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公開番号
2024162470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078003
出願日
2023-05-10
発明の名称
マルチプレクサ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H03H
9/72 20060101AFI20241114BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】共通接続されたフィルタの通過帯域内の挿入損失が低減されたマルチプレクサを提供する。
【解決手段】マルチプレクサ1は、第1通過帯域を有するフィルタ20と、第1通過帯域よりも高周波側の第2通過帯域を有するフィルタ10と、を備え、フィルタ10が有する複数の弾性波共振子は、フィルタ10の直列腕経路上に配置された直列腕共振子S31と、直列腕共振子S31と並列接続された直列腕共振子S32と、直列腕共振子S31と直列腕共振子S32との接続点n1とグランドとを結ぶ並列腕経路上に配置された並列腕共振子P2と、を含み、直列腕共振子S31と直列腕共振子S32とを含む直列腕共振子S3は、第2通過帯域よりも低い反共振周波数fasLおよび第2通過帯域よりも高い反共振周波数fasHを有し、並列腕共振子P2は反共振周波数fap2を有し、反共振周波数fap2は第2通過帯域の低周波端f
B1L
よりも低い。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1通過帯域を有する第1フィルタと、
前記第1通過帯域よりも周波数が高い第2通過帯域を有する第2フィルタと、を備え、
前記第1フィルタの一端と前記第2フィルタの一端とが接続され、
前記第2フィルタは、複数の弾性波共振子を有し、
前記複数の弾性波共振子は、
前記第2フィルタの前記一端と他端とを結ぶ直列腕経路上に配置された第1直列腕共振子と、
前記第1直列腕共振子と並列接続された第2直列腕共振子と、
前記第1直列腕共振子と前記第2直列腕共振子との接続点のうちの前記一端側の接続点とグランドとを結ぶ並列腕経路上に配置された第1並列腕共振子と、を含み、
前記第1直列腕共振子と前記第2直列腕共振子とが合成された共振子は、前記第2通過帯域よりも低い第1反共振周波数および前記第2通過帯域よりも高い第2反共振周波数を有し、
前記第1並列腕共振子は、第3反共振周波数を有し、
前記第3反共振周波数は、前記第2通過帯域の低周波端よりも低い、
マルチプレクサ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第3反共振周波数は、前記第1反共振周波数以上であり、かつ、前記第2通過帯域の低周波端よりも低い、
請求項1に記載のマルチプレクサ。
【請求項3】
前記第3反共振周波数は、前記第1反共振周波数と一致している、
請求項1に記載のマルチプレクサ。
【請求項4】
前記第2フィルタは、さらに、
前記一端と前記第1直列腕共振子および前記第2直列腕共振子との間の前記直列腕経路に配置された第3直列腕共振子を含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチプレクサ。
【請求項5】
前記第2フィルタは、
前記一端と前記第1直列腕共振子および前記第2直列腕共振子との間の前記直列腕経路に配置された複数の直列腕共振子を含み、
前記第3直列腕共振子は、前記複数の直列腕共振子のなかで、前記第1直列腕共振子および前記第2直列腕共振子に最も近く接続されている、
請求項4に記載のマルチプレクサ。
【請求項6】
前記第3直列腕共振子は、前記複数の直列腕共振子のなかで、容量が最も小さい、
請求項5に記載のマルチプレクサ。
【請求項7】
前記第2フィルタは、
前記直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子を含み、
前記第1並列腕共振子は、前記複数の並列腕共振子の中で共振周波数が最も低い、
請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチプレクサ。
【請求項8】
前記第1並列腕共振子を除く前記複数の並列腕共振子の少なくとも1つの反共振周波数は、前記第2通過帯域に含まれる、
請求項7に記載のマルチプレクサ。
【請求項9】
前記複数の弾性波共振子のそれぞれは、IDT(InterDigital Transducer)電極を有する弾性表面波共振子で構成され、
前記第2フィルタは、前記直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子を含み、
前記第1並列腕共振子は、前記複数の並列腕共振子の中で前記IDT電極の電極指ピッチが最も大きい、
請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチプレクサ。
【請求項10】
前記第2フィルタにおいて、
前記一端と前記第1直列腕共振子および前記第2直列腕共振子との間の前記直列腕経路には、互いに並列接続された2つの直列腕共振子が配置されていない、
