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公開番号
2025012822
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115949
出願日
2023-07-14
発明の名称
テラゾー構造物及びテラゾー構造物の製造方法
出願人
翔飛工業株式会社
代理人
個人
主分類
C04B
28/02 20060101AFI20250117BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】十分な機械的強度と保水性とを有し、重量車が往来する床面や駐車場に適用することが可能なテラゾー構造物及びテラゾー構造物製造方法を提供する。
【解決手段】全テラゾー構造物に対して10重量%-30重量%のセメントと、砂又は瓦の粉砕物であって、平均粒子径が0.1mm-3.0mmの範囲内であり、全テラゾー構造物に対して25重量%-55重量%のつなぎ材と、瓦又はレンガの破砕物であって、平均粒子径が3.0mm-50.0mmの範囲内であり、全テラゾー構造物に対して5重量%-45重量%の第一の骨材と、小石又は陶器の粉砕物であって、平均粒子径が3.0mm-50.0mmの範囲内であり、全テラゾー構造物に対して0重量%-20重量%の第二の骨材と、を備えるテラゾー構造物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
全テラゾー構造物に対して10重量%-30重量%のセメントと、
砂又は瓦の粉砕物であって、平均粒子径が0.1mm-3.0mmの範囲内であり、全テラゾー構造物に対して25重量%-55重量%のつなぎ材と、
瓦又はレンガの破砕物であって、平均粒子径が3.0mm-50.0mmの範囲内であり、全テラゾー構造物に対して5重量%-45重量%の第一の骨材と、
小石又は陶器の粉砕物であって、平均粒子径が3.0mm-50.0mmの範囲内であり、全テラゾー構造物に対して0重量%-20重量%の第二の骨材と、
を備えるテラゾー構造物。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記第一の骨材と前記第二の骨材との混合比率は、重量比で、1:0.0-4.0の範囲内である、
請求項1に記載のテラゾー構造物。
【請求項3】
前記つなぎ材と、前記第一の骨材と前記第二の骨材の合計の総骨材との混合比率は、重量比で、1:0.2-3.0の範囲内である、
請求項1又は2に記載のテラゾー構造物。
【請求項4】
全添加物に対して10重量%-30重量%のセメントと、
砂又は瓦の粉砕物であって、平均粒子径が0.1mm-3.0mmの範囲内であり、全添加物に対して25重量%-55重量%のつなぎ材と、
瓦又はレンガの破砕物であって、平均粒子径が3.0mm-50.0mmの範囲内であり、全添加物に対して5重量%-45重量%の第一の骨材と、
小石又は陶器の粉砕物であって、平均粒子径が3.0mm-50.0mmの範囲内であり、全添加物に対して0重量%-20重量%の第二の骨材と、
を添加した添加物に水を添加して、混合した混合物を、所定の場所に充填して、養生して、混合物を硬化させた後に、混合物の表面を研磨して、テラゾー構造物とする、
テラゾー構造物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、テラゾー構造物及びテラゾー構造物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
テラゾーは、大理石,花崗岩等の砕石よりなる骨材をセメントペーストと練り混ぜて硬化させ、表面を研磨し、骨材を研ぎ出して作られる人工石の一種である。表面が美しいため、建造物のロビー、ホール、廊下、学校の床、商店街、地下街の買い物フロアー、駅構内のコンコース等に使用されている。
【0003】
テラゾーには、施工現場で作業者が、テラゾーの原材料の骨材とセメントペーストの混合物を施工箇所に塗り込み、研ぎ出しをする現場テラゾーと、工場で製造される工場テラゾー(いわゆるテラゾータイル)とが存在する。
【0004】
現場テラゾーでは、砕石とセメントペーストとを練り混ぜた混合物を床や壁などの施工箇所に打ち込み、硬化させた後に、表面を研磨し、骨材を研ぎ出して、テラゾー構造物に仕上げる。
【0005】
一方、工場テラゾーでは、上述の混合物を、所定の型枠に入れて、圧縮して形を整えて、硬化させた後、型枠から取り出して、裏面を研磨し、砕石を研ぎ出して、テラゾータイルに仕上げる。
【0006】
現場テラゾーでも工場テラゾーでも、路面に敷設して使用すると、雨等で路面が濡れた場合に、歩行時に滑り易くなるという課題があった。そのため、テラゾーは、室内、屋内の床面、又は屋根で覆われた場所の路面等に敷設されることはあっても、雨天時に雨で濡れる屋外の路面には、敷設されていないのが現状であった。
【0007】
このような課題を解決するために、特開2005-139822号公報(特許文献1)には、吸水性を有する骨材を含有するテラゾータイルが開示されている。骨材は、例えば、瓦の廃材である。このようなテラゾータイルを路面等に敷設して使用した場合には、雨の日等においても、テラゾータイルに含有される骨材に水分が吸収されるため、テラゾータイルの表面に残存する水分量が減少し、その結果、テラゾータイル表面の歩行時等における滑りが好適に防止されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2005-139822号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
一般に、テラゾーは、機械的強度が不足という課題があり、自動車や大型車などの重量車が往来する床面や駐車場に敷設した場合、テラゾーが、重量車の重量に耐えることが出来ず、ひび割れたり、破損したりするという課題がある。そのため、現状のテラゾーは、重量車が往来する床面や駐車場に敷設されていないか、敷設されても、破損する状態である。更に、テラゾーには、所定の保水性(吸水性、透水性等)が必要とされており、テラゾーが保水性を有することで、上述のように、テラゾーが雨水を吸収して、重量車の滑りを防止することが出来る。
【0010】
ここで、特許文献1に記載の技術では、テラゾータイルに含有される骨材の吸収性に着目しているものの、テラゾータイルの機械的強度について不明である。
(【0011】以降は省略されています)
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