TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025015533
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024172922,2022155488
出願日
2024-10-02,2014-03-17
発明の名称
ボリューム平準化器コントローラおよび制御方法
出願人
ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H03G
9/00 20060101AFI20250123BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】ボリューム平準化器コントローラおよび制御方法が提供される。
【解決手段】ある実施形態では、ボリューム平準化器コントローラは、リアルタイムでオーディオ信号のコンテンツ型を識別するためのオーディオ・コンテンツ分類器と;識別されたコンテンツ型に基づいて連続的な仕方でボリューム平準化器を調整する調整ユニットとを有する。調整ユニットは、ボリューム平準化器の動的な利得を、前記オーディオ信号の情報性のコンテンツ型と正に相関させ、ボリューム平準化器の動的な利得を、前記オーディオ信号の干渉性のコンテンツ型と負に相関させるよう構成されていてもよい。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
目標ラウドネス値に基づくラウドネス正規化方法であって、当該方法は:
オーディオ信号のオーディオ・フレームに適用される動的利得パラメータを、前記オーディオ信号の短期的特徴または長期的特徴に基づいて決定する段階であって、該決定することは、第一のオーディオ・フレームについての少なくとも一つの動的利得パラメータを前記オーディオ信号の短期的特徴および前記目標ラウドネス値に基づいて決定し、第二のオーディオ・フレームについての少なくとも一つの動的利得パラメータを前記オーディオ信号の長期的特徴および前記目標ラウドネス値に基づいて決定することを含む、段階と;
前記第一のオーディオ・フレームについての前記少なくとも一つの動的利得パラメータによって前記第一のオーディオ・フレームの少なくとも一部をスケーリングして、前記第一のオーディオ・フレームのラウドネスを、再生時に前記目標ラウドネスと整合するように修正する段階と;
前記第二のオーディオ・フレームについての前記少なくとも一つの動的利得パラメータによって前記第二のオーディオ・フレームの少なくとも一部をスケーリングして、前記第二のオーディオ・フレームのラウドネスを、再生時に前記目標ラウドネスと整合するように修正する段階とを含み、
前記長期的特徴は、前記短期的特徴とは異なる仕方で決定される、
ラウドネス正規化方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記動的利得パラメータはリアルタイムで同定され、適用される、請求項1記載のラウドネス正規化方法。
【請求項3】
特定のコンテキスト内でダイアログをより顕著にする効果をもつダイアログ向上が適用される、請求項1記載のラウドネス正規化方法。
【請求項4】
音色バランスに関して一つまたは複数の再生レベルに対する効果をもつラウドネス等化が適用される、請求項1記載のラウドネス正規化方法。
【請求項5】
前記動的利得パラメータにパラメータ平滑化が適用される、請求項1記載のラウドネス正規化方法。
【請求項6】
目標ラウドネス値に基づいてラウドネスを正規化するよう構成されたオーディオ処理装置であって:
少なくとも一つのプロセッサと;
コンピュータ・プログラムを記憶している少なくとも一つのメモリとを有しており;
前記コンピュータ・プログラムをもつ前記少なくとも一つのメモリは、前記少なくとも一つのプロセッサとともに、当該オーディオ処理装置に、少なくとも:
オーディオ信号のオーディオ・フレームに適用される動的利得パラメータを、前記オーディオ信号の短期的特徴または長期的特徴に基づいて決定する段階であって、該決定することは、第一のオーディオ・フレームについての少なくとも一つの動的利得パラメータを前記オーディオ信号の短期的特徴および前記目標ラウドネス値に基づいて決定し、第二のオーディオ・フレームについての少なくとも一つの動的利得パラメータを前記オーディオ信号の長期的特徴および前記目標ラウドネス値に基づいて決定することを含む、段階と;
前記第一のオーディオ・フレームについての前記少なくとも一つの動的利得パラメータによって前記第一のオーディオ・フレームの少なくとも一部をスケーリングして、前記第一のオーディオ・フレームのラウドネスを、再生時に前記目標ラウドネスと整合するように修正する段階と;
前記第二のオーディオ・フレームについての前記少なくとも一つの動的利得パラメータによって前記第二のオーディオ・フレームをスケーリングして、前記第二のオーディオ・フレームのラウドネスを、再生時に前記目標ラウドネスと整合するように修正する段階とを実行させるように構成されており、
前記長期的特徴は、前記短期的特徴とは異なる仕方で決定される、
装置。
【請求項7】
前記動的利得パラメータはリアルタイムで同定され、適用される、請求項6記載の装置。
【請求項8】
特定のコンテキスト内でダイアログをより顕著にする効果をもつダイアログ向上が適用される、請求項6記載の装置。
【請求項9】
音色バランスに関して一つまたは複数の再生レベルに対する効果をもつラウドネス等化が適用される、請求項6記載の装置。
【請求項10】
前記動的利得パラメータにパラメータ平滑化が適用される、請求項6記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本願は2013年3月26日に出願された中国特許出願第201310100422.1号および2013年4月11日に出願された米国仮特許出願第61/811,072号の優先権を主張するものである。これら各出願はここに参照によってその全体において組み込まれる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【0002】
技術分野
本願は概括的にはオーディオ信号処理に関する。詳細には、本願の実施形態はオーディオ分類および処理、特にダイアログ向上器、サラウンド仮想化器、ボリューム平準化器および等化器の制御のための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
いくつかのオーディオ改善装置は、オーディオの全体的な品質を改善し、相応してユーザーの経験を向上させるために、時間領域またはスペクトル領域のいずれかにおいてオーディオ信号を修正する傾向がある。さまざまなオーディオ改善装置がさまざまな目的のために開発されている。オーディオ改善装置のいくつかの典型的な例は次のものを含む。
