
[023]本開示の一部の実施形態による、例示的なコード化ツリー単位の構文構造である。
[024]本開示の一部の実施形態による、例示的なデュアルツリー分割の構文構造である。
[025]本開示の一部の実施形態による、例示的なクロマツリー分割を示す。
[026]本開示の一部の実施形態による、例示的なルマツリー分割を示す。
[027]本開示の一部の実施形態による、平均化演算の例示的な単純化を示す。
[028]本開示の一部の実施形態による、クロマスケール因子を導出するための平均計算において使用されるサンプルの例を示す。
[029]本開示の一部の実施形態による、ピクチャの右側又は下部の境界におけるブロックに関してクロマスケール因子を導出する一例を示す。
[030]本開示の一部の実施形態による、例示的なコード化ツリー単位の構文構造である。
[031]本開示の一部の実施形態による、別の例示的なコード化ツリー単位の構文構造である。
[032]本開示の一部の実施形態による、スライスレベルにおけるLMCS区分線形モデルの例示的な修正されたシグナリングである。
[033]本開示の一部の実施形態による、映像コンテンツを処理するための例示的方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
[034] ここで、その例が添付図面に示される例示的実施形態を詳細に参照する。以下の説明は、添付図面を参照し、添付図面では、他に指示がない限り、異なる図中の同じ数字が同じ又は同様の要素を表す。例示的実施形態についての以下の説明に記載される実装形態は、本発明と合致する全ての実装形態を表すわけではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲で列挙する本発明に関係する態様と合致する機器及び方法の例に過ぎない。別段の定めがない限り、「又は」という語は、実行不可能な場合を除いて、あり得る全ての組み合わせを包含する。例えば、ある構成要素がA又はBを含み得ると述べた場合、別段の定めがない限り又は実行不可能でない限り、その構成要素は、A若しくはB又はA及びBを含むことができる。第2の例として、ある構成要素がA、B又はCを含み得ると述べた場合、別段の定めがない限り又は実行不可能でない限り、その構成要素は、A、若しくはB、若しくはC、又はA及びB、又はA及びC、又はB及びC、又はA、及びB、及びCを含むことができる。
【0010】
[035] 映像とは、視覚的情報を記憶するために時系列順に配置される静止ピクチャ(又は「フレーム」)の組である。それらのピクチャを時系列順に捕捉し、記憶するために、映像捕捉装置(例えば、カメラ)を使用することができ、かかるピクチャを時系列順に表示するために、映像再生装置(例えば、テレビ、コンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ビデオプレーヤ又は表示機能を有する任意のエンドユーザ端末)を使用することができる。更に、一部の応用では、監視、会議又は生放送等のために、映像捕捉装置が捕捉映像を映像再生装置(例えば、モニタを有するコンピュータ)にリアルタイムで伝送することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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