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公開番号
2025044319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023151808
出願日
2023-09-20
発明の名称
漆喰材の製造方法、および、漆喰材
出願人
個人
,
個人
代理人
個人
主分類
C04B
28/14 20060101AFI20250326BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】石膏ボードの粉体を水に溶けやすくするとともに、漆喰材を塗布した後における乾燥時間を短縮化できるようにした漆喰材の製造方法、および、その漆喰材を提供する。
【解決手段】粉砕させた石膏ボードを120℃から190℃で焼成して半水石膏や可溶性無水石膏にし、焼石膏を粉砕させて石膏粉にする。そして、その石膏粉と、消石灰と、糊剤と、繊維材とを混合させ、これに水9を加えて漆喰材を生成する。そして、半水石膏などにすることによって、水9に対する溶解性を上げるとともに、水和反応させることによって、壁面の内部から発熱させ、乾燥時間を短縮化させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粉砕させた石膏ボードを焼成して焼石膏にする工程と、
当該焼石膏を粉砕させて石膏粉にする工程と、
当該石膏粉を消石灰、糊剤、繊維材と混合させて混合物を生成する工程と、
当該混合物に水を加えて漆喰材を生成する工程と、
を備えてなる漆喰材の製造方法。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記石膏ボードを焼成して焼石膏にする工程が、
120℃から190℃で石膏ボードを加熱し、半水石膏あるいは可溶性無水石膏にする工程で構成されるものである請求項1に記載の漆喰材の製造方法。
【請求項3】
前記繊維材が、パイナップル繊維、バナナ繊維を粉砕させてなるものである請求項1に記載の漆喰材の製造方法。
【請求項4】
前記繊維材が、回収された衣類を細断させてなるものである請求項1に記載の漆喰材の製造方法。
【請求項5】
前記混合物に、ガラスの粉体を含有させるようにした請求項1に記載の漆喰材の製造方法。
【請求項6】
前記消石灰と石膏粉とが、それぞれ重量比で1:8から1:2の割合で混合されるものである請求項1に記載の漆喰材の製造方法。
【請求項7】
石膏ボードを加熱させて得られた焼石膏を粉砕させた石膏粉と、
消石灰の粉体と、
糊剤の粉体と、
繊維材と、
を含有させた漆喰材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁面に塗布される漆喰材の製造方法、および、その漆喰材に関するものであって、より詳しくは、石膏ボードの原料となる硫酸カルシウムを成分として含有させるようにした漆喰材の製造方法、および、その漆喰材に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、漆喰材は、壁面に塗布されるものであって、消石灰、糊材、繊維材などを成分として製造されるものである。このような漆喰材は、壁面に塗布することによって、その成分の消石灰で吸湿効果や防火性を持たせることができるとともに、壁面に凹凸などを施して、壁面にデザイン性を持たせることができるため、伝統的な日本家屋などで使用されることが多い。
【0003】
ところで、このような漆喰材において、消石灰などの他に、廃材の石膏ボードを粉砕させた石膏粉を含有させるようにした漆喰材が提案されている(特許文献1および特許文献2参照)。このような石膏ボードの廃材を利用することができれば、産業廃棄物の量を減らすことができるとともに、漆喰材の材料コストを低減させることができるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-296211号公報
特開2005-314200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような石膏ボードの石膏粉を含有させるようにした場合、次のような問題を生ずる。
【0006】
すなわち、廃材として石膏ボードを粉砕させて再利用する場合、石膏ボードの原料である二水石膏は、水に対して難溶性を有するため、これを粉体にして水に加えたとしても、二水石膏の石膏粉を均一に混合させることが難しくなる。
【0007】
また、一般的には、漆喰材を壁面に塗布する際、下地処理された壁面に漆喰材を塗布し、その後、乾燥させるようにしているが、完全に乾燥させるまでには、季節や天候の影響によって、数週間もかかる場合がある。このため、乾燥時間を短縮化させるには、気温の高い日や、乾燥している日が続く日を選んで施工しなければならず、施工日が限定されてしまうといった問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記課題に着目してなされたもので、石膏ボードの粉体を水に溶けやすくするとともに、漆喰材を塗布した後における乾燥時間を短縮化できるようにした漆喰材の製造方法、および、その漆喰材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、粉砕させた石膏ボードを焼成して焼石膏にする工程と、当該焼石膏を粉砕させて石膏粉にする工程と、当該石膏粉を消石灰、糊剤、繊維材と混合させて混合物を生成する工程と、当該混合物に水を加えて漆喰材を生成する工程によって、漆喰材を製造するようにしたものである。
【0010】
このようにすれば、廃材である石膏ボードを再利用して産業廃棄物の量を減らすことができるとともに、半水石膏や可溶性無水石膏などの焼石膏とすることで、水溶性を高めることができるようになる。また、これらの焼石膏を水と反応させた際に、その水和反応によって、壁面の内部から発熱させることができ、漆喰材の乾燥時間を短縮化させることができるようになる。
(【0011】以降は省略されています)
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