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公開番号2025014715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117493
出願日2023-07-19
発明の名称化粧シート及び化粧材
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20250123BHJP(積層体)
要約【課題】優れた意匠性及び防滑性を発現できる化粧シート及び化粧材を提供する。
【解決手段】絵柄層12の絵柄の第一の絵柄部と平面視で重なる透明樹脂層13の第一領域Aにおいて、凸部10aが平面視で正方形状をなしてランダムに配列されると共に、絵柄層12の絵柄の第一の絵柄部と異なる第二の絵柄部と平面視で重なる透明樹脂層13の第二領域Bにおいて、凸部10bが平面視で十字形状をなして規則的に配列され、さらに、透明樹脂層13に形成されている凸部10a,10bに対して、第二領域Bにおいて平面視で十字形状をなして規則的に配列されている凸部10bの占める面積割合が、10%以上50%以下である化粧シート10とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層と、
前記基材層上に設けられた絵柄層と、
前記絵柄層上に設けられた透明樹脂層と
を備え、
前記透明樹脂層に凸部及び凹部の少なくとも一方からなる立体部が形成された化粧シートであって、
前記透明樹脂層に形成されている前記立体部は、前記絵柄層の絵柄の第一の絵柄部と平面視で重なる第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されると共に、前記絵柄層の前記第一の絵柄部と異なる前記絵柄の第二の絵柄部と平面視で重なる第二の領域において平面視で十字形状をなして規則的に配列され、
さらに、前記透明樹脂層に形成されている前記立体部に対して、前記第二の領域において平面視で十字形状をなして規則的に配列されている前記立体部が占める面積割合は、10%以上50%以下である
ことを特徴とする化粧シート。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記面積割合は、30%以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
【請求項3】
前記第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されている前記立体部は、外径が25μm以上60μm以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
【請求項4】
前記第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されている前記立体部は、1mm

当たり70個以上160個以下の範囲内で形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
【請求項5】
前記第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されている前記立体部は、乱数計算によって算出された情報に基づいて形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
【請求項6】
前記透明樹脂層上に表面保護層が設けられ、
前記表面保護層は、熱硬化性樹脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂のうちの少なくとも1種を含有するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の化粧シートと、
前記化粧シートを表面に貼り付けられた基板と
を有することを特徴とする化粧材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、戸建住宅やマンションやアパート等の床材の表面を化粧する化粧シート及び化粧材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
戸建住宅やマンションやアパート等の床材には、表面に凹凸形状を形成した化粧シートを木質合板等の基材に貼り付けることにより、滑り難くして転倒等を抑制する防滑性能を発現できるようにした化粧材が広く利用されている(例えば、下記特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-135482号公報
特開2013-217066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述したような化粧シートにおいては、天然木材の木目や導管を模倣した意匠が印刷されていても、表面に形成された凹凸形状によって、天然木材の絵柄としての意匠性が低下してしまっていた。
【0005】
このようなことから、本発明は、優れた意匠性及び防滑性を発現できる化粧シート及び化粧材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するための、本発明に係る化粧シートは、基材層と、前記基材層上に設けられた絵柄層と、前記絵柄層上に設けられた透明樹脂層とを備え、前記透明樹脂層に凸部及び凹部の少なくとも一方からなる立体部が形成された化粧シートであって、前記透明樹脂層に形成されている前記立体部が、前記絵柄層の絵柄の第一の絵柄部と平面視で重なる第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されると共に、前記絵柄層の前記第一の絵柄部と異なる前記絵柄の第二の絵柄部と平面視で重なる第二の領域において平面視で十字形状をなして規則的に配列され、さらに、前記透明樹脂層に形成されている前記立体部に対して、前記第二の領域において平面視で十字形状をなして規則的に配列されている前記立体部が占める面積割合が、10%以上50%以下であることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る化粧シートは、上述した化粧シートにおいて、前記面積割合が、30%以下であると好ましい。
【0008】
また、本発明に係る化粧シートは、上述した化粧シートにおいて、前記第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されている前記立体部が、外径25μm以上60μm以下であると好ましい。
【0009】
また、本発明に係る化粧シートは、上述した化粧シートにおいて、前記第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されている前記立体部が、1mm

当たり70個以上160個以下の範囲内で形成されていると好ましい。
【0010】
また、本発明に係る化粧シートは、上述した化粧シートにおいて、前記第一の領域において平面視で円形状又は多角形状をなしてランダムに配列されている前記立体部が、乱数計算によって算出された情報に基づいて形成されていると好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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