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公開番号2024151694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065247
出願日2023-04-12
発明の名称活性炭成形体の製造方法
出願人株式会社大木工藝
代理人個人
主分類C04B 35/524 20060101AFI20241018BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】熱可塑性樹脂を所定の形状に成形し炭化することにより活性炭成形体を得ることが可能な活性炭成形体の製造方法を提供する。
【解決手段】この活性炭成形体1の製造方法は、PET、PP、PE、PS、PVC、PMMAなどの熱可塑性樹脂2に黒鉛、カーボンブラック、炭素繊維、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、グラフェンなどの炭素系導電材3の粉末を添加して混合する混合工程SAと、混合工程SA後の熱可塑性樹脂2を成形する成形工程SBと、成形工程SB後の熱可塑性樹脂2を炭化する炭化工程SCと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性樹脂に炭素系導電材の粉末を添加して混合する混合工程と、
該混合工程後の前記熱可塑性樹脂を成形する成形工程と、
該成形工程後の前記熱可塑性樹脂を炭化する炭化工程と、
を有する活性炭成形体の製造方法。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
熱可塑性樹脂に炭素系導電材の粉末を添加して混合する混合工程と、
該混合工程後の前記熱可塑性樹脂を成形し炭化する成形炭化工程と、
を有する活性炭成形体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂を炭化して得られる活性炭成形体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
活性炭は、多孔質の炭化物であり、臭いや有害物質などを吸着するように微細に破砕したものを単純に集めた典型的なものの他に、所定の形状に成形したものである活性炭成形体が知られている。活性炭成形体は、例えば、特許文献1に示されているように、電気二重層キャパシタの分極性電極などに用いられている。活性炭は、様々な材料を炭化して得ることが可能であり、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を炭化して得ることも可能である(特許文献1参照)。
【0003】
活性炭成形体は、一般的には、微細に破砕した活性炭をバインダーで結着して成形する(特許文献1参照)ことにより得るが、特許文献2に示されるように、熱硬化性樹脂を所定の形状に成形し、それを炭化することにより得ることも可能である。後者の製造方法は、前者の製造方法に比べ、工程が簡単であり経済的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-269518号公報
特開2002-234772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂は、それを材料とする商品の廃棄物又は商品生産時の残渣などの廃棄物を再利用できれば、炭化する材料を生成する工程が省略できてコスト削減も可能であり、また、ゴミ削減及び資源のリサイクルにも寄与する。また、世の中の商品の量及びそれに応じた廃棄物の量は、熱可塑性樹脂が熱硬化性樹脂に比べ各段に多い。しかし、熱可塑性樹脂は、それを所定の形状に成形して炭化のために加熱して高温にすると、熱可塑性のために形状を保持し難い。
【0006】
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱可塑性樹脂を所定の形状に成形しそれを炭化することにより活性炭成形体を得ることが可能な活性炭成形体の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の活性炭成形体の製造方法は、熱可塑性樹脂に炭素系導電材の粉末を添加して混合する混合工程と、該混合工程後の前記熱可塑性樹脂を成形する成形工程と、該成形工程後の前記熱可塑性樹脂を炭化する炭化工程と、を有する。
【0008】
請求項2に記載の活性炭成形体の製造方法は、熱可塑性樹脂に炭素系導電材の粉末を添加して混合する混合工程と、該混合工程後の前記熱可塑性樹脂を成形し炭化する成形炭化工程と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の活性炭成形体の製造方法によれば、熱可塑性樹脂を所定の形状に成形し炭化することにより活性炭成形体を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る活性炭成形体の製造方法を示す概念図である。
同上の製造方法の変形例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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