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公開番号
2025021218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023125002
出願日
2023-07-31
発明の名称
陶器素地材料
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C04B
33/13 20060101AFI20250205BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】 種々の性質・特性において良好な陶器素地材料の提供。
【解決手段】 可塑性原料と長石とを少なくとも含む陶器素地材料であって、前記長石が、平均粒径が5.0~20.0μmの範囲にある第一長石と、平均粒径が2.0~4.0μmの範囲にある第二長石とを含んでなり、前記可塑性原料の平均粒径が0.5~6.0μmの範囲にあり、ここで、前記平均粒径は沈降法により測定された粒子径及び質量分布の算術平均であることを特徴とする陶器素地材料は、複雑又は特徴的な形状の高いデザイン性の陶器を安定的にかつ高品質で実現できる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
可塑性原料と長石とを少なくとも含む陶器素地材料であって、
前記長石が、平均粒径が5.0~20.0μmの範囲にある第一長石と、平均粒径が2.0~4.0μmの範囲にある第二長石とを含んでなり、
前記可塑性原料の平均粒径が0.5~6.0μmの範囲にあり、
ここで、前記平均粒径は沈降法により測定された粒子径及び質量分布の算術平均である、陶器素地材料。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記すべての長石の平均粒径が2.0~8.0μmの範囲にある、請求項1に記載の陶器素地材料。
【請求項3】
前記すべての長石の平均粒径が2.0~6.0μmの範囲にある、請求項1又は2に記載の陶器素地材料。
【請求項4】
前記第二長石の平均粒径が2.0~3.0μmの範囲にある、請求項1又は2に記載の陶器素地材料。
【請求項5】
前記可塑性原料の平均粒径が0.5~4.0μmの範囲にある、請求項1又は2に記載の陶器素地材料。
【請求項6】
前記可塑性原料の平均粒径が、前記すべての長石の平均粒径より小である、請求項1に記載の陶器素地材料。
【請求項7】
前記第一長石の配合割合が、前記第二長石の配合割合よりも大である、請求項1又は2に記載の陶器素地材料。
【請求項8】
焼成時の収縮アスペクト比率(高さ÷幅)が、1.0~1.9の範囲にある、請求項1又は2に記載の陶器素地材料。
【請求項9】
前記第二長石がボールミルにより微細化されたものである、求項1又は2に記載の陶器素地材料。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の陶器素地材料を焼成して得られた、陶器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は衛生陶器を含む陶器の素地を製造するための素地材料に関し、詳しくは複雑又は特徴的な形状の陶器を実現できる素地材料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
衛生陶器などの陶器製品において、近時、高いデザイン性が求められ、複雑又は特徴的な形状を安定的にかつ高品質で実現できる素地材料が求められている。最終製品である陶器の形状には、素地材料の焼成時の変形等だけではなく、成形工程時の変形のし難さなども影響を与えるため、製造工程全般において安定かつ良好な形状を与える素地材料が求められている。また、焼成の温度条件についてもエネルギー効率の観点から、従来より低い温度での焼成が可能な素地素材であることが望ましい。さらに、素地材料の原料調達の観点から、地域的限定のない原料の要素において良好な素地材料が実現できれば、陶器という重量物のグローバルでの生産に有利である。
【0003】
衛生陶器などの陶器を製造するための素地原料として、例えば、陶器の骨格となる陶石等の石系原料、成形時に可塑性を与える粘土類、および焼成時に熔剤として作用する長石類などを粉砕、混合して用いることが一般的である。そして、素地材料に求められる種々の性能・性質を実現するため、その組成を調製するだけでなく、複数の原料を個別に粉砕、混合するなどの提案もされている。
【0004】
例えば、中国公開公報CN112094100A(特許文献1)は、複数の素地原料を各原料の特性を考慮して異なる2つのグループに分け、それぞれ粒子の大きさを制御し、得られた材料種の異なる2つの素地スラリーを混ぜ合わせてセラミック素地スラリーを得ることが開示されている。これによりエネルギー効率の向上、それによる生産性の向上が図れるとされている。また、WO97/26223(特許文献2)は、原料全体の平均粒径を定めながら、特定の原料(石英、クォーツ)の粒径を定めることで、焼成による変形の小さな素地材料が得られるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
CN112094100A
WO97/26223公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、今般、素地材料において、融材としての長石という同一原料内で微粒化度合いを異なるものとすることで、種々の性質・特性において良好な陶器素地材料が得られ、高いデザイン性、すなわち複雑又は特徴的な形状の陶器を安定的にかつ高品質で実現できるとの知見を得た。さらに、素地材料全体の粒径と、長石の粒径との関係を制御することで、さらに良好な性質・特性の素地材料が得られるとの知見を得た。本発明はこれら知見に基づくものである。
【0007】
したがって、本発明は種々の性質・特性において良好な陶器素地材料の提供をその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、本発明による陶器素地材料は、可塑性原料と長石とを少なくとも含む陶器素地材料であって、
前記長石が、平均粒径が5.0~20.0μmの範囲にある第一長石と、平均粒径が2.0~4.0μmの範囲にある第二長石とを含んでなり、
前記可塑性原料の平均粒径が0.5~6.0μmの範囲にあり、
ここで、前記平均粒径は沈降法により測定された粒子径及び質量分布の算術平均であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、種々の性質・特性において良好な陶器素地材料が得られ、高いデザイン性、すなわち複雑又は特徴的な形状の陶器を安定的にかつ高品質で実現できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
定義
本発明において、「陶器」とは、衛生陶器、タイルなど陶器素地に釉薬層が設けられた基本構成を備えた物を意味する。また、「衛生陶器」とは、バスルーム、トイレ空間、化粧室、洗面所、または台所などで用いられる陶器製品を意味する。具体的には、大便器、小便器、便器のサナ、便器タンク、洗面器、手洗い器などを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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