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公開番号2025016512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024178350,2019092504
出願日2024-10-10,2019-05-15
発明の名称医学的または化学的または生物学的または化粧品用途のためのレーザー照射によって逐次的に照射される磁気ナノ粒子
出願人アルファオンコ
代理人園田・小林弁理士法人
主分類A61B 18/04 20060101AFI20250128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】逐次レーザー照射を用い、医療、生物学、化学、または美容の治療に用いるマグネトソームを提供する。
【解決手段】マグネトソームは個人の身体部品に投入され、そして、第1ステップで、そのマグネトソームは第1の出力のレーザー放射で照射され、第2ステップで、そのマグネトソームは第1ステップにおけるより低い出力のレーザー放射で照射されるか、レーザー照射を受けない。そして上記第1ステップと第2ステップからなるシーケンスが少なくとも1回繰り返される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
逐次的なレーザー照射による医学的または生物学的または化学的または美容的処理におけ
るマグネトソームの使用法であって、前記マグネトソームは個人の身体部品に投与され、
そして
第1ステップでは、マグネトソームに第1の出力でレーザー放射を照射し、
第2ステップでは、マグネトソームは前記第1ステップにおけるよりも低いパワーのレー
ザー照射によって照射されるか、またはマグネトソームのレーザー照射は行わず、そして
前記第1ステップおよび前記第2ステップを含むシーケンスは少なくとも1回繰り返され
る方法。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
請求項1のマグネトソームの使用法であって、そこでのマグネトソームは生物、特に走磁
性細胞によって合成する方法。
【請求項3】
これより前のいずれかの請求項のマグネトソームの使用法であって、そこでは前記第1ス
テップはさらに加熱または前記マグネトソームからの少なくとも1つの化合物の解離また
はその両方を含む方法。
【請求項4】
請求項3によるマグネトソームの使用法であって、前記第1ステップの加熱は以下のグル
ープ
(1)摂氏100度以下の平均加熱温度、
(2)処理中に到達する最高温度より低い平均加熱温度、
(3)摂氏100度以下の最高加熱温度、
(4)いくつかの2より大きい加熱温度勾配、そして
(5)レーザーによる前記マグネトソームの連続照射によって到達するいくつかの加熱温
度勾配より大きい照射で構成される少なくとも2つのステップの後にマグネトソームをレ
ーザーで逐次照射して到達するいくつかの加熱温度勾配、
から選択される少なくとも1つの特性によって特徴づけられる加熱温度で行われる方法、
【請求項5】
これより前のいずれかの請求項のマグネトソームの使用法であって、そこでは第2ステッ
プが冷却またはマグネトソームからの少なくとも1つの化合物の非解離またはその両者か
ら構成される方法。
【請求項6】
請求項5によるマグネトソームの使用法であって、そこでは前記第2ステップの冷却が以
下のグループ
(1)摂氏0度より高い平均冷却温度、
(2)いくつかの2より大きい冷却温度勾配、
から選択される少なくとも1つの特性によって特徴づけられる冷却温度で行われる方法、
【請求項7】
請求項5または請求項6によるマグネトソームの使用法であって、そこでは前記第2ステ
ップは身体部品またはマグネトソームの温度を下げるための物体または機器の存在のもと
で実行され、そこでは、
i) 前記第2ステップは、そのような物体または機器が存在しない時より存在
するときにより短くなり、
ii) 前記第2ステップにおける最高および最低温度の間の差はにより大きくなり

iii) 前記第1ステップの間におけるマグネトソームを照射するレーザーの出力は
そのような物体または機器が存在しない時より存在するときに低くなり、
iv) 身体部品に含まれるマグネトソームの濃度は、そのような物体または機器が
存在しない時より存在するときにより低くなり、そして
v) 少なくとも1セッションの間に実行されるシーケンスの数は、そのような物
体または機器が存在しない時より存在するときにより多くなる、
ようにする方法。
【請求項8】
これより前のいずれかの請求項のマグネトソームの使用法であって、そこで前記第1ステ
ップは加熱を前記第2ステップは冷却を含み、前記第1ステップの加熱温度および前記第
2ステップにおける冷却温度は、安定または前記第1ステップまたは前記第2ステップの
期間の99.9% より短い間に10
5
, 10
3
, 10, 1 or 10
-1
°Cより少ない変動である方法。
【請求項9】
これより前のいずれかの請求項のマグネトソームの使用法であって、前記第1ステップま
たは前記第2ステップまたはその両者は、
(1) 10
-50
と 10
50
分の期間であり、そして
(2) 前記第1ステップと前記第2ステップを分離しているステップ間の期間は

i) 10
-10
と10
20
分の間、または
ii) 前記第1ステップまたは前記第2ステップの期間より短い
ような方法。
【請求項10】
これより前のいずれかの請求項のマグネトソームの使用法であって、そこでは前記第1ス
テップと前記第2ステップとからなるシーケンスの少なくとも1つは、
(1) 10
-50
分と 10
50
分の間のシーケンスの期間、
(2) 10
-10
分と 10
20
分の間である2つのシーケンスの間またはシーケンス間の期間、
(3) 少なくとも1つのステップの期間より長い少なくとも1つのシーケンスの期間、そし

