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公開番号
2024135982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023046922
出願日
2023-03-23
発明の名称
骨材組成物
出願人
MUマテックス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C04B
14/02 20060101AFI20240927BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】水硬性組成物の材料として使用した際に、骨材の含水率による流動性低下を抑制することが可能な骨材組成物を提供すること。
【解決手段】骨材と、撥水剤とを含む、モルタル用又はコンクリート用の骨材組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
骨材と、撥水剤とを含む、
モルタル用又はコンクリート用の骨材組成物。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記骨材の含水率が1.5%以下である、
請求項1に記載の骨材組成物。
【請求項3】
前記撥水剤が、シリコーンオイルである、
請求項1に記載の骨材組成物。
【請求項4】
前記撥水剤の含有量が、前記骨材100質量部に対して、0.005~0.6質量部である、
請求項1に記載の骨材組成物。
【請求項5】
水硬性成分と、請求項1~4のいずれか一項に記載の前記骨材組成物と、水とを含む、
モルタル又はコンクリート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨材組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
砂、砂利等の骨材は、セメント等の水硬性組成物と混ぜることでモルタル及びコンクリートの骨格をなす重要な材料である。また、骨材の品質は、モルタル及びコンクリートの特性に大きな影響を与えるため、品種の選定、モルタル及びコンクリートの配合等での対策が必要となる場合がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、表面の平滑性に優れたセルフレベリング材が開示されている。当該文献では、セルフレベリング材の配合を適度に調整し、水以外の材料を空練りした後に水を添加して混練りすることで、骨材及びセルフレベリング材用添加剤の塊状態の残留が少なくなり、平滑性が向上することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-223855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、モルタル及びコンクリートの製造に使用する混練水が骨材に吸収され、流動性に悪影響を及ぼすことがある。このような傾向は、含水率が低い骨材を使用する場合に顕著である。その対策として、骨材に吸水される水量を想定して、あらかじめ混練水を割り増しする方法が知られている。しかし、含水率は骨材の保管環境によって変動するため、混練水の適正な割り増しを行うためには、骨材の含水率を使用時に正確に把握する必要がある。そのため、含水率を測定する手間を省略することができ、混練水の割り増しが適正でなかった場合のモルタル及びコンクリートの圧縮強度、乾燥収縮等への悪影響を防ぐことができることから、骨材の含水率による流動性低下を抑制することが可能な骨材組成物が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、モルタル、コンクリート等の水硬性組成物の材料として使用した際に、骨材の含水率による流動性低下を抑制することが可能な骨材組成物を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために鋭意検討したところ、本発明者らは、骨材と撥水剤とを含む骨材組成物を用いることにより、流動性低下を抑制することが可能であることを見出した。
【0008】
また、本発明者らのさらなる検討によると、流動性低下を抑制する効果は、骨材組成物に含水率が低い骨材(例えば、含水率が1.5%以下である骨材)を使用した場合において高いことが判明した。含水率が低い骨材を使用した場合において効果が高い理由として、本発明者らは以下のように推察している。含水率が低い骨材を使用した場合のモルタルの流動性低下は、骨材がモルタルの混練水を吸収する(吸水率と含水率との差が生じている)ことで発生することが推測される。そのため、撥水剤を用いる(骨材を撥水剤で被覆する)ことにより、骨材による吸水が抑制され、これによって、流動性低下を抑制することが可能になったと考えている。
【0009】
本発明は、[1]~[4]の骨材組成物、及び、[5]のモルタル又はコンクリートを提供する。
[1]骨材と、撥水剤とを含む、
モルタル用又はコンクリート用の骨材組成物。
[2]前記骨材の含水率が1.5%以下である、
[1]に記載の骨材組成物。
[3]前記撥水剤がシリコーンオイルである、
[1]又は[2]に記載の骨材組成物。
[4]前記撥水剤の含有量が、前記骨材100質量部に対して、0.005~0.6質量部である、
[1]~[3]のいずれかに記載の骨材組成物。
[5]水硬性成分と、[1]~[4]のいずれかに記載の前記骨材組成物と、水とを含む、
モルタル又はコンクリート。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、水硬性組成物の材料として使用した際に、骨材の含水率による流動性低下を抑制することが可能な骨材組成物が提供される。また、本発明によれば、このような骨材組成物を用いた、モルタル又はコンクリートが提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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