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公開番号
2024139233
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050083
出願日
2023-03-27
発明の名称
セメント組成物
出願人
MUマテックス株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C04B
7/345 20060101AFI20241002BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】低温においても初期の流動性を充分に有し、かつ優れた速硬性を有するセメント組成物を提供すること。
【解決手段】カルシウムサルフォアルミネートセメントを含む水硬性成分を含有するセメント組成物が開示される。カルシウムサルフォアルミネートセメント全量中の、C
4
A
3
S(4CaO・3Al
2
O
3
・SO
3
)の含有量は、30.0質量%以上65.0質量%以下であり、かつC
2
S(2CaO・SiO
2
)の含有量は、20.0質量%以上50.0質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カルシウムサルフォアルミネートセメントを含む水硬性成分を含有し、
前記カルシウムサルフォアルミネートセメント全量中の、C
4
A
3
S(4CaO・3Al
2
O
3
・SO
3
)の含有量が、30.0質量%以上65.0質量%以下であり、かつC
2
S(2CaO・SiO
2
)の含有量が、20.0質量%以上50.0質量%以下である、
セメント組成物。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記水硬性成分が、ポルトランドセメント及び石膏をさらに含み、
前記カルシウムサルフォアルミネートセメントに対する前記ポルトランドセメントの質量比が、0.1以上3.0以下であり、
前記水硬性成分全量中の石膏の含有量が、5.0質量%以上40.0質量%以下である、
請求項1に記載のセメント組成物。
【請求項3】
前記セメント組成物が、増粘剤をさらに含有する、
請求項1に記載のセメント組成物。
【請求項4】
前記セメント組成物が、セルフレベリング材に用いられる、
請求項1~3のいずれか一項に記載のセメント組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルフレベリング材、断面修復材、グラウト等に利用されるセメント組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
カルシウムサルフォアルミネートセメントは、主に膨張材、速硬系セメント組成物等の原材料の一つとして使用されている。カルシウムサルフォアルミネートセメントは、水和反応によって針状結晶のエトリンガイトを生成する過程で、混練水を大量に消費することで、収縮低減、早期の強度発現、及び速乾性を可能にしている。このような特徴を活かすことで、セルフレベリング材等の速硬性及び速乾性が求められる製品の原材料として使用されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/206824号
特開2019-059651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、水硬性成分として、C
4
A
3
Sの含有量が比較的高いカルシウムサルフォアルミネートセメントを用いたセメント組成物は、低温(例えば、5℃程度)において充分な速硬性が得られない場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、低温においても初期の流動性を充分に有し、かつ優れた速硬性を有するセメント組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために鋭意検討した結果、本発明者らは、カルシウムサルフォアルミネートセメント(以下、「CSA」という場合がある。)全量中のC
4
A
3
Sの含有量に着目したところ、CSAを含むセメント組成物において、CSA全量中のC
4
A
3
Sの含有量を特定の範囲に調整することで、低温においても良好な速硬性を得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明は、[1]~[4]のセメント組成物、及び、[5]、[6]の水硬性組成物を提供する。
[1]カルシウムサルフォアルミネートセメントを含む水硬性成分を含有し、
前記カルシウムサルフォアルミネートセメント全量中の、C
4
A
3
S(4CaO・3Al
2
O
3
・SO
3
)の含有量が、30.0質量%以上65.0質量%以下であり、かつC
2
S(2CaO・SiO
2
)の含有量が、20.0質量%以上50.0質量%以下である、
セメント組成物。
[2]前記水硬性成分が、ポルトランドセメント及び石膏をさらに含み、
前記カルシウムサルフォアルミネートセメントに対する前記ポルトランドセメントの質量比が、0.1以上3.0以下であり、
前記水硬性成分全量中の石膏の含有量が、5.0質量%以上40.0質量%以下である、
[1]に記載のセメント組成物。
[3]前記セメント組成物が、増粘剤をさらに含有する、
[1]又は[2]に記載のセメント組成物。
[4]前記セメント組成物が、セルフレベリング材に用いられる、
[1]~[3]のいずれかに記載のセメント組成物。
[5]カルシウムサルフォアルミネートセメントを含み、
前記カルシウムサルフォアルミネートセメント中の、C
4
A
3
S(4CaO・3Al
2
O
3
・SO
3
)の含有量が、30.0質量%以上65.0質量%以下であり、C
2
S(2CaO・SiO
2
)の含有量が、20.0質量%以上50.0質量%以下である、
水硬性組成物。
[6]前記水硬性組成物が、ポルトランドセメント及び石膏をさらに含み、
前記カルシウムサルフォアルミネートセメントに対する前記ポルトランドセメントの質量比が、0.1以上3.0以下であり、
前記水硬性組成物中の石膏の含有量が、5.0質量%以上40.0質量%以下である、
[5]に記載の水硬性組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、低温においても初期の流動性を充分に有し、かつ優れた速硬性を有するセメント組成物が提供される。また、本発明のセメント組成物によれば、硬化中の体積変化(長さ変化)が少ない硬化体を得ることができる傾向がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)及び図1(b)は、セメント組成物の硬化体の長さ変化測定装置を模式的に示す図である。
図2(a)、図2(b)、及び図2(c)は、セメント組成物が硬化する過程の試料の長さ変化の一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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