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公開番号
2025015302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118628
出願日
2023-07-20
発明の名称
トーコレクトブッシュ及びトーコレクトブッシュ構造体
出願人
株式会社プロスパイラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16F
1/38 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸直方向の剛性を抑えつつ、トーコレクト機能を発揮することができる、トーコレクトブッシュを提供する。
【解決手段】外筒2と、内側部材3と、弾性部材4と、スロープ部材6と、外筒2と内側部材3とが互いに接近するように軸線方向に変位した位置において接触する軸線方向ストッパF82と、外筒2と内側部材3とが互いに接近するように軸線方向に変位した位置において接触可能な軸直方向ストッパF83と、を備える。外筒2の内周面は、軸線方向一方側に向かうにしたがって軸直方向外側に向かって傾斜した傾斜面F21を備える。スロープ部材6は、外筒2の傾斜面F21と向かい合っているとともに軸線方向一方側に向かうにしたがって軸直方向外側に向かって傾斜したスロープ面F61を備える。スロープ面F61又は外筒2は、弾性被覆部5に対して又は互いに非結合である。軸線方向に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外筒と、前記外筒の内部に配置された内側部材と、前記外筒と前記内側部材とを連結する弾性部材と、前記弾性部材に埋設されたスロープ部材と、前記外筒と前記内側部材とが互いに接近するように軸線方向に変位した位置において、前記スロープ部材の軸線方向一方側部分が接触する軸線方向ストッパと、前記外筒と前記内側部材とが互いに接近するように軸線方向に変位した位置において、前記スロープ部材の軸直方向内側部分が接触可能な軸直方向ストッパと、を備えており、
前記外筒の軸線方向一方側端部の内周面は、軸線方向一方側に向かうにしたがって軸直方向外側に向かって傾斜した傾斜面を備えており、
前記スロープ部材は、前記外筒の前記傾斜面と向かい合っているとともに軸線方向一方側に向かうにしたがって軸直方向外側に向かって傾斜したスロープ面を備えており、
前記スロープ面又は前記外筒の前記傾斜面を被覆する弾性被覆部を介して前記外筒の前記傾斜面と向かい合う場合、前記スロープ面又は前記外筒は、前記弾性被覆部に対して非結合であり、
前記スロープ面が前記外筒の前記傾斜面と直接向かい合う場合、前記スロープ面は、前記外筒の前記傾斜面に対して非結合である、トーコレクトブッシュ。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記スロープ部材は、軸線方向面及び軸直方向面によって形成された切り欠き凹部を有しており、前記軸線方向ストッパ及び前記軸直方向ストッパはそれぞれ、前記切り欠き凹部に合わさる段部の軸線方向面及び軸直方向面によって形成されている、請求項1に記載されたトーコレクトブッシュ。
【請求項3】
前記スロープ部材の軸線方向一方側部分に弾性突起を備える、請求項1に記載されたトーコレクトブッシュ。
【請求項4】
前記スロープ部材の軸線方向一方側部分と前記軸線方向ストッパとが接触したのち、前記スロープ部材の他の軸線方向一方側部分との接触が可能な軸線方向補助ストッパを備える、請求項1に記載されたトーコレクトブッシュ。
【請求項5】
前記スロープ面は、前記弾性被覆部を介して前記外筒の前記傾斜面と向かい合っているとともに前記弾性被覆部と非結合である、請求項1に記載されたトーコレクトブッシュ。
【請求項6】
前記スロープ面は、前記外筒の前記傾斜面と直接向かい合っているとともに前記外筒の前記傾斜面と非結合である、請求項1に記載されたトーコレクトブッシュ。
【請求項7】
