TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025014870
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117797
出願日2023-07-19
発明の名称中継装置、時刻同期方法、および、プログラム
出願人サイレックス・テクノロジー株式会社
代理人
主分類H04L 12/46 20060101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約【課題】効率的な通信を維持しつつ複数の通信機器の時刻同期を容易に行う。
【解決手段】中継装置102は、通信端末101および時刻サーバ105との間の通信を中継する。中継装置102は、第1通信部201と、第2通信部202と、判定部203と、抽出部204と、計時部205とを備え、判定部203が時刻サーバ105から送信されたIP通信フレームに時刻同期応答が含まれるか否かを判定し、IP通信フレームに時刻同期応答が含まれる場合には、第1通信部201および抽出部204に当該IP通信フレームを転送し、抽出部204はIP通信フレームが含む時刻同期応答から時刻データを抽出すると計時部205に当該抽出した時刻データを通知し、計時部205は当該抽出された時刻データに基づき計時部205が計時する時刻を時刻サーバ105により計時された時刻データの時刻に同期する。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
通信端末と、中継装置と、時刻サーバと、を備え、前記通信端末および前記時刻サーバは、前記中継装置を介して接続され、前記通信端末は、前記時刻サーバが送信する通信フレームに含まれる、前記時刻サーバにより計時された時刻データに基づいて時刻同期を行う通信システムにおける中継装置であって、
前記通信端末と通信を行う第1通信部と、
前記時刻サーバから前記通信フレームを受信する第2通信部と、
前記通信フレームから前記時刻データを抽出する抽出部と、
前記第2通信部が受信した前記通信フレームに時刻データが含まれるか否かを判定し、前記時刻データが含まれる場合には前記第1通信部および前記抽出部に前記通信フレームを転送する判定部と、
前記時刻データに基づいて時刻同期を行う計時部と、
を備える、
中継装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記時刻サーバが送信する通信フレームは、前記通信端末が前記時刻サーバ宛てに送信する、前記通信端末の時刻を合わせるための問い合わせである時刻同期要求に対する応答である
請求項1に記載の中継装置。
【請求項3】
前記通信システムは更に前記中継装置と前記時刻サーバの間に基地局装置を備え、
前記通信端末と、前記中継装置とは、IPアドレスを共有するものであって、
前記基地局装置は複数の通信機器間でのIPアドレスの共有を許可しない、
請求項1または2に記載の中継装置。
【請求項4】
更に前記判定部は、前記通信フレームに時刻データが含まれない場合には前記第1通信部のみに前記通信フレームを転送する、
請求項1または2に記載の中継装置。
【請求項5】
更に前記第2通信部は、前記通信フレームが受信側に到着したか否かを確認するための応答である受信確認応答が必要となる通信の場合であっても、当該通信フレームの受信確認応答を送信しない、
請求項1または2に記載の中継装置。
【請求項6】
通信端末と、中継装置と、時刻サーバと、を備え、前記通信端末および前記時刻サーバは、前記中継装置を介して接続され、前記通信端末は、前記時刻サーバが送信する通信フレームに含まれる、前記時刻サーバにより計時された時刻データに基づいて時刻同期を行う通信システムにおける中継装置の時刻同期方法であって、
前記通信フレームを受信する受信ステップと、
前記通信フレームに時刻データが含まれるか否かを判定する判定ステップと、
前記通信フレームに前記時刻データが含まれる場合に前記通信フレームから前記時刻データを抽出する抽出ステップと、
前記時刻データに基づいて時刻同期を行う時刻同期ステップと、
を含む、
時刻同期方法。
【請求項7】
請求項6に記載の時刻同期方法をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中継装置、時刻同期方法、および、そのプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、通信装置(通信端末)が中継装置(例えば、ブリッジ装置)を経由して時刻サーバから時刻データを取得して時刻同期を行う通信システムが知られている。このような通信システムの一例では、通信端末が時刻同期を行う際、中継装置が通信端末から送信された時刻データの取得要求を時刻サーバに送信する。時刻サーバは、当該取得要求を受信すると自装置が計時する時刻データを返信用フレームに含めて無線ネットワークに送信し、この返信用フレームが無線ネットワークおよび中継装置を経由して通信端末に受信される。その後通信端末が当該受信した返信用フレームに含まれる時刻データに基づいて自機に時刻を設定して、時刻サーバと時刻を同期する。特許文献1にはこのような同期処理を行うネットワークシステムの例が記載されている。このような通信システムでは、中継装置が自装置に時刻を計時する計時部を備える場合、中継装置も正しい時刻を計時するために時刻サーバが計時する時刻と、自装置の時刻とを同期することが要望されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-168811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されるような従来のネットワークシステムでは、一組のIPアドレスとMACアドレスとの組み合わせの通信端末のみに対して返信用フレームを送信する時刻サーバや、一組のIPアドレスとMACアドレスとの組み合わせの通信端末のみに対して通信を許可する基地局装置等を含む場合においては、取得要求を送信した通信端末しか返信用フレームを受信することができず、IPアドレスおよびMACアドレスを通信端末と共有し通信を中継している中継装置は時刻同期を行うことができない、という問題があった。このような通信システムでは、通信端末および中継装置の双方が時刻の同期を行いたい場合、時刻の同期を所望する通信機器それぞれが個別にIPアドレスを備えた上で取得要求を送信しなければならず、効率的に通信が行えないとの問題もある。
