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公開番号
2024139615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050642
出願日
2023-03-27
発明の名称
不定形耐火物
出願人
品川リフラクトリーズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C04B
35/66 20060101AFI20241002BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】 急結を抑制し、可使時間を確保することができると共に、中低温域における強度低下が小さい不定形耐火物を提供すること。
【解決手段】 不定形耐火物は、塩基性骨材と、バインダーとしてリン酸と、添加剤としてポリアクリル酸とクエン酸と、を含み、添加剤として仮焼アルミナ及び/又は塩基性乳酸アルミニウムを含むことがあり、リン酸、ポリアクリル酸及びクエン酸の、塩基性骨材、仮焼アルミナ及び塩基性乳酸アルミニウムの合計含有量100質量部に対する含有量がそれぞれ3.0~11.0質量部、0.1~1.0質量部及び0.5~2.0質量部である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
塩基性骨材と、バインダーとしてリン酸と、添加剤としてポリアクリル酸とクエン酸と、を含み、
前記添加剤として仮焼アルミナ及び/又は塩基性乳酸アルミニウムを含むことがあり、
前記リン酸、前記ポリアクリル酸及び前記クエン酸の、前記塩基性骨材、前記仮焼アルミナ及び前記塩基性乳酸アルミニウムの合計含有量100質量部に対する含有量がそれぞれ3.0~11.0質量部、0.1~1.0質量部及び0.5~2.0質量部であることを特徴とする不定形耐火物。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の不定形耐火物において、
前記添加剤としてホウ酸をさらに含み、
前記ホウ酸の、前記合計含有量100質量部に対する含有量が2.0質量部以下(0質量部を除く)であることを特徴とする不定形耐火物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、塩基性骨材と、バインダーとしてリン酸とを含む不定形耐火物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
不定形耐火物のバインダーとしてアルミナセメント等のセメントボンド、リン酸、リン酸塩、珪酸塩等のケミカルボンド、レジンボンド、ピッチボンド、クレーボンド等、各種が知られている。これらのうち、リン酸又はリン酸塩を含む不定形耐火物は、中低温域における強度低下が小さい。特に、リン酸はリン酸塩よりもその効果が大きい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭60-118677号公報
特開昭57-067070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、マグネシア原料等の塩基性骨材を含むキャスタブル耐火物は、バインダーとしてリン酸を含むと急結のおそれがある(特許文献1)。このため、バインダーとしてリン酸を含む不定形耐火物は、骨材としてアルミナ原料を主に含む場合に限られている(特許文献2)。
【0005】
本開示は上記実状を鑑みてなされたものであり、その目的は、急結を抑制し、可使時間を確保することができると共に、中低温域における強度低下が小さい不定形耐火物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の態様は、
塩基性骨材と、バインダーとしてリン酸と、添加剤としてポリアクリル酸とクエン酸と、を含み、
前記添加剤として仮焼アルミナ及び/又は塩基性乳酸アルミニウムを含むことがあり、
前記リン酸、前記ポリアクリル酸及び前記クエン酸の、前記塩基性骨材、前記仮焼アルミナ及び前記塩基性乳酸アルミニウムの合計含有量100質量部に対する含有量がそれぞれ3.0~11.0質量部、0.1~1.0質量部及び0.5~2.0質量部であることを特徴とする不定形耐火物に関する。
【0007】
これにより、マグネシア原料等の塩基性骨材を含む不定形耐火物が、バインダーとしてリン酸を含んでも急結が抑制され、可使時間を確保することができると共に、リン酸の、中低温域における強度低下が小さいという効果を発揮することができる。その理由は必ずしも明らかではないが、ポリアクリル酸とクエン酸がpH緩衝作用を有することが考えられる。
【0008】
本開示の一の態様では、
前記添加剤としてホウ酸をさらに含み、
前記ホウ酸の、前記合計含有量100質量部に対する含有量が2.0質量部以下(0質量部を除く)であることが好ましい。これにより、可使時間を延長することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成のすべてが本開示の解決手段として必須であるとは限らない。
【0010】
本実施形態の不定形耐火物は、塩基性骨材と、バインダーとしてリン酸と、添加剤としてポリアクリル酸とクエン酸と、を含み、添加剤として仮焼アルミナ及び/又は塩基性乳酸アルミニウムを含むことがあり、リン酸、ポリアクリル酸及びクエン酸の、塩基性骨材、仮焼アルミナ及び塩基性乳酸アルミニウムの合計含有量100質量部に対する含有量がそれぞれ3.0~11.0質量部、0.1~1.0質量部及び0.5~2.0質量部である。これにより、マグネシア原料等の塩基性骨材を含む不定形耐火物が、バインダーとしてリン酸を含んでも急結が抑制され、可使時間を確保することができると共に、リン酸の、中低温域における強度低下が小さいという効果を発揮することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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