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公開番号2025014712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117483
出願日2023-07-19
発明の名称車両用灯具
出願人スタンレー電気株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F21S 43/241 20180101AFI20250123BHJP(照明)
要約【課題】リッドランプとリアコンビネーションランプとの間における発光の見栄えを良くすることを可能とした車両用灯具を提供する。
【解決手段】第1のハウジング2Aと第2のハウジング2Bとは、第1の灯体4Aと第2の灯体4Bとの間に形成される隙間Gを挟んで向かい合う側の一部が光透過性部材20A,20Bにより構成されており、光透過性部材20A,20Bの内部で導光される光L3の一部を隙間Gから第1のアウターレンズ3Aと第2のアウターレンズ3Bとの間の正面側に向かって出射することによって、車幅方向において第1の発光エリアE1及び第2の発光エリアE2との間に位置する第3の発光エリアE3を発光させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の後端側の両コーナー部に搭載されるリアコンビネーションランプと、前記車両のバックゲート又はトランクリッドに搭載されるリッドランプとを車幅方向に並設した車両用灯具であって、
前記リッドランプは、前面が開口した第1のハウジングと、前記第1のハウジングの開口を覆う第1のアウターレンズとにより構成される第1の灯体と、前記第1の灯体の内側に配置されて、前記第1の灯体の正面側における第1の発光エリアを発光させる第1の発光ユニットとを有し、
前記リアコンビネーションランプは、前面が開口した第2のハウジングと、前記第2のハウジングの開口を覆う第2のアウターレンズとにより構成される第2の灯体と、前記第2の灯体の内側に配置されて、前記第2の灯体の正面側における第2の発光エリアを発光させる第2の発光ユニットとを有し、
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとは、前記第1の灯体と前記第2の灯体との間に形成される隙間を挟んで向かい合う側の一部が光透過性部材により構成されており、
前記光透過性部材の内部で導光される光の一部を前記隙間から前記第1のアウターレンズと前記第2のアウターレンズとの間の正面側に向かって出射することによって、前記車幅方向において前記第1の発光エリア及び前記第2の発光エリアとの間に位置する第3の発光エリアを発光させることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2のハウジング側の光透過性部材は、前記第2の灯体の背面側から前記第1のハウジングの背面側と対向する位置まで延長された延長部を有し、
前記延長部は、前記第3の発光エリアに対応した位置の背面側に複数の反射カットを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第1の灯体は、前記第1のハウジング側の光透過性部材と、前記第1のアウターレンズとが突き合わされて一体化された構成を有し、
前記第1のハウジング側の光透過性部材の内部で導光される光の一部を前記第1のアウターレンズの正面側から外部へと出射することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第1のハウジング側の光透過性部材は、前記第1の発光エリアを発光させる光の一部を内部へと入射する第1の入射部を有することを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第2の灯体は、前記第2のハウジング側の光透過性部材と、前記第2のアウターレンズとが突き合わされて一体化された構成を有し、
前記第2のハウジング側の光透過性部材の内部で導光される光の一部を前記第2のアウターレンズの正面側から外部へと出射することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記第2のハウジング側の光透過性部材は、前記第2の発光エリアを発光させる光の一部を内部へと入射する第2の入射部を有することを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記第1のハウジング側の光透過性部材と、前記第2のハウジング側の光透過性部材とのうち、何れか一方の光透過性部材に設けられた導光出射部と、何れか他方の光透過性部材に設けられた導光入射部とが前記隙間を挟んで対向した構成を有し、
前記導光出射部から前記一方の光透過性部材の外部へと出射された光が前記導光入射部から前記他方の光透過性部材の内部へと入射することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項8】
前記第1のハウジング側の光透過性部材は、前記第1の灯体の背面側から突出した突出部を有し、
前記第2のハウジング側の光透過性部材は、前記第2の灯体の背面側から前記突出部と対向する位置まで延長された延長部を有し、
前記導光出射部は、前記突出部の先端側に設けられ、
前記導光入射部は、前記突出部と対向する前記延長部の先端側に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の車両用灯具。
【請求項9】
前記一方の光透過性部材に向けて光を出射する光源を備え、
前記一方の光透過性部材は、前記光源から出射された光を内部へと入射する入射部を有することを特徴とする請求項7に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、車両の後端側の両コーナー部に搭載されるリアコンビネーションランプと、車両のバックゲート又はトランクリッドに搭載されるリッドランプとを車幅方向に並設した車両用灯具がある(例えば、下記特許文献1,2を参照。)。
【0003】