【0004】
ダイアログ向上器〔エンハンサー〕:ダイアログは、映画およびラジオまたはテレビ・プログラムにおいてストーリーを理解するための最も重要な構成要素である。特に聴力が衰えつつある高齢者のために、ダイアログの明瞭性および了解性を高めるためにダイアログを向上させる諸方法が開発された。
【0005】
サラウンド仮想化器:サラウンド仮想化器は、PCの内部スピーカーを通じてまたはヘッドフォンを通じてサラウンド(マルチチャネル)サウンド信号がレンダリングされることができるようにする。すなわち、(スピーカーおよびヘッドフォンのような)ステレオ装置を用いて、仮想的にサラウンドの効果を生成し、消費者のために映画館の体験を提供するのである。
【0006】
ボリューム平準化器:ボリューム平準化器は、再生時にオーディオ・コンテンツのボリュームを調整し、目標ラウドネス値に基づいて時間軸を通じてボリュームがほぼ一貫しているようにするすることをねらいとする。
【0007】
等化器〔イコライザー〕:等化器は、「トーン」または「音色」として知られるスペクトル・バランスの一貫性を提供し、ユーザーが、ある種の音を強調したり望ましくない音を除去したりするために、個々の周波数帯域での周波数応答(利得)の全体的なプロファイル(曲線または形状)を構成設定できるようにする。伝統的な等化器では、異なる等化器プリセットが、種々の音楽ジャンルのような種々の音のために提供されてもよい。ひとたびプリセットが選択されたらまたは等化プロファイルが設定されたら、手動で等化プロファイルが修正されるまで、同じ等化利得が信号に対して適用される。対照的に、動的等化器は、オーディオのスペクトル・バランスを連続的にモニタリングし、それを所望されるトーンと比較し、オーディオの元のトーンを所望されるトーンに変換するための等化フィルタを動的に調整することによってスペクトル・バランス一貫性を達成する。
【0008】
一般に、オーディオ改善装置はその独自の応用シナリオ/コンテキストをもつ。すなわち、オーディオ改善装置は、あらゆる可能なオーディオ信号についてではなく、ある種のコンテンツの集合についてのみ好適であることがある。異なるコンテンツは異なる仕方で処理される必要があることがあるからである。たとえば、ダイアログ向上方法は、通例、映画コンテンツに適用される。それがダイアログのない音楽に適用されたとしたら、いくつかの周波数サブバンドを誤ってブーストし、重度の音色変化および知覚的な非一貫性を導入することがありうる。同様に、音楽信号に対してノイズ抑制方法が適用されたとしたら、強いアーチファクトが可聴となるであろう。
【0009】
しかしながら、通例はオーディオ改善装置の集合を含むオーディオ処理システムについて、その入力は、必然的に、あらゆる可能な型のオーディオ信号でありうる。たとえば、PCに統合されたオーディオ処理システムは映画、音楽、VoIPおよびゲームを含む多様な源からオーディオ・コンテンツを受領することになる。よって、対応するコンテンツに対してよりよいアルゴリズムまたは各アルゴリズムのよりよいパラメータを適用するために、処理されるコンテンツを識別または区別することが重要になる。
【0010】
オーディオ・コンテンツを区別して、相応してよりよいパラメータまたはよりよいオーディオ改善アルゴリズムを適用するために、伝統的なシステムは、通例、プリセットの集合を事前設計し、ユーザーは再生されるコンテンツについてのプリセットを選ぶことを求められる。プリセットは通例、映画または音楽再生のために特に設計された「映画」プリセットおよび「音楽」プリセットのように、適用されるオーディオ改善アルゴリズムおよび/またはその最良のパラメータの集合をエンコードする。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アズビル株式会社
センサ
1か月前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
19日前
日本電波工業株式会社
水晶発振器
3か月前
株式会社村田製作所
増幅回路
1か月前
株式会社村田製作所
増幅回路
1か月前
個人
ダイレクト・デジタル・シンセサイザ
1か月前
日本電気株式会社
分散型電力増幅器
2か月前
三栄ハイテックス株式会社
発振回路
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
19日前
株式会社村田製作所
弾性波装置
4日前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
1か月前
三栄ハイテックス株式会社
バッファ回路
8日前
日本電気株式会社
デルタシグマ変調装置
18日前
株式会社村田製作所
電力増幅装置
25日前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
1か月前
日本電波工業株式会社
水晶振動片及び水晶発振器
1か月前
京セラ株式会社
フィルタデバイスおよび通信装置
1か月前
カーネルチップ株式会社
圧電素子発振回路
2か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
3か月前
京セラ株式会社
弾性波装置、分波器及び通信装置
26日前
矢崎総業株式会社
スイッチ装置
3か月前
株式会社ベックス
移相回路
3か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
3か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
4日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
4日前
日本電気株式会社
原子発振器
1か月前
矢崎総業株式会社
ノイズフィルター
19日前
株式会社大真空
圧電振動片集合ウェハおよび圧電振動片
1か月前
太陽誘電株式会社
フィルタおよびマルチプレクサ
1か月前
ローム株式会社
比較回路
1か月前
ローム株式会社
正弦波発生回路、試験装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
発振回路
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
26日前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
3か月前
三菱電機株式会社
低歪増幅器
19日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
26日前
続きを見る
他の特許を見る