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公開番号2025015793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024202353,2024017946
出願日2024-11-20,2019-09-10
発明の名称画像符号化システムにおいてアフィンMVP候補リストを使用するアフィン動き予測に基づいた画像デコード方法及び装置
出願人エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド,LG ELECTRONICS INC.
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/105 20140101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ビデオデコード方法の提供。
【解決手段】方法は、ビットストリームから現在ブロックに対する動き予測情報を取得するステップと、現在ブロックに対するアフィンMVP候補リストを構成するステップと、を含み、アフィンMVP候補リストを構成するステップは、継承されたアフィンMVP候補及びコンストラクテッドアフィンMVP候補を含む、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ない場合、第1のアフィンMVP候補を導出するステップであって、第1のアフィンMVP候補は、特定動きベクトルをCPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であり、特定動きベクトルは、CP0に対する候補動きベクトル、CP1に対する候補動きベクトル、及びCP2に対する候補動きベクトルのうちの利用可能な動きベクトルである、ステップを含む。
【選択図】図23
特許請求の範囲【請求項1】
デコード装置によって行われるビデオデコード方法であって、
ビットストリームから現在ブロックに対する動き予測情報及びレシデュアル情報を取得するステップと、
前記現在ブロックに対するアフィンMVP(Motion Vector Predictor)候補リストを構成するステップと、
前記アフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックのCP(Control Point)に対するCPMVP(Control Point Motion Vector Predictors)を導出するステップと、
前記動き予測情報に基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVD(Control Point Motion Vector Differences)を導出するステップと、
前記CPMVP及び前記CPMVDに基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMV(Control Point Motion Vectors)を導出するステップと、
前記CPMVに基づいて前記現在ブロックに対する予測サンプルを導出するステップと、
前記レシデュアル情報に基づいて前記現在ブロックに対するレシデュアルサンプルを導出するステップと、
前記予測サンプル及び前記レシデュアルサンプルに基づいて前記現在ブロックに対する復元ピクチャを生成するステップと、
を含み、
前記アフィンMVP候補リストを構成する前記ステップは、
継承されたアフィンMVP候補が利用可能であるかどうかをチェックするステップであって、前記継承されたアフィンMVP候補が利用可能であることに基づいて、前記継承されたアフィンMVP候補が導出される、ステップと、
コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能であるかどうかをチェックするステップであって、
前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能であることに基づいて、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が導出され、
前記コンストラクテッドアフィンMVP候補は、前記現在ブロックのCP0に対する候補動きベクトル、前記現在ブロックのCP1に対する候補動きベクトル、及び前記現在ブロックのCP2に対する候補動きベクトルを含む、ステップと、
導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、第1のアフィンMVP候補を導出するステップであって、
前記第1のアフィンMVP候補は、特定動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であり、
前記特定動きベクトルは、前記CP0に対する前記候補動きベクトル、前記CP1に対する前記候補動きベクトル、及び前記CP2に対する前記候補動きベクトルのうちの利用可能な動きベクトルである、ステップと、
前記導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、前記現在ブロックの時間的周辺ブロックに基づいて導出された時間的MVPを含む第2のアフィンMVP候補を前記CPに対する候補動きベクトルとして導出するステップと、
前記導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、ゼロ動きベクトルを含む第3のアフィンMVP候補を前記CPに対する候補動きベクトルとして導出するステップと、
を含み、
前記CP0は、前記現在ブロックの左上端位置を表し、
前記CP1は、前記現在ブロックの右上端位置を表し、
前記CP2は、前記現在ブロックの左下端位置を表す、方法。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
エンコード装置によって行われるビデオエンコード方法であって、
現在ブロックに対するアフィンMVP(Motion Vector Predictor)候補リストを構成するステップと、
前記アフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックのCP(Control Point)に対するCPMVP(Control Point Motion Vector Predictors)を導出するステップと、
前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVを導出するステップと、
前記CPMVに基づいて前記現在ブロックに対する予測サンプルを導出するステップと、
前記予測サンプルに基づいて前記現在ブロックに対するレシデュアルサンプルを導出するステップと、
前記CPMVP及び前記CPMVに基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVD(Control Point Motion Vector Differences)を導出するステップと、
レシデュアル情報と前記CPMVDに関する情報を含む動き予測情報とをエンコードするステップと、
を含み、
前記アフィンMVP候補リストを構成する前記ステップは、
前記現在ブロックの継承されたアフィンMVP候補が利用可能であるかどうかをチェックするステップであって、前記継承されたアフィンMVP候補が利用可能であることに基づいて、前記継承されたアフィンMVP候補が導出される、ステップと、
前記現在ブロックのコンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能であるかどうかをチェックするステップであって、
前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能であることに基づいて、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が導出され、
