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公開番号2025015117
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118275
出願日2023-07-20
発明の名称電磁調理器用マットの位置合わせ台紙および電磁調理器用マットセット
出願人東洋アルミエコープロダクツ株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20250123BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】半透明の電磁調理器用マットを電磁調理器にセットする際の位置合わせを容易とすること。
【解決手段】発明にかかる位置合わせ台紙10は、本体11とタブ12からなり、その本体11を電磁調理器のトッププレートに載せ、その上から被せる電磁調理器用マットについては、位置合わせ台紙10を透かして見ることで、トッププレートとの位置合わせをおこなう。マットとトッププレート等との色調の関係で透かして視認しがたい場合などでも、台紙10がマットを通じて透けて見えやすいため、台紙を介して誘導加熱部の位置などを明確に把握可能であり、電磁調理器用マットとトッププレートとの位置合わせが容易となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電磁調理器のトッププレートに半透明の電磁調理器用マットを被せる際に用いられる、前記トッププレートの誘導加熱部に設置可能な台紙であって、
設置した前記台紙を前記半透明の電磁調理器用マットを透かして視認することで、前記誘導加熱部の位置を前記台紙を介して間接的に確認可能であり、
前記台紙の位置に基づき、前記電磁調理器用マットの前記トッププレート上への位置合わせを補助することが可能な電磁調理器用マットの位置合わせ台紙。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
円形の前記誘導加熱部の同心上に載置可能な円盤形の本体を備える、請求項1に記載の位置合わせ台紙。
【請求項3】
前記本体は、白色の厚紙からなる請求項2に記載の位置合わせ台紙。
【請求項4】
前記本体は、前記誘導加熱部に載置した際に上側となる面の外周内側に沿う、濃色の環状模様が付されている請求項3に記載の位置合わせ台紙。
【請求項5】
前記本体に連設され、前記電磁調理器用マットの位置合わせ後に、前記電磁調理器用マットと前記トッププレートの間から前記本体を引き抜く際に把持されるタブをさらに備える請求項2から4のいずれかに記載の位置合わせ台紙。
【請求項6】
請求項1から4のいずれかに記載の位置合わせ台紙と、
電磁調理器のトッププレートに被せられる電磁調理器用マットと、からなる電磁調理器用マットセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁調理器にマットを設置する際に、そのマットの位置合わせ用に用いられる台紙、およびその台紙とマットとのセットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
誘導加熱方式により、鍋やフライパンなどの底部を発熱させ、調理をおこなう電磁調理器(IH調理器)が普及している。
調理の際には、鍋などから煮汁等が電磁調理器のトッププレートに飛散して付着することがあるため、特許文献1のように、トッププレートの誘導加熱部(鍋載置部)上にマットを設置することがおこなわれている。
マット上に鍋などをおいて調理をおこなう場合、煮汁等が飛散したり吹きこぼれたりしても、マットに付着し、トッププレートに付着することはないため、電磁調理器が汚れることが防止されている。
また、特許文献1のようなマットは、ガラス繊維の両面にシリコーンコートをしたものであるため、曲げても柔軟性があるので容易に破損したりすることはない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-140887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電磁調理器としては、トッププレート上に複数の誘導加熱部(鍋載置部)を備えるものが存在するが、各誘導加熱部に対して、個別に特許文献1のようなマットを設置するのは面倒であった。
このような場合に、トッププレートのほぼ全体を覆うことができる一枚の大きなマットがあれば、それを被せてしまうほうが簡便ではある。
【0005】
他方で、そのようなトッププレートの全面を覆うタイプのマットが、従来のマットと同様に不透明である場合には、トッププレートとの位置合わせをおこなうことが容易でない問題がある。
すなわち、かかるマットに、複数の誘導加熱部に対応する位置に目印となる表示(たとえば鍋底や皿を模した絵)を設け、これを便りに位置合わせをおこなうとしても、マットを透かしてトッププレートの誘導加熱部の位置を視認することができない以上、作業には困難を伴う。
他方で、透明度が高く耐熱性の高い素材としてガラス板が挙げられるが、ガラス板をトッププレートのほぼ全体を覆う大きさとした場合には非常に重くなるとともに、硬くて割れやすいので、トッププレートへの設置時や使用時に落として破損し、使用者が怪我をする可能性があるため、このような用途には適していなかった。
【0006】
ここで、特許文献1のような従来のマットが不透明であったのは、電磁調理器の作動に悪影響を与えることなく電磁調理器での使用に耐えるような、耐熱性、柔軟性等を有する材質として、透明性が高いものは採用し難かったことによる。
このような状況下、本出願人らは、鋭意研究の結果、耐熱性などの面からも、実用に耐えうる半透明のマットの開発に成功した。
トッププレートの全面を覆うタイプのマットが半透明である場合、トッププレートには個々の誘導加熱部の位置を示す円形の模様が付されており、その模様がマットを設置した状態で、マットを透かしてトッププレートの誘導加熱部の位置を一定程度視認可能であるため、不透明である場合と比較して、位置合わせの作業が格段に容易となる。
【0007】
しかしながら、上記したような、耐熱性等により材質が制約されることとの兼ね合いから、マットの透明度は現状では一定以上に向上させることは難しく、あくまでも半透明な状態に留まるため、マットとトッププレートの色調やマットとトッププレートに付される誘導加熱部の位置を示す円形の模様の色調との関係などから、透かして視認しがたくなることがある。
したがって、位置合わせの作業性につき、依然として改善の余地が残されている。
【0008】
そこで本発明の解決すべき課題は、半透明の電磁調理器用マットを電磁調理器にセットする際の位置合わせを容易とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した課題を解決するため、本発明を、電磁調理器のトッププレートに半透明の電磁調理器用マットを被せる際に用いられる、トッププレートの誘導加熱部に設置可能な位置合わせ用の台紙(治具)としたのである。
そして、設置した台紙を半透明の電磁調理器用マットを透かして視認することで、誘導加熱部の位置を台紙を介して間接的に確認可能であり、台紙の位置に基づき、電磁調理器用マットのトッププレート上への位置合わせを補助することが可能な構成としたのである。
【0010】
このように構成すると、電磁調理器のトッププレートの色調が暗色な場合などでも、台紙がマットを通じて透けて見えやすいため、台紙を介して誘導加熱部の位置を明確に把握可能であり、電磁調理器用マットとトッププレートとの位置合わせが容易となる。
(【0011】以降は省略されています)

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