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公開番号
2025015473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024113867
出願日
2024-07-17
発明の名称
吊上げ運搬装置
出願人
フランク ホーマン
,
Frank Hohmann
,
ヨルク ホーマン
,
Joerg Hohmann
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B25B
29/02 20060101AFI20250123BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約
【課題】ボルト接続部をプリテンション可能な吊上げ運搬装置を取り扱う際の安全性を向上させる。
【解決手段】荷を吊り上げ運搬するための吊上げ運搬装置であって、荷16を受け入れて吊り上げるためのフレーム2と、荷16を保持するための保持手段3と、荷16が取り付けられた保持手段3を昇降させるための吊上げ手段4とを備え、ボルト締付工具16と機能的に接続された引張りアンカを含み、引張りアンカは、吊上げ運搬装置がフランジ25に取り付けられている状態で、フランジ25、または少なくとも1つのボルト接続部と解放可能に接続され、このボルト接続部のプリテンション中にプリテンション対象のボルト接続部の破損、またはボルト締付工具16とプリテンション対象のボルト接続部との接続の破損が発生した場合にボルト締付工具16の吊上げ経路を吊上げ方向に所定の寸法に制限するように設計されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
荷を吊り上げ、吊上げ方向に対して横方向に運搬するための吊上げ運搬装置であって、ボルト締付工具(16)を、プリテンション対象または解放対象のボルト接続部(15a)と係合する締付位置、またはボルト接続部(15)との係合が解除されて次のボルト接続部(15)に運搬可能な運搬位置にするために、ねじ付きフランジ継手を製造する際に使用され、フランジ(25)が横に延びており、
所定の大きさの荷受スペース(14)の周囲に延びていて、荷を受け入れて吊り上げるためのフレーム(2)と、
前記フレーム(2)と相対的に前記吊上げ方向(9)に移動可能であり、荷を保持するための保持手段(3)と、
前記荷受スペース(14)の傍で前記フレーム(2)に取り付けられていて、荷が取り付けられた前記保持手段(3)を昇降させるように構成された吊上げ手段(4)とを備え、
前記フレーム(2)は、前記吊上げ方向(9)と、運搬方向(10)および前記吊上げ方向(9)に直交する方向との両方に互いに離間した第1および第2支持軸受(5,6)に取り付けられていて、当該第1および第2支持軸受(5,6)の支持方向(5a,6a)は、それぞれ前記運搬方向(10)に直交して互いに所定の角度をなして延びており、
前記第1支持軸受(5)は、前記ボルト接続部(15)とフランジ端縁(26)との間の、前記フランジ(25)の上側部(13)と接するように設計されており、前記第2支持軸受(6)は、前記ボルト接続部(15)の上方で、前記フランジ(25)から延びる構成体壁(30)と接するように設計されており、
前記ボルト締付工具(16)と機能的に接続された引張りアンカ(40)が設けられており、当該引張りアンカ(40)は、当該吊上げ運搬装置(1)が前記フランジ(25)に取り付けられている状態で、前記フランジ(25)、または前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)と隣接する少なくとも1つのボルト接続部(15)と解放可能に接続され、前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)のプリテンション中に前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)の破損、または前記ボルト締付工具(16)と前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)との接続の破損が発生した場合に前記ボルト締付工具(16)の吊上げ経路を前記吊上げ方向に所定の寸法に制限するように設計されていることを特徴とする吊上げ運搬装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の吊上げ運搬装置において、
前記引張りアンカ(40)は、フランジ前側部(17)に沿って延びる第1部分(41a,42a)と、当該第1部分(41a,42a)に対して横方向にフランジ下側部(36)に沿って延びる第2部分(41b,42b)とを有するように設計されたL字形ウェブ(41,42)を含み、
前記第2部分(41b,42b)は、少なくとも部分セクション(41c,54;42c,46)で前記フランジ下側部(36)に対して所定の最大クリアランス距離(47)を超えず、
当該L字形ウェブ(41,42)は、曲げ剛性を有する設計で、前記フレーム(2)と曲げ剛性的に接続されていて、前記フランジ下側部(36)と当該L字形ウェブ(41,42)の前記第2部分(41b,42b)の少なくとも前記部分セクション(41c,45;42c,46)との形状嵌めによって、前記フレーム(2)の吊上げ経路を前記吊上げ方向に第2の所定の寸法に制限するように設計されていることを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項3】
請求項2に記載の吊上げ運搬装置において、
前記L字形ウェブは、前記運搬方向(10)に互いに離間していて、互いに平行に延びる2つのL字形ウェブ部(41,42)を含むことを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の吊上げ運搬装置において、
前記L字形ウェブ(41,42)の前記第2部分(41b,42b)は、前記ボルト接続部(15)の前方で終端するように設計されていることを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項5】
請求項3に記載の吊上げ運搬装置において、
前記2つのL字形ウェブ部(41,42)の前記第2部分(41b,42b)は、それぞれ少なくとも1つの部分セクション(50,51)で、前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)と隣接する前記ボルト接続部(15)の後方と係合するように設計されていて、後方と係合する当該部分セクション(50,51)が、前記フランジ下側部(36)に対して所定の最大クリアランス距離(47)を超えない前記部分セクションであることを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項6】
