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公開番号
2025016059
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119075
出願日
2023-07-21
発明の名称
多層延伸フィルム
出願人
クリロン化成株式会社
代理人
弁理士法人セントクレスト国際特許事務所
主分類
B32B
27/34 20060101AFI20250124BHJP(積層体)
要約
【課題】突刺しによるピンホールが発生しにくいだけでなく、摩擦によるピンホールも発生しにくい多層延伸フィルムを提供すること。
【解決手段】ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂及びエチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂から選択される機能性樹脂を含有する層A1及び層A2と、接着性樹脂を含有する層Bと、シーラント樹脂を含有する層CとがA1/B/A2/Cの順に配置された多層延伸フィルムであって、該フィルムの厚みが25~70μmであり、層A1の厚みが層A1と層A2の合計の10~90%であり、多層延伸フィルムが、式(1)及び(2):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025016059000007.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">37</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">120</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式(1)及び(2)中、E
i
は層iを構成する樹脂のヤング率を表し、t
i
は層iの厚みを表し、nは層の総数を表す。)により求められる曲げこわさGを多層延伸フィルムの厚みTの3乗で除したG/T
3
値が50N/mm
2
以上である、多層延伸フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂及びエチレン-ビニルアルコール共重合体樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の機能性樹脂を含有する層A1及び層A2と、接着性樹脂を含有する層Bと、シーラント樹脂を含有する層Cとが、外側からA1/B/A2/Cの順に配置された多層延伸フィルムであって、
前記多層延伸フィルムの厚みが25~70μmであり、
前記層A1の厚みが前記層A1と前記層A2との厚みの合計の10~90%であり、
前記多層延伸フィルムについて、下記式(1)及び(2):
JPEG
2025016059000006.jpg
37
120
(式(1)及び(2)中、E
i
は層iを構成する樹脂のヤング率を表し、t
i
は層iの厚みを表し、nは層の総数を表す。)
により求められる曲げこわさGを前記多層延伸フィルムの厚みTの3乗で除したG/T
3
値が50N/mm
2
以上であることを特徴とする多層延伸フィルム。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
2枚の前記多層延伸フィルムの層A1の表面同士を接触させて滑らせた場合の動摩擦係数が0.25以下であることを特徴とする請求項1に記載の多層延伸フィルム。
【請求項3】
前記層A1と前記層A2の厚みの合計が前記多層延伸フィルム全体の厚みの30~70%であることを特徴とする請求項1に記載の多層延伸フィルム。
【請求項4】
前記層A1が2層以上の前記機能性樹脂を含有する層からなるものであることを特徴とする請求項1に記載の多層延伸フィルム。
【請求項5】
前記層A1を構成する2層以上の前記機能性樹脂を含有する層のうちの最外層の厚みが前記層A1全体の厚みの2~30%であることを特徴とする請求項4に記載の多層延伸フィルム。
【請求項6】
前記層A1及び前記層A2が、それぞれ独立に、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド6-66、及びポリアミドMXD6からなる群から選択される少なくとも1種のポリアミド系樹脂を含有する層であることを特徴とする請求項1に記載の多層延伸フィルム。
【請求項7】
前記層A1及び前記層A2がポリアミド6を含有する層であることを特徴とする請求項6に記載の多層延伸フィルム。
【請求項8】
前記層A1及びA2のうちの少なくとも一方が非晶性ポリアミド樹脂又は3元共重合ポリアミドと、前記非晶性ポリアミド樹脂及び前記3元共重合ポリアミド以外のポリアミド系樹脂とを含有する層であることを特徴とする請求項1に記載の多層延伸フィルム。
【請求項9】
前記層Cがポリオレフィン系樹脂を含有する層であることを特徴とする請求項1に記載の多層延伸フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多層延伸フィルムに関し、より詳しくは、ポリアミド系樹脂、ポリエステル樹脂又はエチレン-ビニルアルコール共重合体を含有する層とシーラント樹脂を含有する層とを備えている多層延伸フィルムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリアミド系樹脂、ポリエステル樹脂又はエチレン-ビニルアルコール共重合体を含有する層を備えている多層延伸フィルムは、ピンホールが発生しにくく、包装用フィルムとして多くの分野で利用されている。
【0003】
近年、環境問題の観点から、プラスチック製品の減量化が進められており、包装用フィルムも薄肉化が検討されている。しかしながら、フィルムを薄肉化した場合、フィルム強度が低下するため、ピンホールが発生しやすくなるという問題があった。
【0004】
そこで、特開平5-169603号公報(特許文献1)には、突刺しや屈曲によるピンホールが発生しにくい包装用フィルムとして、ポリアミド樹脂層(A)(A’)、エチレン-酢酸ビニル共重合体けん化物樹脂層(B)、接着性樹脂層(C)(C’)(C”)及びシール層(D)のいずれかを含み、その積層順序が、(1)A-C-A’、(2)A-C-B-A’、(3)A-C-B-C’-A’、(4)A-C-A’-C’-D、(5)A-C-B-A’-C’-D、又は(6)A-C-B-C’-A’-C”-Dである、多層延伸フィルムが提案されている。
【0005】
また、特開2020-82678号公報(特許文献2)には、ポリアミド610等を含有する最外層と、ポリアミド6等を含有するポリアミド系中間層と、接着性樹脂を含有する接着層と、ポリオレフィン系樹脂を含有する最内層とを備えている、突刺しによるピンホールが発生しにくい多層延伸フィルムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平5-169603号公報
特開2020-82678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1~2に記載の多層延伸フィルムにおいては、摩擦によるピンホールが発生しやすいという問題があった。
【0008】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、突刺しによるピンホールが発生しにくいだけでなく、摩擦によるピンホールも発生しにくい多層延伸フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂及びエチレン-ビニルアルコール共重合体からなる群から選択される少なくとも1種の機能性樹脂を含有する層とシーラント樹脂を含有する層とを備えている多層延伸フィルムにおいて、前記機能性樹脂を含有する層を少なくとも2層形成し、かつ、この2層の前記機能性樹脂を含有する層(層A1と層A2)を接着性樹脂を含有する層Bで接着した層構造(A1/B/A2)を形成し、さらに、多層延伸フィルムの曲げこわさGを膜厚Tの3乗で除したG/T
3
値を所定の範囲内とすることによって、突刺しによるピンホールが発生しにくくなるだけでなく、摩擦によるピンホールも発生しにくくなることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は以下の態様を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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