【0005】
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、その主要な目的は、効率的な通信を維持しつつ、一組のIPアドレスとMACアドレスとの組み合わせの通信端末のみに対して返信用フレームを送信する時刻サーバを備える通信システムや、一組のIPアドレスとMACアドレスとの組み合わせの通信機器のみに対して通信が許可される基地局装置を備える通信システムにおいても、確実に時刻同期の処理を行うことができる中継装置等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る中継装置は、通信端末と、中継装置と、時刻サーバと、を備え、通信端末および時刻サーバは、中継装置を介して接続され、通信端末は、時刻サーバが送信する通信フレームに含まれる、時刻サーバにより計時された時刻データに基づいて時刻同期を行う通信システムにおける中継装置であって、通信端末と通信を行う第1通信部と、時刻サーバから通信フレームを受信する第2通信部と、通信フレームから時刻データを抽出する抽出部と、第2通信部が受信した通信フレームに時刻データが含まれるか否かを判定し、時刻データが含まれる場合には第1通信部および抽出部に通信フレームを転送する判定部と、時刻データに基づいて時刻同期を行う計時部と、を備える。
【0007】
これによれば、中継装置は、時刻サーバが送信する通信端末宛の通信フレームを受信し当該通信フレームに格納された時刻データを抽出すると共に、当該通信フレームを通信端末に送信する。これにより、1つの通信フレームで中継装置および通信端末それぞれが時刻同期を行うことができ、通信を効率化しつつ時刻同期を行いたい中継装置においても容易に時刻同期ができる。
【0008】
また、上記通信システムにおいて、時刻サーバが送信する通信フレームは、通信端末が時刻サーバ宛てに送信する、通信端末の時刻を合わせるための問い合わせである時刻同期要求に対する応答である。
【0009】
これによれば、中継装置は、通信端末が時刻サーバ宛に送信した時刻同期要求を中継し、当該時刻同期要求に対する応答として時刻サーバが応答する通信フレームを受信し、当該通信フレームを通信端末に送信するだけでなく、当該通信フレームに格納された時刻同期応答に含まれる時刻データを抽出する。これにより、通信端末が送信した1つの時刻同期要求に基づいて、中継装置および通信端末それぞれが時刻同期を行うことができ、通信を効率化しつつ時刻同期を行いたい中継装置においても容易に時刻同期ができる。
【0010】
また、上記通信システムは更に中継装置と時刻サーバの間に基地局装置を備え、通信端末と、中継装置とは、IPアドレスを共有するものであって、基地局装置は複数の通信機器間でのIPアドレスの共有を許可しない構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ヘッドホンカバー
1か月前
株式会社奥村組
通信設備
2日前
キヤノン株式会社
電子機器
11日前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
9日前
オムロン株式会社
通信装置
2日前
キヤノン株式会社
電子機器
4日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
3日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
3日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
10日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
1か月前
日本放送協会
無線伝送システム
17日前
リオン株式会社
聴取装置
1か月前
株式会社ベアリッジ
携帯無線機
2か月前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
株式会社アーク
情報処理システム
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
3日前
株式会社Move
イヤホン
23日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
17日前
株式会社国際電気
無線通信システム
1か月前
株式会社オカムラ
電子機器支持什器
10日前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成システム
1か月前
個人
テレビ画面の注視する画像の表示方法
1か月前
株式会社日立国際電気
試験システム
1か月前
アルプスアルパイン株式会社
音響装置
10日前
アズビル株式会社
放熱構造及びカメラ
27日前
リオン株式会社
補聴器システム
23日前
Rita合同会社
第1装置、システム
1か月前
個人
電子帳簿等保管システム及びその記録媒体
1か月前
cynaps株式会社
遠隔制御システム
2か月前
続きを見る