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公開番号
2025015854
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024203821,2021001486
出願日
2024-11-22,2021-01-07
発明の名称
ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20250123BHJP(光学)
要約
【課題】全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システムを提供すること。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、広角端から望遠端までのズーミングに際して第1レンズ群は移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔は広がり、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔は狭まり、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔は狭まるズームレンズであって、第4レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ、正又は負の屈折力の第2レンズからなり、望遠端における第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離、望遠端におけるズームレンズの焦点距離、第2レンズの屈折率を各々適切に設定すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、第5レンズ群を有し、広角端から望遠端までのズーミングに際して前記第1レンズ群は移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔は広がり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔は狭まり、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔は狭まり、前記第4レンズ群と前記第5レンズ群との間隔は変化するズームレンズであって、
フォーカシングに際して、前記第4レンズ群よりも像側に配置された1つのレンズ群が移動し、前記第1乃至第4レンズ群は不動であり、
前記第4レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ、正又は負の屈折力の第2レンズからなり、
望遠端における前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をTLt、望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をft、前記第2レンズの屈折率をndGaとするとき、
0.30<TLt/ft<0.80
1.40<ndGa<1.72
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2レンズの比重をSGaとするとき、
1.00<SGa<4.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
広角端から望遠端までのズーミングに際しての前記第1レンズ群の移動量をML1、広角端から望遠端までのズーミングに際しての前記第4レンズ群の移動量をML4とするとき、
0.3<ML4/ML1<3.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群の焦点距離をfL1、前記第2レンズ群の焦点距離をfL2とするとき、
-0.80<fL2/fL1<-0.20
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第4レンズ群の焦点距離をfL4とするとき、
0.05<fL4/ft<0.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1レンズ群の焦点距離をfL1、前記第4レンズ群の焦点距離をfL4とするとき、
0.10<fL4/fL1<0.70
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第3レンズ群の焦点距離をfL3、前記第4レンズ群の焦点距離をfL4とするとき、
0.05<fL4/fL3<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第1レンズのd線に対するアッベ数をνdGpとするとき、
55<νdGp<99
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記第1レンズ群に含まれる正レンズの材料のd線に対するアッベ数の平均値をνdL1Pave.とするとき、
55<νdL1Pave.<99
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第3レンズ群に含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値をνdL3Pave.とするとき、
55<νdL3Pave.<99
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置に用いられるズームレンズは、高い光学性能を有し、小型かつ軽量であることが求められている。これらの要求に応えるために、物体側から像側へ順に配置された、正、負、正、正の屈折力の第1乃至第4レンズ群を有し、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-333039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、ズームレンズの小型化を図るためには、望遠端でテレフォト型のパワー配置を採用し、物体側の正の屈折力と像側の負の屈折力を強くすることが有効である。しかしながら、各レンズ群の屈折力を強くすると、ズーミングに伴う諸収差の変動が大きくなり、少ないレンズ枚数で諸収差を良好に補正することが困難となる。そのため、ズームレンズの小型化と軽量化を両立させるためには、各レンズ群の屈折力やレンズ構成を適切に設定することが重要となる。
【0005】
本発明は、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、第5レンズ群を有し、広角端から望遠端までのズーミングに際して第1レンズ群は移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔は広がり、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔は狭まり、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔は狭まり、第4レンズ群と第5レンズ群との間隔は変化するズームレンズであって、フォーカシングに際して、第4レンズ群よりも像側に配置された1つのレンズ群が移動し、第1乃至第4レンズ群は不動であり、第4レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ、正又は負の屈折力の第2レンズからなり、望遠端における第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をTLt、望遠端におけるズームレンズの焦点距離をft、第2レンズの屈折率をndGaとするとき、
0.30<TLt/ft<0.80
1.40<ndGa<1.72
なる条件式を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で軽量なズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のズームレンズの広角端での断面図である。
(A),(B)実施例1のズームレンズの広角端及び望遠端での縦収差図である。
実施例2のズームレンズの広角端での断面図である。
(A),(B)実施例2のズームレンズの広角端及び望遠端での縦収差図である。
実施例3のズームレンズの広角端での断面図である。
(A),(B)実施例3のズームレンズの広角端及び望遠端での縦収差図である。
実施例4のズームレンズの広角端での断面図である。
(A),(B)実施例4のズームレンズの広角端及び望遠端での縦収差図である。
実施例5のズームレンズの広角端での断面図である。
(A),(B)実施例5のズームレンズの広角端及び望遠端での縦収差図である。
実施例6のズームレンズの広角端での断面図である。
(A),(B)実施例6のズームレンズの広角端及び望遠端での縦収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
図1,3,5,7,9,11はそれぞれ、実施例1乃至6のズームレンズの広角端での無限遠に合焦した状態(無限遠合焦状態)での断面図である。各実施例のズームレンズは、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置や交換レンズを含む光学機器に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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