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公開番号2025016112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119170
出願日2023-07-21
発明の名称撮像ユニット、撮像装置、及び撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/52 20230101AFI20250124BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ブレ補正機構を搭載した撮像ユニットにおいて、画像信号へ重畳するESDノイズを簡略な構成で低減する。
【解決手段】
筐体に収容され、撮像素子と、撮像素子を光軸に垂直な面内で移動可能に支持する可動部と該可動部に対して相対的に固定される導電性の固定部とを含むアクチュエータユニットと、撮像素子との間で画像信号を含む信号の授受を行う処理基板と、処理基板に接続され、固定部と対向する面を有する導電性のプレートと、撮像素子と処理基板との間に配置されて、画像信号を含む信号が流れる配線を含むフレキシブル配線基板と、を備える撮像ユニットにおいて、プレートと固定部とを電気的に接続し、かつフレキシブル配線基板に対向する対向面を有する導電性部材を配する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体に収容される撮像ユニットであって、
撮像素子と、
前記撮像素子を光軸に垂直な面内で移動可能に支持する可動部と前記可動部に対して相対的に固定される導電性の固定部とを含むアクチュエータユニットと、
前記撮像素子との間で画像信号を含む信号の授受を行う処理基板と、
前記処理基板に接続され、前記固定部と対向する面を有する導電性のプレートと、
前記撮像素子と前記処理基板との間に配置されて、前記画像信号を含む信号が流れる配線を含むフレキシブル配線基板と、
前記プレートと前記固定部とを電気的に接続し、かつ前記フレキシブル配線基板に対向する対向面を有する導電性部材と、
を備えることを特徴とする撮像ユニット。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記導電性部材は、前記フレキシブル配線基板に含まれる前記配線の少なくとも一部と対向する面を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項3】
前記導電性部材は、前記フレキシブル配線基板と対向する領域において、前記フレキシブル配線基板のもつ幅よりも広い幅を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項4】
前記導電性部材は、折り曲げ部を有し、前記折り曲げ部が前記フレキシブル配線基板に沿うように配置されることで、前記対向面を構成することを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項5】
前記導電性部材は、前記対向面が、前記フレキシブル配線基板を折り曲げて前記配線の延在する向きを変える折り返し部であって、前記可動部による前記撮像素子の移動に対する前記フレキシブル配線基板による制限を減らすように構成される折り返し部の、少なくとも折り曲げの頂部と対向するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の撮像ユニット。
【請求項6】
前記導電性部材は、導電性を有する複数の部材を接続することで構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
【請求項7】
前記導電性部材は、導電性を有するガスケットで構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
【請求項8】
前記処理基板は、前記画像信号に所定の画像処理を行って画像データを生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像ユニット。
【請求項9】
撮像素子と、
前記撮像素子を光軸に垂直な面内で移動可能に支持する可動部と前記可動部に対して相対的に固定される導電性の固定部とを含むアクチュエータユニットと、
前記撮像素子との間で画像信号を含む信号の授受を行う処理基板と、
前記処理基板に接続され、前記固定部と対向する面を有する導電性のプレートと、
前記撮像素子と前記処理基板との間に配置されて、前記画像信号を含む信号が流れる配線を含むフレキシブル配線基板と、
前記フレキシブル配線基板を折り曲げて前記配線の延在する向きを変える折り返し部であって、前記可動部による前記撮像素子の移動に対する前記フレキシブル配線基板による制限を減らすように構成される折り返し部の、少なくとも折り曲げの頂部と対向するように配置され、前記プレートと前記固定部とを電気的に接続し、印加された静電気放電電流を前記プレートから前記固定部へ、または前記固定部から前記プレートへ流す導電性部材と、を備え、
前記導電性部材または前記フレキシブル配線基板は、前記フレキシブル配線基板に含まれる前記画像信号を含む信号が各々流れる配線の延在方向が前記静電気放電電流の流れ方向と沿うように配置されて、前記配線のインピーダンスを下げるように構成されることを特徴とする撮像ユニット。