請求項2~5のいずれか1つに記載の吊上げ運搬装置において、
前記L字形ウェブ(41,42)は、さらに、前記フランジ上側部(13)に載る前記第1支持軸受(5)と協働してC字状の曲げ剛性を有する構造を形成するように設計されており、当該C字状の構造は、前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)の破損、または前記ボルト締付工具(16)と前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)との接続の破損が発生した場合に、前記フランジ(25)との形状嵌めによって、前記運搬方向(10)に平行な軸を中心とする前記フレーム(2)の傾き角度をそれぞれ所定の寸法に制限することを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項7】
請求項1に記載の吊上げ運搬装置において、
前記引張りアンカ(40)は、前記フレーム(2)に取り付けられた少なくとも1つの引張り要素部(52)を含み、当該引張り要素部(52)は、前記フランジ上側部(13)上のねじナット(27)から突出したボルト接続部(15)のねじ端部と螺合可能なねじコネクタ部(53)を含むことを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項8】
請求項7に記載の吊上げ運搬装置において、
前記フレーム(2)は、当該吊上げ運搬装置(1)がフランジ(25)に取り付けられている状態で前記プリテンション対象のボルト接続部(15a)の上方で延びる横ストラット部(19)を含み、前記引張り要素部(52)は、前記フランジ前側部(17)を向く側から前記フランジ前側部(17)に背く側まで前記横ストラット部(19)を渡って横方向に延びていて、前記フレーム(2)の両側方でねじナット(27)から突出したボルト接続部(15)のねじ端部と螺合可能であることを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項9】
請求項7に記載の吊上げ運搬装置において、
前記引張りアンカ(40)は、それぞれ前記フレーム部(11,12)の1つに取り付けられた2つの別々の引張り要素部から形成されており、当該2つの別々の引張り要素部は、前記フランジ上側部(13)上のねじナット(27)から突出したボルト接続部(15)のねじ端部と螺合可能なねじコネクタ部(53)を含むことを特徴とする吊上げ運搬装置。
【請求項10】
請求項7~9のいずれか1つに記載の吊上げ運搬装置において、
各ねじコネクタ部(53)には、クイックリリース機構またはクランプ機構が設けられており、当該機構によって、ねじナット(27)から突出したねじ端部との接続を素早く形成したり再び解放したりすることができることを特徴とする吊上げ運搬装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルによる吊上げ運搬装置に関連するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本出願によれば、ボルト接続部のプリテンションは、摩擦およびねじりから解放されたプリテンション(もっぱら引張力がねじボルトにかけられ、その後ねじナットが回転される)と、回転プリテンション(例えばトルク法または回転角法によるもの)との両方であると理解される。
【0003】
これに応じて、本出願によれば、ボルト締付工具は、引張力をかけるボルト締付工具(例えばボルト引張りシリンダ)と、回転ボルト締付工具(例えばトルクレンチまたはナットランナ)との両方であると理解され、ボルト締付工具は、自動ボルト締付工具であっても手動ボルト締付工具であってもよい。
【0004】
さらに、これに応じて、締付位置は、ボルト締付工具がボルト接続部をプリテンション可能な、ボルト締付工具の姿勢または位置であると理解される。
【0005】
本出願によれば、荷受スペースは、吊り上げ対象または運搬対象の荷が占めるスペース、すなわちボルト締付工具が占めるスペースであると理解される。
【0006】
一般的な吊上げ運搬装置は、ドイツ特許出願公開第102012009255号(A1)から知られている。このような装置を、フランジ継手におけるボルト接続部にプリテンションをかけるのに使用することができ、この装置では、ねじボルトが、互いに接続される対象である構成体のフランジ下側部に対してボルト頭部が当たるまで、接続対象の構成体で互いに整列した貫通孔に下から挿入され、ナットが、フランジ上側部に対して当たるまで、フランジ上側部におけるボルトのねじ端部に手で螺合される。ボルト締付工具は、吊上げ運搬装置にフランジ上側部の上方で保持され、プリテンション対象のボルト接続部の上方に配置され、そしてプリテンション対象のボルト接続部の上に下ろされる。ボルト締付工具は、ボルト接続部にプリテンションがかけられた後、吊上げ運搬装置によって再び吊り上げられ、次のボルト接続部に移動される。
【0007】
ドイツ特許第102019200042号(B3)から、フランジ継手におけるボルト接続部をプリテンション可能な吊上げ運搬装置が知られており、この装置では、ねじボルトが、互いに接続される対象であるフランジの貫通孔に上から挿入され、ナットが、フランジ下側部におけるねじボルトに手で螺合される。
【0008】
ドイツ特許第102022105559号(B3)は、ボルト締付工具を、傾斜したフランジのフランジ上側部および/またはフランジ下側部で、ボルト接続部と係合させることが可能な吊上げ運搬装置を開示している。
【0009】
韓国公開特許公報第1020130026039号(A)から、風力タービンのフランジ継手におけるねじを締め付け、検査し、およびマーキングするためのメンテナンスロボットが知られている。このメンテナンスロボットは、フランジ前側部の前方に配置されていて、ねじを保持して締め付けるための上部および下部アームを含む。さらに、このメンテナンスロボットは、フランジの上下と係合して、フランジに沿って移動するときのメンテナンスロボットの動きを安定させるための支持部を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
ドイツ特許出願公開第102012009255号
ドイツ特許第102019200042号
ドイツ特許第102022105559号
韓国公開特許公報第1020130026039号
【発明の概要】
(【0011】以降は省略されています)
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