前記コンストラクテッドアフィンMVP候補は、前記現在ブロックのCP0に対する候補動きベクトル、前記現在ブロックのCP1に対する候補動きベクトル、及び前記現在ブロックのCP2に対する候補動きベクトルを含む、ステップと、
導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、第1のアフィンMVP候補を導出するステップであって、
前記第1のアフィンMVP候補は、特定動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であり、
前記特定動きベクトルは、前記CP0に対する前記候補動きベクトル、前記CP1に対する前記候補動きベクトル、及び前記CP2に対する前記候補動きベクトルのうちの利用可能な動きベクトルである、ステップと、
導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、前記現在ブロックの時間的周辺ブロックに基づいて導出された時間的MVPを含む第2のアフィンMVP候補を前記CPに対する候補動きベクトルとして導出するステップと、
導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、ゼロ動きベクトルを含む第3のアフィンMVP候補を前記CPに対する候補動きベクトルとして導出するステップと、
を含み、
前記CP0は、前記現在ブロックの左上端位置を表し、
前記CP1は、前記現在ブロックの右上端位置を表し、
前記CP2は、前記現在ブロックの左下端位置を表す、方法。
【請求項3】
画像のためのデータの送信方法であって、
現在ブロックに対するレシデュアル情報及び動き予測情報を含む画像情報のビットストリームを取得するステップと、
前記レシデュアル情報及び前記動き予測情報を含む前記画像情報の前記ビットストリームを含む前記データを送信するステップと、を含み、
前記レシデュアル情報及び前記動き予測情報は、
現在ブロックに対するアフィンMVP(Motion Vector Predictor)候補リストを構成するステップと、
前記アフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックのCP(Control Point)に対するCPMVP(Control Point Motion Vector Predictors)を導出するステップと、
前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVを導出するステップと、
前記CPMVに基づいて前記現在ブロックに対する予測サンプルを導出するステップと、
前記予測サンプルに基づいて前記現在ブロックに対するレシデュアルサンプルを導出するステップと、
前記CPMVP及び前記CPMVに基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVD(Control Point Motion Vector Differences)を導出するステップと、
前記レシデュアル情報と前記CPMVDに関する情報を含む前記動き予測情報とをエンコードするステップと、
によって生成され、
前記アフィンMVP候補リストを構成する前記ステップは、
前記現在ブロックの継承されたアフィンMVP候補が利用可能であるかどうかをチェックするステップであって、前記継承されたアフィンMVP候補が利用可能であることに基づいて、前記継承されたアフィンMVP候補が導出される、ステップと、
前記現在ブロックのコンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能であるかどうかをチェックするステップであって、
前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能であることに基づいて、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が導出され、
前記コンストラクテッドアフィンMVP候補は、前記現在ブロックのCP0に対する候補動きベクトル、前記現在ブロックのCP1に対する候補動きベクトル、及び前記現在ブロックのCP2に対する候補動きベクトルを含む、ステップと、
導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、第1のアフィンMVP候補を導出するステップであって、
前記第1のアフィンMVP候補は、特定動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であり、
前記特定動きベクトルは、前記CP0に対する前記候補動きベクトル、前記CP1に対する前記候補動きベクトル、及び前記CP2に対する前記候補動きベクトルのうちの利用可能な動きベクトルである、ステップと、
前記導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、前記現在ブロックの時間的周辺ブロックに基づいて導出された時間的MVPを含む第2のアフィンMVP候補を前記CPに対する候補動きベクトルとして導出するステップと、
前記導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より少ないことに基づいて、ゼロ動きベクトルを含む第3のアフィンMVP候補を前記CPに対する候補動きベクトルとして導出するステップと、
を含み、
前記CP0は、前記現在ブロックの左上端位置を表し、
前記CP1は、前記現在ブロックの右上端位置を表し、
前記CP2は、前記現在ブロックの左下端位置を表す、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本文書は、画像符号化技術に関し、より詳細には、画像符号化システムにおいてアフィン動き予測(affine motion prediction)に基づいた画像デコード方法及び装置に関する。
続きを表示(約 6,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、HD(High Definition)画像及びUHD(Ultra High Definition)画像のような高解像度、高品質の画像に対する需要が種々の分野で増加している。画像データが高解像度、高品質になるほど、既存の画像データに比べて相対的に送信される情報量またはビット量が増加するため、既存の有線/無線広帯域回線のような媒体を利用して画像データを送信したり、既存の格納媒体を利用して画像データを格納する場合、送信費用と格納費用が増加される。
【0003】
これにより、高解像度、高品質画像の情報を効果的に送信したり、格納し、再生するために、高効率の画像圧縮技術が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本文書の技術的課題は、画像符号化効率を上げる方法及び装置を提供することにある。
【0005】
本文書の他の技術的課題は、CPに対する候補動きベクトルが全て利用可能である場合にのみ周辺ブロックに基づいてコンストラクテッドアフィンMVP候補を導出して前記現在ブロックのアフィンMVP候補リストを構成し、構成されたアフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックに対する予測を行う画像デコード方法及び装置を提供することにある。
【0006】