【請求項10】
前記導電性部材は、撮像ユニットを収容する筐体の側に配置されることを特徴とする請求項9に記載の撮像ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影時のブレを補正する補正手段を備える撮像ユニット、撮像装置、及び撮像システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置の高性能化により、撮像素子を移動させることで手振れ等によるブレが画像に影響することを抑制するブレ補正機構が搭載される撮像装置が増えてきている。同時に、低消費電力化、撮影動画の高画質化などの高機能化に伴い、ESD(Electro Static Discharge:静電気放電)などの外来ノイズに対し、撮像装置の耐性が低くなっている。この撮像装置では、撮像素子が実装された素子基板と、制御回路や画像処理回路等が実装された処理基板とが電気的に接続されている。特許文献1には、ブレ補正機構を搭載した撮像装置におけるこの接続の方法として、撮像素子の動作を阻害しないよう可撓性を有する帯状のフレキシブル配線基板が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-081006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されるフレキシブル配線基板は、ESDのような、外部から侵入するノイズの影響を受けやすい。ノイズの影響は、撮像時の画像乱れや撮像装置の作動エラーの要因となり得て、さらにその程度によっては、実際にこれらを生じさせる虞がある。
【0005】
本開示はこのような事象に鑑みたものであって、ブレ補正機構を搭載した撮像ユニットにおいて、ESDノイズを簡略な構成で低減することをその目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る撮像ユニットは、
筐体に収容される撮像ユニットであって、
撮像素子と、
前記撮像素子を光軸に垂直な面内で移動可能に支持する可動部と前記可動部に対して相対的に固定される導電性の固定部とを含むアクチュエータユニットと、
前記撮像素子との間で画像信号を含む信号の授受を行う処理基板と、
前記処理基板に接続され、前記固定部と対向する面を有する導電性のプレートと、
前記撮像素子と前記処理基板との間に配置されて、前記画像信号を含む信号が流れる配線を含むフレキシブル配線基板と、
前記プレートと前記固定部とを電気的に接続し、かつ前記フレキシブル配線基板に対向する対向面を有する導電性部材と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、ブレ補正機構を搭載した撮像ユニットにおいて、画像信号へ重畳するESDノイズを簡略な構成で低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例に係る撮像ユニットの断面の構成を模式的に示す図である。
第1実施例に係る撮像ユニットの構造を示す斜視図である。
第1実施例に係るアクチュエータユニットの斜視図及び分解斜視図である。
図2に例示する撮像ユニット100を処理基板10の側から見た状態を示す斜視図と、フレキシブル配線基板7と導電性部材14の対向箇所を示した各々の断面に存在する構成を模式的に示す図である。
本開示の効果に関するシミュレーション結果を示すグラフである。
撮像ユニットが搭載された撮像装置(カメラ)の外観を示す模式図である。
処理基板とプレートとの接続状態を示す斜視図である。
アクチュエータ、撮像素子、及びセンサ基板の取り付け様式を示す斜視図である。
導電性部材の変形例を示す図である。
第2実施例に係る撮像ユニットの模式図である。
第4実施例に係る撮像ユニットの一部模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る撮像ユニット、該撮像ユニットを含む撮像装置、該撮像装置と例えばレンズ装置とからなる撮像システムの実施例について、図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する実施例は、本開示の一形態であって、特許請求の範囲に係る本開示をこれに限定するものではない。また、実施例には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが本開示に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。
【0010】
そして、以下の実施例で説明する寸法、材料、形状、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本開示が適用される装置の構成または様々な条件に応じて変更できる。また、共通する構成を複数の図面間で相互に参照して説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。同じ名称を付することが適切であり且つ異なる部材等の別々の事項については、それぞれ、第1の事項、第2の事項というように、「第及び数値」を付けて区別することとする。
(【0011】以降は省略されています)

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