(4) 少なくとも1つのシーケンスの期間または少なくとも1つのステップの期間より短い
少なくとも1つのシーケンス間の期間、
からなるグループの中から選ばれる少なくとも1つの特性によって特徴づけられる方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性ナノ粒子、特にマグネトソームを個体の身体部品に導入し、次いでレーザ
ー光線を逐次的に照射することに関する。これにより磁性ナノ粒子、特にマグネトソーム
を連続的に照射する方法と比較していくつかの改良をもたらす。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
マグネトソームは、それらが腫瘍に導入され、交流磁場の印加で加熱されると、腫瘍を効
率よく破壊することが示されている(参考文献1)。マグネトソームは、その化学的に合
成された対応物よりも、それらのより良好な結晶化、より大きなサイズ、およびまたは鎖
配列のために、効率的であることも示されている。
【0003】
しかしながら、身体部品のマグネトソームを加熱するのに十分に高い強度に達するために
は大きくて高価な誘導システムの使用を必要とするので、交番磁界の印加は達成するのが
困難であると思われる。
【0004】
したがって、本特許出願では、誘導システムよりもコンパクトで安価な励起源(レーザー
)を使用して、磁性ナノ粒子、特にマグネトソームをレーザー放射で加熱する方法を開発
している。 さらに、磁性ナノ粒子、特にマグネトソームをレーザー照射によって逐次的
に照射することによって、治療の有効性を増大させおよび/または有害性を低減させるこ
とができる。
(参考文献)
非特許文献1 E.Alphandéryら、ACSNano、第.5版、6279-6296頁、2011年
非特許参考文献2 Suzuki T. ら (FEBS Lett.、2007、581 : 3443- 3448)
非特許参考文献3 Schuler D. ら、FEMS Microbiology Lett、1995、132: 139-145
非特許参考文献4 Qiら. PLoSOne. 2012;7(l): e29572)
【発明の概要】
【0005】
本明細書で使用されるとき、用語「磁性ナノ粒子」は、磁場にさらされたときに反応を引
き起こす任意のナノ粒子を含むことを意味し、ここで、反応は、i) 非ゼロ磁化または飽
和保磁、ii) 磁場強度が増加するにつれて強度が増加する飽和保磁または磁化、iii)
磁場と結合するナノ粒子磁気モーメント、および/またはiv) 磁場が空間的に不均一で
あるときに選択的に誘導されるナノ粒子運動、であり得る。
【0006】
この用語はまた、強磁性体、フェリ磁性体、常磁性体、超常磁性体、および反磁性体をも
含むことを意味する。限定しないが適切な例としては、i) Fe
2
0
3
、Fe
3
0
4
、Fe
2
0
4
、Fe
x
Pt
y
、Co
x
Pt
y
、MnFe
x
O
y
、CoFe
x
O
y
、NiFe
x
O
y
、CuFe
x
O
y
、ZaFe
x
O
y
、そしてCdFe
x
O
y、
(なおこ
こでxとvは1から6の間でこの技術分野で知られている合成方法によって定まる数である
)、およびまたは ii) 主にFe、Pt、Au、Ag、Mg、Zn、Ni、または Siなどの磁性材料を
特に圧倒的に含むナノ粒子を含む。
【0007】
鉄または酸化鉄からなるもののような、外部磁場の印加がない場合または1mT(テスラ
)未満の強度の磁場の存在下でも磁性があるナノ粒子と、金または銀からなるもののよう
な、特別に10
-5
、10
-3
、1または10mTより高い強度の外部強度の存在下で磁
性があるナノ粒子とを区別することができる。
【0008】
本明細書で使用されるとき、用語「ナノ粒子」は、長さ、幅、表面、体積、または厚さな
どの少なくとも1つの寸法が0.1-1000nmのサイズの範囲内、特には1―100
nm以内のナノサイズ物質を含むことを意味する。
【0009】
本明細書で使用するとき、用語「金属ナノ粒子」は、長さ、幅、表面、体積、または厚さ
などの少なくとも1つの寸法が0.1-1000nmのサイズ範囲内、特には1―100
nm以内のサイズ内である任意のナノサイズ金属を含むことを意味する。 いくつかの実
施形態において、「金属ナノ粒子」という用語は、金または銀のナノ粒子などのいくつか
の金属ナノ粒子を除外する。 いくつかの実施形態においては、「金属ナノ粒子」という
用語は、鉄または酸化鉄ナノ粒子のみを含む。
【0010】
本明細書で使用されるとき、用語「プラズモニックナノ粒子」は、プラズモン、プラズモ
ン波、表面プラズモン、およびまたは表面プラズモン波を引き起こす任意のナノ粒子を含
むことを意味する。 いくつかの実施形態では、例えば、ナノ粒子の磁性およびまたは金
属特性がプラズモンを生じさせる電子の局在化をもたらす場合、磁性およびまたは金属ナ
ノ粒子はプラズモニックである。
(【0011】以降は省略されています)

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