本文書の他の技術的課題は、利用可能な継承されたアフィンMVP候補及びコンストラクテッドアフィンMVP候補の個数が、MVP候補リストの候補個数が最大個数より小さい場合に追加されたアフィンMVP候補として前記コンストラクテッドアフィンMVP候補導出過程で導出された候補動きベクトルを使用してアフィンMVP候補を導出し、構成されたアフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックに対する予測を行う画像デコード方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本文書の一実施形態によれば、デコード装置によって行われる画像デコード方法が提供される。上記方法は、ビットストリームから現在ブロックに対する動き予測情報(motion prediction information)を取得するステップ、前記現在ブロックに対するアフィン(affine)動きベクトル予測子(Motion Vector Predictor、MVP)候補リストを構成するステップ、前記アフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックのCP(Control Point)に対するCPMVP(Control Point Motion Vector Predictors)を導出するステップ、前記動き予測情報に基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVD(Control Point Motion Vector Differences)を導出するステップ、前記CPMVP及び前記CPMVDに基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMV(Control Point Motion Vectors)を導出するステップ、前記CPMVに基づいて前記現在ブロックに対する予測サンプルを導出するステップ、及び前記導出された予測サンプルに基づいて前記現在ブロックに対する復元ピクチャを生成するステップを含み、前記アフィンMVP候補リストを構成するステップは、前記現在ブロックの継承された(inherited)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記継承されたアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記継承されたアフィンMVP候補が導出されるステップ、前記現在ブロックのコンストラクテッド(constructed)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が導出され、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補は、前記現在ブロックのCP0に対する候補動きベクトル、前記現在ブロックのCP1に対する候補動きベクトル、及び前記現在ブロックのCP2に対する候補動きベクトルを含むステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP0に対する動きベクトルが利用可能である場合、第1のアフィンMVP候補を導出し、前記第1のアフィンMVP候補は、前記CP0に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP1に対する動きベクトルが利用可能である場合、第2のアフィンMVP候補を導出し、前記第2のアフィンMVP候補は、前記CP1に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP2に対する動きベクトルが利用可能である場合、第3のアフィンMVP候補を導出し、前記第3のアフィンMVP候補は、前記CP2に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、前記現在ブロックの時間的周辺ブロックに基づいて導出された時間的MVPを前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第4のアフィンMVP候補を導出するステップ、及び導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、ゼロ動きベクトル(zero motion vector)を前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第5のアフィンMVP候補を導出するステップを含むことを特徴とする。
【0008】
本文書の他の一実施形態によれば、画像デコードを行うデコード装置が提供される。前記デコード装置は、ビットストリームから現在ブロックに対する動き予測情報(motion prediction information)を取得するエントロピーデコード部、前記現在ブロックに対するアフィン(affine)動きベクトル予測子(Motion Vector Predictor、MVP)候補リストを構成し、前記アフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックのCP(Control Point)に対するCPMVP(Control Point Motion Vector Predictors)を導出し、前記動き予測情報に基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVD(Control Point Motion Vector Differences)を導出し、前記CPMVP及び前記CPMVDに基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMV(Control Point Motion Vectors)を導出し、前記CPMVに基づいて前記現在ブロックに対する予測サンプルを導出する予測部、及び前記導出された予測サンプルに基づいて前記現在ブロックに対する復元ピクチャを生成する加算部を備え、前記アフィンMVP候補リストは、前記現在ブロックの継承された(inherited)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記継承されたアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記継承されたアフィンMVP候補が導出されるステップ、前記現在ブロックのコンストラクテッド(constructed)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が導出され、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補は、前記現在ブロックのCP0に対する候補動きベクトル、前記現在ブロックのCP1に対する候補動きベクトル、及び前記現在ブロックのCP2に対する候補動きベクトルを含むステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP0に対する動きベクトルが利用可能である場合、第1のアフィンMVP候補を導出し、前記第1のアフィンMVP候補は、前記CP0に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP1に対する動きベクトルが利用可能である場合、第2のアフィンMVP候補を導出し、前記第2のアフィンMVP候補は、前記CP1に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP2に対する動きベクトルが利用可能である場合、第3のアフィンMVP候補を導出し、前記第3のアフィンMVP候補は、前記CP2に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、前記現在ブロックの時間的周辺ブロックに基づいて導出された時間的MVPを前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第4のアフィンMVP候補を導出するステップ、及び導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、ゼロ動きベクトル(zero motion vector)を前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第5のアフィンMVP候補を導出するステップに基づいて構成されることを特徴とする。