前記内側部材と前記スロープ部材との間に、軸線方向に延在する貫通孔を備える、請求項1に記載されたトーコレクトブッシュ。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載されたトーコレクトブッシュが2つ1組で軸線方向に配置された、トーコレクトブッシュ構造体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トーコレクトブッシュ及びトーコレクトブッシュ構造体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のトーコレクトブッシュとしては、車両の応答性及び安定性の向上を目的に、サスペンションに用いられるトーコレクトブッシュが知られている(例えば、特許文献1参照。)。前記トーコレクトブッシュは、外筒に設けた傾斜屈曲部と内筒に設けた傾斜突出部との両者を、ゴム弾性体の傾斜連結部で連結することによって、当該傾斜連結部が圧縮・引張の作用を受けるようにしている。これによって、トーコレクト機能が発揮され、車両旋回時のオーバーステアを低減させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-280718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のトーコレクトブッシュは、外筒に設けた傾斜屈曲部と内筒に設けた傾斜突出部との両者がゴム弾性体の傾斜連結部で連結されている。このため、外筒と内筒とが前後方向(軸直方向)に沿って相対変位しただけのときでも、当該前後方向に沿った相対変位に対して、外筒に設けた傾斜屈曲部と内筒に設けた傾斜突出部との間の剛性(ゴム弾性体の傾斜連結部)が影響を及ぼしてしまう。
【0005】
これに対し、上記従来のトーコレクトブッシュにおいて、乗り心地を向上させるために前後方向の剛性を低く抑えることが考えられる。
【0006】
しかしながら、上記従来のトーコレクトブッシュにおいて、前後方向の剛性を低く抑えると、操縦安定性を向上させるためのトーコレクト機能も低下してしまう。即ち、上記従来のブッシュでは、乗り心地の向上と、操縦安定性の向上と、を両立させることが困難である。
【0007】
本発明の目的は、軸直方向の剛性を抑えつつ、トーコレクト機能を発揮することができる、トーコレクトブッシュ及びトーコレクトブッシュ構造体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明のトーコレクトブッシュは、外筒と、前記外筒の内部に配置された内側部材と、前記外筒と前記内側部材とを連結する弾性部材と、前記弾性部材に埋設されたスロープ部材と、前記外筒と前記内側部材とが互いに接近するように軸線方向に変位した位置において、前記スロープ部材の軸線方向一方側部分が接触する軸線方向ストッパと、前記外筒と前記内側部材とが互いに接近するように軸線方向に変位した位置において、前記スロープ部材の軸直方向内側部分が接触可能な軸直方向ストッパと、を備えており、前記外筒の軸線方向一方側端部の内周面は、軸線方向一方側に向かうにしたがって軸直方向外側に向かって傾斜した傾斜面を備えており、前記スロープ部材は、前記外筒の前記傾斜面と向かい合っているとともに軸線方向一方側に向かうにしたがって軸直方向外側に向かって傾斜したスロープ面を備えており、前記スロープ面又は前記外筒の前記傾斜面を被覆する弾性被覆部を介して前記外筒の前記傾斜面と向かい合う場合、前記スロープ面又は前記外筒は、前記弾性被覆部に対して非結合であり、前記スロープ面が前記外筒の前記傾斜面と直接向かい合う場合、前記スロープ面は、前記外筒の前記傾斜面に対して非結合である。本発明に係るトーコレクトブッシュによれば、軸直方向の剛性を抑えつつ、トーコレクト機能を発揮することができる。
【0009】
(2)上記(1)のトーコレクトブッシュにおいて、前記スロープ部材は、軸線方向面及び軸直方向面によって形成された切り欠き凹部を有しており、前記軸線方向ストッパ及び前記軸直方向ストッパはそれぞれ、前記切り欠き凹部に合わさる段部の軸線方向面及び軸直方向面によって形成されていることが好ましい。この場合、軸線方向ストッパ及び軸直方向ストッパを簡易な構成で実現することができる、
【0010】
(3)上記(1)又は(2)のトーコレクトブッシュは、前記スロープ部材の軸線方向一方側部分に弾性突起を備えることが好ましい。この場合、スロープ部材が軸線方向ストッパに接触するときの衝撃を和らげることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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