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公開番号
2025016204
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119332
出願日
2023-07-21
発明の名称
漆喰材料、漆喰及び漆喰材料の調製方法
出願人
株式会社瀬戸漆喰本舗
,
室井光学株式会社
代理人
個人
主分類
C04B
28/12 20060101AFI20250124BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】漆喰の使用先・用途の拡大に資する新規な漆喰材料、その漆喰材料を硬化させてなる漆喰及び漆喰材料の調製方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る漆喰材料は、生石灰及び/又は消石灰と骨材と水とを主成分とし、前記骨材がガラス粉末である。前記水には、Caイオン濃度が2~20g/Lである高Caイオン含有水溶液を好適に使用することができる。また本発明に係る漆喰材料において、生石灰及び/又は消石灰と骨材の重量比は、1:1~1:4がよい。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
生石灰及び/又は消石灰と骨材と水とを主成分とし、前記骨材がガラス粉末である漆喰材料。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記水がカルシウムイオンを高濃度に含む高Caイオン含有水溶液であり、
前記高Caイオン含有水溶液のCaイオン濃度が2~20g/Lであることを特徴とする請求項1に記載の漆喰材料。
【請求項3】
前記生石灰及び/又は消石灰と骨材の重量比が、1:1~1:4であることを特徴とする請求項1又は2に記載の漆喰材料。
【請求項4】
前記生石灰及び/又は消石灰は、カキ殻を900~1200℃で焼成したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の漆喰材料。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の漆喰材料からなる漆喰の上塗り材。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の漆喰材料が混錬され硬化した漆喰。
【請求項7】
骨材に石灰製砂を用いた漆喰材料が混錬され硬化した漆喰と比較して透水性が1/2以下であることを特徴とする請求項6に記載の漆喰。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の漆喰材料の水石灰比とJISR5201に準拠したフロー試験におけるフロー値との相関関係を取得し、
前記フロー値に基づき水の添加量を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の漆喰材料の調製方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、漆喰材料、その漆喰材料を硬化させてなる漆喰及び漆喰材料の調製方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
漆喰は、消石灰に麻の繊維や藁の繊維(すさ)、草本や海藻から得る接着剤、水などを混練して作られ、二酸化炭素を吸収しながら硬化する(気硬性)塗壁材料として知られている。近年、合成樹脂や顔料等を混ぜた漆喰が商品化され、また漆喰の強度の向上、強度発現性の改善、あるいは調湿機能やホルムアルデヒドの吸着分解機能など漆喰の本来の特性に着目した新たな製品の開発など、漆喰の使用範囲・用途を拡大するための試みがなされている。
【0003】
例えば、特許文献1に、ひび割れやフレーキングを生じにくく強度発現性を改善した漆喰用組成物として、γ型2CaO・SiO
2
と水酸化カルシウムとを含有してなる漆喰用組成物が提案されている。また特許文献2に、空中、水中を問わず硬化して高強度になり用途の拡大を図ることができるしっくい系接着硬化材として、消石灰もしくは生石灰、およびその混合粉体を主原料として、これに珪酸アルカリ成分とアルカリ土類金属塩から選ばれた1種または2種以上の成分を配合して成るしっくい系接着硬化材が提案されている。
【0004】
本発明者らは、曲げ強度及び圧縮強度に優れる漆喰材料として高Caイオン含有水溶液を用いた漆喰材料を開発している(例えば特許文献3参照)。また高い強度及び靭性を有すると共に軽量化した漆喰材料及びそれを使用した漆喰パネルとして竹粉末を配合した漆喰材料及び漆喰パネルを開発している(例えば特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-104039号公報
特開2000-72520号公報
特許第4843733号公報
特許第6524857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の通り漆喰の使用範囲・用途を拡大するための試みが種々なされているが、漆喰の使用先、用途を拡大すべくさらなる改善が期待されている。
【0007】
本発明の目的は、漆喰の使用先・用途の拡大に資する新規な漆喰材料、その漆喰材料を硬化させてなる漆喰及び漆喰材料の調製方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、生石灰及び/又は消石灰と骨材と水とを主成分とし、前記骨材がガラス粉末である漆喰材料である。
【0009】
本発明に係る漆喰材料において、前記水がカルシウムイオンを高濃度に含む高Caイオン含有水溶液であり、前記高Caイオン含有水溶液のCaイオン濃度が2~20g/Lであることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る漆喰材料において、前記生石灰及び/又は消石灰と骨材の重量比が、1:1~1:4であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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