【0009】
本文書のさらに他の一実施形態によれば、エンコード装置によって行われるビデオエンコード方法を提供する。上記方法は、現在ブロックに対するアフィン(affine)動きベクトル予測子(Motion Vector Predictor、MVP)候補リストを構成するステップ、前記アフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックのCP(Control Point)に対するCPMVP(Control Point Motion Vector Predictors)を導出するステップ、前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVを導出するステップ、前記CPMVP及び前記CPMVに基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVD(Control Point Motion Vector Differences)を導出するステップ、及び前記CPMVDに関する情報を含む動き予測情報(motion prediction information)をエンコードするステップを含み、前記アフィンMVP候補リストを構成するステップは、前記現在ブロックの継承された(inherited)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記継承されたアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記継承されたアフィンMVP候補が導出されるステップ、前記現在ブロックのコンストラクテッド(constructed)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が導出され、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補は、前記現在ブロックのCP0に対する候補動きベクトル、前記現在ブロックのCP1に対する候補動きベクトル、及び前記現在ブロックのCP2に対する候補動きベクトルを含むステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP0に対する動きベクトルが利用可能である場合、第1のアフィンMVP候補を導出し、前記第1のアフィンMVP候補は、前記CP0に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP1に対する動きベクトルが利用可能である場合、第2のアフィンMVP候補を導出し、前記第2のアフィンMVP候補は、前記CP1に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP2に対する動きベクトルが利用可能である場合、第3のアフィンMVP候補を導出し、前記第3のアフィンMVP候補は、前記CP2に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、前記現在ブロックの時間的周辺ブロックに基づいて導出された時間的MVPを前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第4のアフィンMVP候補を導出するステップ、及び導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、ゼロ動きベクトル(zero motion vector)を前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第5のアフィンMVP候補を導出するステップを含むことを特徴とする。
【0010】
本文書のさらに他の一実施形態によれば、ビデオエンコード装置を提供する。前記エンコード装置は、現在ブロックに対するアフィン(affine)動きベクトル予測子(Motion Vector Predictor、MVP)候補リストを構成し、前記アフィンMVP候補リストに基づいて前記現在ブロックのCP(Control Point)に対するCPMVP(Control Point Motion Vector Predictors)を導出し、前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVを導出する予測部、前記CPMVP及び前記CPMVに基づいて前記現在ブロックの前記CPに対するCPMVD(Control Point Motion Vector Differences)を導出する減算部、及び前記CPMVDに関する情報を含む動き予測情報(motion prediction information)をエンコードするエントロピーエンコード部を備え、前記アフィンMVP候補リストは、前記現在ブロックの継承された(inherited)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記継承されたアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記継承されたアフィンMVP候補が導出されるステップ、前記現在ブロックのコンストラクテッド(constructed)アフィンMVP候補が利用可能であるかチェックし、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が利用可能である場合、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補が導出され、前記コンストラクテッドアフィンMVP候補は、前記現在ブロックのCP0に対する候補動きベクトル、前記現在ブロックのCP1に対する候補動きベクトル、及び前記現在ブロックのCP2に対する候補動きベクトルを含むステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP0に対する動きベクトルが利用可能である場合、第1のアフィンMVP候補を導出し、前記第1のアフィンMVP候補は、前記CP0に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP1に対する動きベクトルが利用可能である場合、第2のアフィンMVP候補を導出し、前記第2のアフィンMVP候補は、前記CP1に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さく、前記CP2に対する動きベクトルが利用可能である場合、第3のアフィンMVP候補を導出し、前記第3のアフィンMVP候補は、前記CP2に対する動きベクトルを前記CPに対する候補動きベクトルとして含むアフィンMVP候補であるステップ、導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、前記現在ブロックの時間的周辺ブロックに基づいて導出された時間的MVPを前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第4のアフィンMVP候補を導出するステップ、及び導出されたアフィンMVP候補の個数が2個より小さい場合、ゼロ動きベクトル(zero motion vector)を前記CPに対する候補動きベクトルとして含む第5のアフィンMVP候補を導出するステップに基づいて構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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