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公開番号2025034704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141243
出願日2023-08-31
発明の名称接合体
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人,個人
主分類C04B 37/02 20060101AFI20250306BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】 接合体において、温度変化に対する耐久性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】 接合体は、接合部を介して第1部材と第2部材とが接合されており、第1部材を形成する材料と第2部材を形成する材料との熱膨張率の差は、1.5ppm/K以上であり、接合部は、自身の軸方向が第1部材と第2部材のそれぞれと交差する方向に沿うように配置された主に金属材料からなる複数の柱状体を有しており、複数の柱状体は、接合体の中心軸が通る接合部の中央部分に配置される中央柱状体と、接合部の外周部分に配置される外周柱状体と、を含み、外周柱状体の自身の軸方向の長さは、中央柱状体の自身の軸方向の長さの1.05倍以下である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
接合部を介して第1部材と第2部材とが接合された接合体であって、
前記第1部材を形成する材料と前記第2部材を形成する材料との熱膨張率の差は、1.5ppm/K以上であり、
前記接合部は、自身の軸方向が前記第1部材と前記第2部材のそれぞれと交差する方向に沿うように配置された主に金属材料からなる複数の柱状体を有しており、
前記複数の柱状体は、前記接合体の中心軸が通る前記接合部の中央部分に配置される中央柱状体と、前記接合部の外周部分に配置される外周柱状体と、を含み、
前記外周柱状体の自身の軸方向の長さは、前記中央柱状体の自身の軸方向の長さの1.05倍以下である、
ことを特徴とする接合体。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
接合部を介して第1部材と第2部材とが接合された接合体であって、
前記第1部材を形成する材料と前記第2部材を形成する材料との熱膨張率の差は、1.5ppm/K以上であり、
前記接合部は、自身の軸方向が前記第1部材と前記第2部材のそれぞれと交差する方向に沿うように配置された主に金属材料からなる複数の柱状体を有しており、
前記複数の柱状体のうち、前記接合部の外周部分に配置される外周柱状体の自身の軸方向の長さは、2mmより大きい、
ことを特徴とする接合体。
【請求項3】
請求項1に記載の接合体であって、
前記外周柱状体の自身の軸方向の長さは、2mmより大きい、
ことを特徴とする接合体。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の接合体であって、
前記第1部材と前記第2部材とが重なる部分の面積は、5000mm
2
以上である、
ことを特徴とする接合体。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の接合体であって、
前記第1部材は、主に金属材料からなり、
前記複数の柱状体は、前記第1部材の一部である、
ことを特徴とする接合体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接合体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、熱膨張率が異なる2つの部材を接合させた接合体が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-183637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような先行技術によっても、接合体において、温度変化に対する耐久性を向上させる技術については、なお、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、接合体において、温度変化に対する耐久性を向上させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、接合体が提供される。この接合体は、接合部を介して第1部材と第2部材とが接合された接合体であって、前記第1部材を形成する材料と前記第2部材を形成する材料との熱膨張率の差は、1.5ppm/K以上であり、前記接合部は、自身の軸方向が前記第1部材と前記第2部材のそれぞれと交差する方向に沿うように配置された主に金属材料からなる複数の柱状体を有しており、前記複数の柱状体は、前記接合体の中心軸が通る前記接合部の中央部分に配置される中央柱状体と、前記接合部の外周部分に配置される外周柱状体と、を含み、前記外周柱状体の自身の軸方向の長さは、前記中央柱状体の自身の軸方向の長さの1.05倍以下である。
【0008】
この構成によれば、第1部材を形成する材料と第2部材を形成する材料との熱膨張率の差は、1.5ppm/K以上であるため、第1部材と第2部材とを接合する接合部は、接合体の温度変化によって、外周部分の変形量が比較的大きくなる。接合部が有する複数の柱状体のうち、接合部の外周部分に配置される外周柱状体の自身の軸方向の長さを接合部の中央部分に配置される中央柱状体の自身の軸方向の長さの1.05倍以下とすることにより、接合体の温度が変化しても、主に金属材料からなる柱状体の変形は弾性変形となるため、変形の繰り返しによる柱状体の劣化や破断が抑制される。したがって、接合体の温度変化に対する耐久性を向上させることができる。
【0009】
(2)上記形態の接合体において、前記外周柱状体の自身の軸方向の長さは、2mmより大きくてもよい。この構成によれば、第1部材と第2部材とを接合する接合部が有する複数の柱状体のうち、接合部の外周部分に配置される外周柱状体の自身の軸方向の長さは、2mmより大きい。これにより、接合体の温度が変化しても、主に金属材料からなる柱状体の変形は弾性変形となるため、変形の繰り返しによる柱状体の劣化や破断が抑制される。言い換えると、接合体の温度変化に伴い柱状体に発生する塑性変形による永久歪みと金属疲労を抑制できるため、変形の繰り返しによる柱状体の劣化や破断が抑制される。したがって、接合体の温度変化に対する耐久性を向上させることができる。
【0010】
(3)本発明の別の形態によれば、接合体が提供される。この接合体は、接合部を介して第1部材と第2部材とが接合された接合体であって、前記第1部材を形成する材料と前記第2部材を形成する材料との熱膨張率の差は、1.5ppm/K以上であり、前記接合部は、自身の軸方向が前記第1部材と前記第2部材のそれぞれと交差する方向に沿うように配置された主に金属材料からなる複数の柱状体を有しており、前記複数の柱状体のうち、前記接合部の外周部分に配置される外周柱状体の自身の軸方向の長さは、2mmより大きい。この構成によれば、第1部材と第2部材とを接合する接合部が有する複数の柱状体のうち、接合部の外周部分に配置される外周柱状体の自身の軸方向の長さは、2mmより大きい。これにより、接合体の温度が変化しても、主に金属材料からなる柱状体の変形は弾性変形となるため、変形の繰り返しによる柱状体の劣化や破断が抑制される。したがって、接合体の温度変化に対する耐久性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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