請求項1~3のいずれか1項に記載のマルチプレクサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波フィルタを備えるマルチプレクサに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、互いに並列接続された2つの直列腕共振子と、並列腕共振子と、を備えたラダー型の弾性波フィルタが開示されている。上記2つの直列腕共振子が合成された共振子は、弾性波フィルタの通過帯域よりも低い第1反共振周波数および当該通過帯域よりも高い第2反共振周波数を有する。これによれば、弾性波フィルタの狭帯域化およびフィルタ特性の急峻性を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-136687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された弾性波フィルタを、マルチプレクサの高周波側のフィルタとして適用すると、第1反共振周波数の低周波側帯域が誘導性インピーダンスであることに起因して、低周波側のフィルタの通過帯域付近にリプルが発生する場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、共通接続されたフィルタの通過帯域内の挿入損失が低減されたマルチプレクサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るマルチプレクサは、第1通過帯域を有する第1フィルタと、第1通過帯域よりも周波数が高い第2通過帯域を有する第2フィルタと、を備え、第1フィルタの一端と第2フィルタの一端とが接続され、第2フィルタは、複数の弾性波共振子を有し、複数の弾性波共振子は、第2フィルタの一端と他端とを結ぶ直列腕経路上に配置された第1直列腕共振子と、第1直列腕共振子と並列接続された第2直列腕共振子と、第1直列腕共振子と第2直列腕共振子との接続点のうちの一端側の接続点とグランドとを結ぶ並列腕経路上に配置された第1並列腕共振子と、を含み、第1直列腕共振子と第2直列腕共振子とが合成された共振子は、第2通過帯域よりも低い第1反共振周波数および第2通過帯域よりも高い第2反共振周波数を有し、第1並列腕共振子は、第3反共振周波数を有し、第3反共振周波数は、第2通過帯域の低周波端よりも低い。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、共通接続されたフィルタの通過帯域内の挿入損失が低減されたマルチプレクサを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係るマルチプレクサの回路構成図である。
実施の形態に係るマルチプレクサを構成する弾性波フィルタの回路構成図である。
実施の形態に係る第2フィルタを構成する弾性波共振子の第1例を模式的に表す平面図および断面図である。
実施の形態に係る第2フィルタを構成する弾性波共振子の第2例を模式的に表す断面図である。
実施の形態に係る第2フィルタを構成する弾性波共振子の第3例を模式的に表す断面図である。
実施の形態に係る第2フィルタの第1直列腕共振子および第2直列腕共振子を合成した共振子のインピーダンス特性を示すグラフである。
実施の形態に係る第1フィルタの第1直列腕共振子および第2直列腕共振子を合成した共振子のインピーダンスおよび第1並列腕共振子のインピーダンスの周波数関係を示すグラフである。
実施の形態および比較例に係る第2フィルタの接続点n1から端子110側を見た場合のインピーダンスを表すスミスチャートである。
実施の形態および比較例に係る第2フィルタの接続点n1から端子110側を見た場合のインピーダンスを表すスミスチャートである。
実施の形態および比較例に係る第2フィルタの接続点n3から端子110側を見た場合のインピーダンスを表すスミスチャートである。
実施の形態および比較例に係る第2フィルタの接続点n3から端子110側を見た場合のインピーダンスを表すスミスチャートである。
実施の形態および比較例に係る第2フィルタの共通端子100から端子110側を見た場合のインピーダンスを表すスミスチャートである。
実施の形態および比較例に係る第1フィルタの通過特性を表すグラフである。
実施の形態に係る第2フィルタの通過特性を表すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、図面に示される構成要素の大きさまたは大きさの比は、必ずしも厳密ではない。
【0010】
なお、各図は、本発明を示すために適宜強調、省略、または比率の調整を行った模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではなく、実際の形状、位置関係、および比率とは異なる場合がある。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡素化される場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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