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公開番号
2025014877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117804
出願日
2023-07-19
発明の名称
非水電解質電池用リード
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/342 20210101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池に適用した場合に、電池内で発生した気体を容器外に排出することが可能な非水電解質電池用リードの提供。
【解決手段】導体14と、導体の上面、下面に配置された第一絶縁樹脂フィルム15A、第二絶縁樹脂フィルム15Bと、を有し、第一絶縁樹脂フィルム、第二絶縁樹脂フィルムは、導体のうち、Y軸に沿った両端部は覆わず、導体の両端部以外の部分で、X軸に沿って導体を横切って覆うように、かつ上面の鉛直方向に沿って見たときに重なり合うように配置され、第一絶縁樹脂フィルム、第二絶縁樹脂フィルムのうち、少なくともいずれかは導体に近い位置から順に第一フィルム層151と第二フィルム層152とを有し、第二フィルム層は、第一フィルム層の表面の一部が露出するように配置され、第一フィルム層とは樹脂の種類が異なる、非水電解質電池用リード。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
上面および下面が矩形形状を有する板状の導体と、
前記導体の前記上面に配置された第一絶縁樹脂フィルムと、
前記導体の前記下面に配置された第二絶縁樹脂フィルムと、を有しており、
前記導体を、前記上面の鉛直方向に沿って見て、選択された向き合う二辺に沿う軸をX軸、前記X軸と直交する軸をY軸とした場合に、
前記第一絶縁樹脂フィルムおよび前記第二絶縁樹脂フィルムは、前記導体のうち、前記Y軸に沿った両端部は覆わず、前記導体の前記両端部以外の部分で、前記X軸に沿って、前記導体を横切って覆うように、かつ前記上面の鉛直方向に沿って見たときに重なり合うように配置され、
前記第一絶縁樹脂フィルムおよび前記第二絶縁樹脂フィルムのうち、少なくともいずれかの絶縁樹脂フィルムは、前記導体に近い位置から順に第一フィルム層と、第二フィルム層と、を有し、
前記第二フィルム層は、前記第一フィルム層の表面の一部が露出するように配置され、かつ前記第一フィルム層とは樹脂の種類が異なる、非水電解質電池用リード。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記第二フィルム層は、前記第一フィルム層よりも、前記X軸に沿った長さ、および前記Y軸に沿った長さが共に短く、
前記第一フィルム層と、前記第二フィルム層とは、1つの辺について、前記Y軸上の位置が一致するように配置されている、請求項1に記載の非水電解質電池用リード。
【請求項3】
前記Y軸に沿った前記第一フィルム層の長さから、前記Y軸に沿った前記第二フィルム層の長さを差し引いた長さが、0以上1mm以下であり、
前記X軸に沿った前記第二フィルム層の長さは、前記X軸に沿った前記第一フィルム層の長さよりも短く、
前記第一フィルム層と、前記第二フィルム層とは、1つの辺について、前記Y軸上の位置が一致するように配置されている、請求項1に記載の非水電解質電池用リード。
【請求項4】
前記第二フィルム層のうち、前記Y軸の両端に位置する辺の長さが異なっており、
前記第一フィルム層と、前記第二フィルム層とは、1つの辺について、前記Y軸上の位置が一致するように配置されている、請求項1に記載の非水電解質電池用リード。
【請求項5】
前記第一フィルム層は、樹脂として、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂から選択された一種類以上を含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の非水電解質電池用リード。
【請求項6】
前記第二フィルム層が、樹脂として、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂から選択された一種類以上を含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の非水電解質電池用リード。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、非水電解質電池用リードに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、フィルム外装体と、
前記フィルム外装体の内部に収容され、電極を有する電極体と、
一端が前記電極に電気的に接続され、他端が前記フィルム外装体の外部に延出された板状の端子と、
前記フィルム外装体の少なくとも前記端子が延出された側の縁部に設けられたシール部と、
前記端子の前記フィルム外装体と対向する側の面に一体化され、前記シール部において前記フィルム外装体に溶着されたシーラントフィルムと、を備え、
前記シーラントフィルムは、前記シール部の前記端子が延出された方向の幅が他の部分よりも狭くなるように形成された切欠部を有する、フィルム型電池が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-100451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リチウムイオン二次電池等の非水電解質電池において、繰り返し充放電を行った場合等に、電解液が反応する等して非水電解質電池の容器内に気体が発生する場合がある。非水電解質電池の破損を防止する観点から、非水電解質電池内で気体が発生した場合には、該気体を系外に排出できるように構成することが求められる。
【0005】
そこで、本開示は、電池に適用した場合に、電池内で発生した気体を容器外に排出することが可能な非水電解質電池用リードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の非水電解質電池用リードは、上面および下面が矩形形状を有する板状の導体と、
前記導体の前記上面に配置された第一絶縁樹脂フィルムと、
前記導体の前記下面に配置された第二絶縁樹脂フィルムと、を有しており、
前記導体を、前記上面の鉛直方向に沿って見て、選択された向き合う二辺に沿う軸をX軸、前記X軸と直交する軸をY軸とした場合に、
前記第一絶縁樹脂フィルムおよび前記第二絶縁樹脂フィルムは、前記導体のうち、前記Y軸に沿った両端部は覆わず、前記導体の前記両端部以外の部分で、前記X軸に沿って、前記導体を横切って覆うように、かつ前記上面の鉛直方向に沿って見たときに重なり合うように配置され、
前記第一絶縁樹脂フィルムおよび前記第二絶縁樹脂フィルムのうち、少なくともいずれかの絶縁樹脂フィルムは、前記導体に近い位置から順に第一フィルム層と、第二フィルム層と、を有し、
前記第二フィルム層は、前記第一フィルム層の表面の一部が露出するように配置され、かつ前記第一フィルム層とは樹脂の種類が異なる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電池に適用した場合に、電池内で発生した気体を容器外に排出することが可能な非水電解質電池用リードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一態様に係る非水電解質電池用リードを適用した電池の説明図である。
図2は、本開示の一態様に係る非水電解質電池用リードの上面図である。
図3Aは、図1のA-A´線での断面図である。
図3Bは、図1のA-A´線での断面図の他の構成例である。
図4は、本開示の他の態様に係る非水電解質電池用リードの上面図である。
図5は、本開示の他の態様に係る非水電解質電池用リードの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施するための形態について、以下に説明する。
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
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