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公開番号2024128285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037188
出願日2023-03-10
発明の名称セメント組成物及びセメントペースト
出願人太平洋マテリアル株式会社
代理人
主分類C04B 28/02 20060101AFI20240913BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】初期から長期にかけて高い強度発現性を示すセメント組成物及びセメントペーストを提供すること。
【解決手段】セメント、カルシウムアルミネート類、石膏類及びポゾラン物質を含み、カルシウムアルミネート類の化学成分としてのFeO+TiO2の含有率は、カルシウムアルミネート類全質量に対し、0.1~5.4質量%である、セメント組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
セメント、カルシウムアルミネート類、石膏類及びポゾラン物質を含み、
前記カルシウムアルミネート類の化学成分としてのFeO+TiO

の含有率は、前記カルシウムアルミネート類全質量に対し、0.1~5.4質量%である、セメント組成物。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
硬化時において、JIS A 1108:2018「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じて20℃環境下で測定する材齢1日の圧縮強度が45N/mm

以上である、請求項1に記載のセメント組成物。
【請求項3】
膨張材を更に含む、請求項1又は2に記載のセメント組成物。
【請求項4】
凝結調整剤を更に含む、請求項1又は2に記載のセメント組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のセメント組成物及び水を含み、
前記水の含有量が、前記セメント100質量部に対し、30~70質量部である、セメントペースト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セメント組成物及びセメントペーストに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、コンクリート構造物の高層化が進む中、建築物の耐久性向上を目的に使用材料として高強度のモルタル及びコンクリートの需要が高まっている。モルタルやコンクリートを高強度化するために単位セメント量又は結合材量を増量している。このような高強度材料では、セメント、ポゾラン質微粉末、骨材、高性能減水剤が主要な構成成分となる。
【0003】
例えば、特許文献1には、セメントと、無機質微粉末と、水と、細骨材と、減水剤と、消泡剤と、金属微粉末とを含む高強度セメントモルタル組成物であって、前記セメントは、C3Sを10.0質量%~70.0質量%及びC2Sを10.0質量%~70.0質量%含有し、前記無機質微粉末はシリカフュームを含有することを特徴とする高強度セメントモルタル組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-104287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、工期の短縮等を目的として打設後の初期においても高い強度発現性が求められており、高強度材料においても同様の要望がある。
【0006】
したがって、本発明は、初期から長期にかけて高い強度発現性を示すセメント組成物及びセメントペーストを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者が上記課題について鋭意検討した結果、カルシウムアルミネート類に含まれるFeOとTiO

の量を調整することで、初期及び長期の強度発現性が良好なセメント組成物及びセメントペーストを得られることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
[1]セメント、カルシウムアルミネート類、石膏類及びポゾラン物質を含み、カルシウムアルミネート類の化学成分としてのFeO+TiO

の含有率は、カルシウムアルミネート類全質量に対し、0.1~5.4質量%である、セメント組成物。
[2]硬化時において、JIS A 1108:2018「コンクリートの圧縮強度試験方法」に準じて20℃環境下で測定する材齢1日の圧縮強度が45N/mm

以上である、[1]に記載のセメント組成物。
[3]膨張材を更に含む、[1]又は[2]に記載のセメント組成物。
[4]凝結調整剤を更に含む、[1]又は[2]に記載のセメント組成物。
[5][1]又は[2]に記載のセメント組成物及び水を含み、水の含有量が、セメント100質量部に対し、30~70質量部である、セメントペースト。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、初期から長期にかけて高い強度発現性を示すセメント組成物及びセメントペーストを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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