TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025001131
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100553
出願日
2023-06-20
発明の名称
窒化アルミニウム焼結体
出願人
株式会社MARUWA
代理人
個人
主分類
C04B
35/581 20060101AFI20241225BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】絶縁破壊電圧及び3点曲げ強度のバラツキが抑制され、実際に厚さ100μmほどに形成したときに高い絶縁破壊電圧が要求される用途に対応することができる窒化アルミニウム焼結体を提供する。
【解決手段】窒化アルミニウム粒子と焼結助剤相の粒子とを含む窒化アルミニウム焼結体であって、厚さ100μmの板状の窒化アルミニウム焼結体について、交流電圧を印加したときの絶縁破壊電圧の平均値が61kV/mm以上かつ標準偏差が5.5kV/mm以下であり、3点曲げ強度の平均値が485MPa以上かつ標準偏差が30MPa以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
窒化アルミニウム粒子と焼結助剤相の粒子とを含む窒化アルミニウム焼結体であって、
厚さ100μmの板状の窒化アルミニウム焼結体について、交流電圧を印加したときの絶縁破壊電圧の平均値が61kV/mm以上かつ標準偏差が5.5kV/mm以下であり、3点曲げ強度の平均値が485MPa以上かつ標準偏差が30MPa以下である窒化アルミニウム焼結体。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
窒化アルミニウム粒子と焼結助剤相の粒子とを含む窒化アルミニウム焼結体であって、
厚さ100μmの板状の窒化アルミニウム焼結体について、交流電圧を印加したときの絶縁破壊電圧の平均値から標準偏差を引いた値が56kV/mm以上であり、3点曲げ強度の平均値から標準偏差を引いた値が460MPa以上である窒化アルミニウム焼結体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の窒化アルミニウム焼結体を用いた回路基板。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の窒化アルミニウム焼結体を用いた放熱部材。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の窒化アルミニウム焼結体を用いた絶縁部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、窒化アルミニウム焼結体に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
本願出願人は、先に特許文献1において、支持体層の上に半導体結晶層を接続してなる複合基板と、支持体層の上面を被覆する金属被覆膜の上に半導体結晶層を接続してなる複合基板とを開示した。
【0003】
そして、支持体層として、熱伝導率及び3点曲げ強度に優れる窒化アルミニウム焼結体を用いることにより、複合基板として高い放熱性能及び構造的強度を発揮できることを明らかにした。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-195036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1で開示した窒化アルミニウム焼結体は、製造したサンプル間で絶縁破壊電圧及び3点曲げ強度にバラツキがあり、特に低い方へのバラツキを含むことにより平均値も低下するという問題があった。
【0006】
また、窒化アルミニウム焼結体は、電子機器、半導体デバイス、自動車載品等の各種製品における回路基板、放熱部材等として使用されるが、近年、製品の小型軽量化に伴い、厚さ100μm程度の板状の窒化アルミニウム焼結体が必要とされる可能性が生じてきた。このため、実際に厚さ100μmの板状の窒化アルミニウム焼結体で測定した絶縁破壊電圧が高いことが要求される。しかし、従来において絶縁破壊電圧は、厚さ数百μmの焼結体で測定されることが多く、その測定結果を100μmあたりに換算して得られる数値は、あくまでも理論的な数値であって、実際に100μmほどに形成したときの絶縁破壊電圧を保証することはできない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、絶縁破壊電圧及び3点曲げ強度のバラツキが抑制され、実際に厚さ100μmほどに形成したときに高い絶縁破壊電圧が要求される用途に対応することができる窒化アルミニウム焼結体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記の問題について鋭意検討し、原料に混入する異物(繊維質のごみ、スラリー凝集物等)の影響を考えた。しかし、その異物は定量化することが困難であり、顕微鏡で見ても分からないため、混入を抑制することは困難であった。そこで、原料をスラリー化した時点でろ過したところ、上記の問題が改善されることを見出し、更に検討を重ねて本発明に至った。
【0009】
[1]窒化アルミニウム粒子と焼結助剤相の粒子とを含む窒化アルミニウム焼結体であって、
厚さ100μmの板状の窒化アルミニウム焼結体について、交流電圧を印加したときの絶縁破壊電圧の平均値が61kV/mm以上かつ標準偏差が5.5kV/mm以下であり、3点曲げ強度の平均値が485MPa以上かつ標準偏差が30MPa以下である窒化アルミニウム焼結体。
【0010】
[2]窒化アルミニウム粒子と焼結助剤相の粒子とを含む窒化アルミニウム焼結体であって、
厚さ100μmの板状の窒化アルミニウム焼結体について、交流電圧を印加したときの絶縁破壊電圧の平均値から標準偏差を引いた値が56kV/mm以上であり、3点曲げ強度の平均値から標準偏差を引いた値が460MPa以上である窒化アルミニウム焼結体。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社MARUWA
窒化アルミニウム焼結体
3日前
株式会社MARUWA
窒化ケイ素焼結体、回路基板、および窒化ケイ素焼結体の製造方法
2日前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
2か月前
太平洋マテリアル株式会社
吹付モルタル
2か月前
サンノプコ株式会社
焼成用スラリー
1か月前
株式会社大木工藝
活性炭成形体の製造方法
2か月前
タイハクマテリアルズ株式会社
化粧仕上塗材
1か月前
東京窯業株式会社
蓄熱体の製造方法及び蓄熱体
1か月前
株式会社MARUWA
窒化アルミニウム焼結体
3日前
株式会社Polyuse
造形物の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
フッ素含有イットリウム焼結体及びその製造方法
1か月前
信越化学工業株式会社
炭化金属被覆炭素材料
1か月前
個人
改質フライアッシュ
1か月前
株式会社ワールドラボ
酸化物セラミックス及びその製造方法
2日前
日本特殊陶業株式会社
接合体、および、静電チャック
2か月前
個人
陶器、磁器、ガラスまたはファインセラミックスの焼成物
1か月前
株式会社タンガロイ
立方晶窒化硼素焼結体
2日前
大成建設株式会社
水硬性組成物
1か月前
積水化学工業株式会社
硬化体
18日前
太陽誘電株式会社
誘電体磁器組成物および積層セラミック電子部品
24日前
太陽誘電株式会社
誘電体磁器組成物および積層セラミック電子部品
1か月前
三菱ケミカルインフラテック株式会社
速硬性モルタル組成物
1か月前
日本特殊陶業株式会社
複合部材、接合体、および、保持装置
2日前
トーメイダイヤ株式会社
衝撃加圧を用いたw-BN焼結体の製造方法
2か月前
株式会社ジェイエスピー
耐火断熱ボード、耐火断熱構造体
1か月前
株式会社ジェイエスピー
耐火断熱ボード、耐火断熱構造体
1か月前
品川リフラクトリーズ株式会社
ブリケット及びそれを含む耐火物
2か月前
大成建設株式会社
超高強度コンクリート
2か月前
鹿島建設株式会社
炭酸ガス固定化水硬性硬化体の製造方法
1か月前
デンカ株式会社
補修材料、補修モルタル組成物及び硬化体
16日前
TOTO株式会社
美観及び防汚性に優れた陶器
2か月前
TOTO株式会社
美観及び防汚性に優れた陶器
2か月前
JFEスチール株式会社
鉄鋼スラグ水和固化体の製造方法
1か月前
デンカ株式会社
グラウト材料、グラウトモルタル組成物及び硬化体
16日前
ハクスイテック株式会社
釉薬組成物
1か月前
株式会社東芝
セラミックス封着部品およびその製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る