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公開番号2025015552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024188466,2021535888
出願日2024-10-25,2019-11-04
発明の名称トウモロコシ繊維処理システム及びそれを用いた湿潤粉砕式トウモロコシデンプン処理システム
出願人ノボザイムス アクティーゼルスカブ
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250123BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】本出願の例は、トウモロコシ繊維処理システム及びそれを用いた湿潤粉砕式トウモロコシデンプン処理システムを提供する。
【解決手段】トウモロコシ繊維処理システムは、圧力湾曲篩の群、繊維洗浄タンクの群、酵素調製物添加装置及び外部酵素反応タンクを含む。外部酵素反応タンクは、中間の圧力湾曲篩の篩の上の材料又は中間の繊維洗浄タンクからの繊維スラリーを受け取るために使用され、及び酵素反応の場所を提供し、それにより酵素が関わる反応の反応時間を延ばすために使用される。さらに、酵素調製物の反応効率は、外部酵素反応タンク内の繊維乾燥物質の濃度を調節することによって、さらに改善することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トウモロコシデンプンを抽出するためのトウモロコシ繊維処理システムであって、圧力湾曲篩群(1)、繊維洗浄槽群(2)、酵素調製物添加装置(3)、及び外部酵素反応タンク(4)を備え、
前記圧力湾曲篩群(1)が、圧力湾曲篩(11)の複数の段階を有し、前記圧力湾曲篩(11)は、デンプン及びタンパク質を含有する繊維スラリーを篩溢流及び篩伏流に分離するために使用され、前記圧力湾曲篩(11)の各段階は、繊維スラリー入口(111)、篩溢流出口(112)、及び篩伏流出口(113)を有し、
前記繊維洗浄槽群(2)は、前記繊維スラリーを洗浄水で洗浄するための場所を提供するために使用され、前記繊維洗浄槽群(2)は、繊維洗浄槽(21)の複数の段階を有し、前記繊維洗浄槽(21)の各段階は、篩溢流供給ポート(211)、篩伏流供給ポート(212)、及び排出ポート(213)を有し、
前記酵素調製物添加装置(3)は、酵素調製物を前記トウモロコシ繊維処理システムに添加するために使用され、
前記外部酵素反応タンク(4)は、中間段階の繊維洗浄槽(21’)の排出ポート(213)に接続され、前記外部酵素反応タンク(4)は、前記中間段階の繊維洗浄槽(21’)内の前記繊維スラリーを受け入れるために、及び酵素反応のための場所を提供するために使用され、前記繊維スラリーは、所定時間後、戻り管(41)を介して、前記中間段階の圧力湾曲篩(11’)の後ろにある圧力湾曲篩(11)の次の段階の、前記繊維スラリー入口(111)に戻されることを特徴とする、トウモロコシ繊維処理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記酵素調製物添加装置(3)が酵素調製物添加管であることを特徴とする、請求項1に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項3】
前記圧力湾曲篩(11)の前記篩溢流が、前記繊維洗浄槽群(2)の中の繊維洗浄槽(21)の対応する段階に流れ、前記圧力湾曲篩(11)の前記篩伏流が、前記繊維洗浄槽群(2)の中の前記繊維洗浄槽(21)の対応する段階の前の、隣接しない繊維洗浄槽(21)に流れることを特徴とする、請求項1に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項4】
前記圧力湾曲篩(11)の前記篩溢流が、前記繊維洗浄槽群(2)の中の前記繊維洗浄槽(21)の対応する段階に流れ、前記圧力湾曲篩(11)の前記篩伏流が、前記繊維洗浄槽群(2)の中の前記繊維洗浄槽(21)の対応する段階の前の、1段階又は2段階離れた繊維洗浄槽(21)に流れることを特徴とする、請求項3に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項5】
前記篩伏流が、篩伏流洗浄水を含有し、篩伏流洗浄水分岐管(5)が、前記中間段階の圧力湾曲篩(11’)の後ろにある圧力湾曲篩(11)の第2の段階に設けられ、前記篩伏流洗浄水分岐管(5)は、前記篩伏流洗浄水の一部を分岐し、それにより前記外部酵素反応タンク(4)内の乾燥物質濃度を制御するために使用され、残留篩伏流洗浄水は、前記中間段階の繊維洗浄槽(21’)の前記篩伏流供給ポート(212)に搬送され、前記分岐された篩伏流洗浄水は、前記篩伏流洗浄水分岐管(5)によって前記トウモロコシ繊維処理システムに戻るように流れることを特徴とする、請求項1に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項6】
前記篩伏流洗浄水分岐管(5)の終端が、前記戻り管(41)に接続されることを特徴とする、請求項5に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項7】
前記篩伏流洗浄水分岐管(5)の終端が、前記外部酵素反応タンク(4)の最終排出ポート(42)の上端に設けられることを特徴とする、請求項5に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項8】
前記篩伏流洗浄水分岐管(5)の終端が、前記中間段階の圧力湾曲篩(11’)の後ろにある圧力湾曲篩(11)の次の段階の、前記繊維スラリー入口(111)に接続されることを特徴とする、請求項5に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項9】