リアコンビネーションランプ及びリッドランプは、灯体の内側に、光源と、導光体とが配置されて、光源から出射された光を導光体の基端側から内部へと入射し、導光体の先端側に向けて光を導光させる。また、導光体の背面側に設けられた複数の反射カットで反射された光を導光体の正面側から外部へと出射する。これにより、導光体の正面側に設けられた発光エリアを発光させることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-139876号公報
特開2018-85271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した車両用灯具では、リッドランプとリアコンビネーションランプとの間に生じる隙間によって、リッドランプ側の発光エリアと、リアコンビネーションランプ側の発光エリアとの間に暗部が生じてしまい、発光時の見栄えが低下するなどの点灯フィーリングの悪化を招くことがあった。
【0006】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、リッドランプとリアコンビネーションランプとの間における発光の見栄えを良くすることを可能とした車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 車両の後端側の両コーナー部に搭載されるリアコンビネーションランプと、前記車両のバックゲート又はトランクリッドに搭載されるリッドランプとを車幅方向に並設した車両用灯具であって、
前記リッドランプは、前面が開口した第1のハウジングと、前記第1のハウジングの開口を覆う第1のアウターレンズとにより構成される第1の灯体と、前記第1の灯体の内側に配置されて、前記第1の灯体の正面側における第1の発光エリアを発光させる第1の発光ユニットとを有し、
前記リアコンビネーションランプは、前面が開口した第2のハウジングと、前記第2のハウジングの開口を覆う第2のアウターレンズとにより構成される第2の灯体と、前記第2の灯体の内側に配置されて、前記第2の灯体の正面側における第2の発光エリアを発光させる第2の発光ユニットとを有し、
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとは、前記第1の灯体と前記第2の灯体との間に形成される隙間を挟んで向かい合う側の一部が光透過性部材により構成されており、
前記光透過性部材の内部で導光される光の一部を前記隙間から前記第1のアウターレンズと前記第2のアウターレンズとの間の正面側に向かって出射することによって、前記車幅方向において前記第1の発光エリア及び前記第2の発光エリアとの間に位置する第3の発光エリアを発光させることを特徴とする車両用灯具。
〔2〕 前記第2のハウジング側の光透過性部材は、前記第2の灯体の背面側から前記第1のハウジングの背面側と対向する位置まで延長された延長部を有し、
前記延長部は、前記第3の発光エリアに対応した位置の背面側に複数の反射カットを有することを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔3〕 前記第1の灯体は、前記第1のハウジング側の光透過性部材と、前記第1のアウターレンズとが突き合わされて一体化された構成を有し、
前記第1のハウジング側の光透過性部材の内部で導光される光の一部を前記第1のアウターレンズの正面側から外部へと出射することを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔4〕 前記第1のハウジング側の光透過性部材は、前記第1の発光エリアを発光させる光の一部を内部へと入射する第1の入射部を有することを特徴とする前記〔3〕に記載の車両用灯具。
〔5〕 前記第2の灯体は、前記第2のハウジング側の光透過性部材と、前記第2のアウターレンズとが突き合わされて一体化された構成を有し、
前記第2のハウジング側の光透過性部材の内部で導光される光の一部を前記第2のアウターレンズの正面側から外部へと出射することを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔6〕 前記第2のハウジング側の光透過性部材は、前記第2の発光エリアを発光させる光の一部を内部へと入射する第2の入射部を有することを特徴とする前記〔5〕に記載の車両用灯具。
〔7〕 前記第1のハウジング側の光透過性部材と、前記第2のハウジング側の光透過性部材とのうち、何れか一方の光透過性部材に設けられた導光出射部と、何れか他方の光透過性部材に設けられた導光入射部とが前記隙間を挟んで対向した構成を有し、
前記導光出射部から前記一方の光透過性部材の外部へと出射された光が前記導光入射部から前記他方の光透過性部材の内部へと入射することを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔8〕 前記第1のハウジング側の光透過性部材は、前記第1の灯体の背面側から突出した突出部を有し、
前記第2のハウジング側の光透過性部材は、前記第2の灯体の背面側から前記突出部と対向する位置まで延長された延長部を有し、
前記導光出射部は、前記突出部の先端側に設けられ、
前記導光入射部は、前記突出部と対向する前記延長部の先端側に設けられていることを特徴とする前記〔7〕に記載の車両用灯具。
〔9〕 前記一方の光透過性部材に向けて光を出射する光源を備え、
前記一方の光透過性部材は、前記光源から出射された光を内部へと入射する入射部を有することを特徴とする前記〔7〕に記載の車両用灯具。
【発明の効果】
【0008】
以上のように、本発明によれば、リッドランプとリアコンビネーションランプとの間における発光の見栄えを良くすることを可能とした車両用灯具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る車両用灯具を備えた車両を後方側から見た正面図である。
図1中に示す線分A-Aによる車両用灯具の断面図である。
車両用灯具の別の構成例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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