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公開番号2025015487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024114537
出願日2024-07-18
発明の名称肌状態の推定方法、被験者に適した組成物及び/又は刺激の提案方法
出願人ポーラ化成工業株式会社
代理人弁理士法人みなとみらい特許事務所
主分類C12Q 1/6883 20180101AFI20250123BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】皮膚を用いて被験者の肌状態を推定する新規な方法を提供すること。
【解決手段】被験者から採取された皮膚用いて遺伝子発現解析を行い、その結果に基づいて前記被験者の肌状態を推定する、被験者の肌状態の推定方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被験者から採取された皮膚を用いて遺伝子発現解析を行い、その結果に基づいて前記被験者の肌状態を推定する、被験者の肌状態の推定方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記遺伝子発現解析は、前記皮膚から抽出したRNAを試料としたPCR又はトランスクリプトーム解析によって行われる、請求項1に記載の推定方法。
【請求項3】
前記遺伝子は、下記群から選ばれる1又は2以上の遺伝子オントロジー(Gene Оntology)を有する、請求項1又は2に記載の推定方法。
JPEG
2025015487000010.jpg
67
123
【請求項4】
前記遺伝子は、下記群から選ばれる1又は2以上の遺伝子オントロジー(Gene Оntology)を有する、請求項1又は2に記載の推定方法。
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2025015487000011.jpg
25
99
【請求項5】
前記遺伝子は、TYR、TYRP1、DCT、MITF、IL1A、FLG、LORICLIN、KIT、EDNRB、CCR2、FGFR1、MIA、TRPM1、MLANA、PMEL、FGF7、FGFR2、KITLG、EDN1、KRT5、KRT10、SCELから選ばれる1又は2以上である、請求項1又は2に記載の推定方法。
【請求項6】
前記遺伝子は、G0S2、HOXD、SLC11A1、PITX1、CRNN、HOXD8、TSBP1、SOD2から選ばれる1又は2以上である、請求項1又は2に記載の推定方法。
【請求項7】
前記肌状態は、色素沈着である、請求項1又は2に記載の推定方法。
【請求項8】
前記肌状態を、TYR、TYRP1、DCT、MITF、IL1A、FLG、LORICLIN、KIT、EDNRB、CCR2、FGFR1、MIA、TRPM1、MLANA、PMEL、FGF7、FGFR2、KITLG、EDN1、KRT5、KRT10、SCELから選ばれる1又は2以上の遺伝子の発現量が変動したことに起因する色素沈着であると推定することを含む、請求項7に記載の推定方法。
【請求項9】
前記肌状態を、G0S2、HOXD、SLC11A1、PITX1、CRNN、HOXD8、TSBP1、SOD2から選ばれる1又は2以上の遺伝子の発現量が変動したことに起因する色素沈着であると推定することを含む、請求項7に記載の推定方法。
【請求項10】
前記推定工程は、
被験者から採取された色素沈着部位の皮膚を用いて遺伝子発現解析を行った結果と、
被験者から採取された非色素沈着部位の皮膚を用いて遺伝子発現解析を行った結果と、の対比に基づいて、前記被験者の肌状態を推定する、請求項1又は2に記載の推定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、肌状態の推定方法、並びに被験者に適した組成物及び/又は刺激の提案方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、皮膚由来サンプルと診断を組み合わせた技術として、皮脂由来の核酸を用いて被験体の状態を診断する方法が知られている(特許文献1)。
【0003】
また、皮膚角層中のFABP-5を測定し、あらかじめ又は同時に測定した正常な皮膚角層のFABP-5の測定値と対比し、発現の上昇をニキビ悪性化の指標とするニキビ肌の検査方法が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-000206号公報
特開2016-095185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記先行技術があるところ、皮脂由来の核酸は、皮膚そのものの核酸ではないため、皮膚深部の評価や皮脂に分泌されない遺伝子の評価は難しかった。
また、角層では細胞核が脱核しているため、遺伝子評価を正確に実施することが難しかった。
【0006】
上記状況に鑑みて、本発明は、皮膚を用いて被験者の肌状態を推定する新規な方法を提供することを課題とする。
また、被験者の推定された肌状態に基づいて、被験者に適した組成物及び/又は刺激を提案する新規な方法(ただし、医療行為は除く)を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明は、被験者から採取された皮膚を用いて遺伝子発現解析を行い、その結果に基づいて前記被験者の肌状態を推定する、被験者の肌状態の推定方法である。
【0008】
本発明の好ましい形態では、前記遺伝子発現解析は、前記皮膚から抽出したRNAを試料としたPCR又はトランスクリプトーム解析によって行われる。
【0009】
本発明の好ましい形態では、前記遺伝子は、下記群から選ばれる1又は2以上の遺伝子オントロジー(Gene Оntology)を有する。
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123
【0010】
本発明の好ましい形態では、前記遺伝子は、下記群から選ばれる1又は2以上の遺伝子オントロジー(Gene Оntology)を有する。
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99
(【0011】以降は省略されています)

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