前記篩伏流洗浄水分岐管(5)の始端が、前記篩伏流出口(113)と前記篩伏流供給ポート(212)との間で前記管に設けられることを特徴とする、請求項5に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
【請求項10】
前記篩伏流洗浄水分岐管(5)に設けられた外部貯水バッファタンク(6)をさらに備えることを特徴とする、請求項5に記載のトウモロコシ繊維処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年12月21日に提出され、「トウモロコシ繊維処理システム及びそれを用いたトウモロコシ湿潤粉砕式デンプン処理システム(
JPEG
2025015552000002.jpg
7
160
)」と題された中国実用新案特許出願第CN201822167470.3号の優先権を主張する。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
本出願は、トウモロコシの高度な処理の技術分野に関し、具体的にはトウモロコシの繊維を洗浄する間の酵素反応時間を延ばすための繊維処理装置に関し、特にトウモロコシ繊維処理システム及びそれを用いたトウモロコシ湿潤粉砕式デンプン処理システムに関する。
【背景技術】
【0003】
トウモロコシデンプンは、トウモロコシ粒を亜硫酸に浸漬し、破砕、選別、分離、洗浄、脱水及び乾燥することによってトウモロコシ粒から作られる製品である。現在、トウモロコシデンプンの高度な処理工程には、トウモロコシデンプン湿潤粉砕法(すなわち、トウモロコシデンプン湿潤製造プロセス)が一般的に用いられている。トウモロコシデンプン製造の目的は、トウモロコシ粒からできるだけ多くの純粋なデンプンと様々な副産物(胚芽、タンパク質、繊維、及び他の可溶性物質など)を抽出することである。図1に示すように、トウモロコシデンプン湿潤粉砕法によるトウモロコシデンプンの製造の主な手順は以下のステップを含む:トウモロコシ浸漬、トウモロコシ破砕及び胚芽分離及び洗浄、微粉砕、繊維洗浄及び乾燥、グルテン分離、タンパク質分離及び乾燥、デンプン洗浄、脱水及び乾燥、その他。
【0004】
繊維洗浄手順の間、トウモロコシ繊維洗浄システムを使用する必要がある。トウモロコシ繊維洗浄システムは、複数段階の圧力湾曲篩と、圧力湾曲篩と協働する複数段階の繊維洗浄槽とで主に構成されている。トウモロコシ繊維を含むスラリーが繊維洗浄中に遊離デンプン、結合デンプン、及びトウモロコシタンパク質をより多く放出できるようにするために、酵素調製物を繊維洗浄槽に添加して、酵素調製物がトウモロコシ繊維を含有するスラリーと酵素反応を実行できるようにする必要がある。しかしながら、トウモロコシ繊維が繊維洗浄槽に滞留する時間が短いため、酵素が関与する反応時間が短く、反応が不十分で、酵素の作用効率が低い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
これを考慮して、本出願は、トウモロコシ繊維処理システム及びそれを用いたトウモロコシ湿潤粉砕式デンプン処理システムを提供する。トウモロコシ繊維処理システムは、圧力湾曲篩(pressure curved screen)群、繊維洗浄槽群、酵素調製物添加装置、及び外部酵素反応タンクを備え、圧力湾曲篩群は、圧力湾曲篩の複数の段階を有し、圧力湾曲篩は、デンプン及びタンパク質を含有する繊維スラリーを篩溢流(screen overflow)及び篩伏流(screen underflow)に分離するために使用され、圧力湾曲篩の各段階は、繊維スラリー入口、篩溢流出口、及び篩伏流出口を有し、繊維洗浄槽群は、繊維スラリーを洗浄水で洗浄するための場所を提供するために使用され、繊維洗浄槽群は、繊維洗浄槽の複数の段階を有し、繊維洗浄槽の各段階は、篩溢流供給ポート、篩伏流供給ポート、及び排出ポートを有し、酵素調製物添加装置は、酵素調製物をトウモロコシ繊維処理システムに添加するために使用され、外部酵素反応タンクは、中間段階の繊維洗浄槽の排出ポートに接続され、外部酵素反応タンクは、中間段階の繊維洗浄槽内の繊維スラリーを受け入れるために、及び酵素反応のための場所を提供するために使用され、繊維スラリーは、所定時間後、戻り管を介して、中間段階の圧力湾曲篩の後ろにある圧力湾曲篩の次の段階の、繊維スラリー入口に戻される。
【0006】
好ましくは、酵素調製物添加装置は、酵素調製物添加管である。
【0007】
好ましくは、圧力湾曲篩の篩溢流は、繊維洗浄槽群の中の繊維洗浄槽の対応する段階に流れ、圧力湾曲篩の篩伏流は、繊維洗浄槽群の中の繊維洗浄槽の対応する段階の前の、隣接しない繊維洗浄槽に流れる。
【0008】
好ましくは、圧力湾曲篩の篩溢流は、繊維洗浄槽群の中の繊維洗浄槽の対応する段階に流れ、圧力湾曲篩の篩伏流は、繊維洗浄槽群の中の繊維洗浄槽の対応する段階の前の、1段階又は2段階離れた繊維洗浄槽に流れる。
【0009】
好ましくは、中間段階の圧力湾曲篩は、圧力湾曲篩群内の圧力湾曲篩の第1の段階及び圧力湾曲篩の最後の段階以外の圧力湾曲篩のいずれかの段階を指す。より好ましくは、中間段階の圧力湾曲篩は、中間位置にある圧力湾曲篩を指し、すなわち、奇数個の圧力湾曲篩が存在する場合、中間位置にある圧力湾曲篩を指し、又は偶数個の圧力湾曲篩が存在する場合、中間位置の第1の圧力湾曲篩を指す。
【0010】
好ましくは、中間段階の繊維洗浄槽は、繊維洗浄槽群の中間段階の中の繊維洗浄槽の第1の段階及び繊維洗浄槽の最後の段階以外の繊維洗浄槽のいずれかの段階を指す。より好ましくは、中間段階の繊維洗浄槽は、中間位置にある繊維洗浄槽を指し、すなわち、奇数個の繊維洗浄槽が存在する場合、中間位置にある繊維洗浄槽を指し、又は偶数個の繊維洗浄槽が存在する場合、中間位置の第1の繊維洗浄槽を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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