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公開番号
2024113267
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-22
出願番号
2023018122
出願日
2023-02-09
発明の名称
車両用灯具
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
主分類
F21S
43/31 20180101AFI20240815BHJP(照明)
要約
【課題】発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させるように構成された灯具ユニットを備えた車両用灯具において、その灯具ユニットとしてコストを抑えた上で幅広い発光領域を確保可能な構成とする。
【解決手段】発光素子52Aを、その発光面52Aaを下向きにした状態で基板54Aに搭載し、また、リフレクタ60Aを、発光素子52Aの下方に位置するリフレクタ本体62Aと、基板54Aの下方においてリフレクタ本体62Aの側端縁部から側方へ向けて延びる側方延長部64Aとを備えた構成とする。そして、発光素子52Aから出射してリフレクタ本体62Aと側方延長部64Aとの間の空間に到達した光を、側方延長部64Aおよび基板54Aで反射させた後に、側方延長部64Aの後面62Aaで灯具前方へ向けて反射させる構成とする。これにより発光素子52Aの配置個数を増やすことなく幅広い発光領域を確保可能とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させるように構成された灯具ユニットを備えた車両用灯具において、
上記発光素子は、発光面を下向きまたは上向きにした状態で基板に搭載されており、
上記リフレクタは、上記発光素子の下方または上方に位置するリフレクタ本体と、上記基板の下方または上方において上記リフレクタ本体の側端縁部から側方へ向けて延びる側方延長部とを備えており、
上記灯具ユニットは、上記発光素子から出射して上記基板と上記側方延長部との間の空間に到達した光を、上記側方延長部および上記基板で反射させた後に、上記側方延長部の後面で灯具前方へ向けて反射させるように構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
上記基板における上記発光素子の搭載面に、白色の被膜が形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
上記側方延長部の後面に、複数の反射素子が階段状に形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
【請求項4】
上記側方延長部は、上記リフレクタ本体の左右両側に形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
【請求項5】
上記灯具ユニットは、ヘッドランプユニットと共に灯室内に収容されており、
上記灯具ユニットは、上記ヘッドランプユニットの周囲の少なくとも1箇所に配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、デイタイムランニングランプ等の灯具ユニットを備えた車両用灯具に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、車両用灯具の構成として、デイタイムランニングランプ等の灯具ユニットを備えたものが知られており、その灯具ユニットとして、発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させるように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このような車両用灯具における灯具ユニットの構成として、複数組の発光素子およびリフレクタが左右方向に並んだ状態で配置されたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-267468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記「特許文献1」に記載された車両用灯具のように、灯具ユニットとして、複数組の発光素子およびリフレクタが左右方向に並んだ状態で配置された構成とすることにより、その発光領域を幅広く確保することが可能となる。
【0006】
しかしながら、このような構成を採用した場合には、発光素子の配置個数が多くなってしまうので、灯具ユニットのコストが高くなってしまう。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させるように構成された灯具ユニットを備えた車両用灯具において、その灯具ユニットとしてコストを抑えた上で幅広い発光領域を確保することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、リフレクタの構成等に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
発光素子からの出射光をリフレクタによって灯具前方へ向けて反射させるように構成された灯具ユニットを備えた車両用灯具において、
上記発光素子は、発光面を下向きまたは上向きにした状態で基板に搭載されており、
上記リフレクタは、上記発光素子の下方または上方に位置するリフレクタ本体と、上記基板の下方または上方において上記リフレクタ本体の側端縁部から側方へ向けて延びる側方延長部とを備えており、
上記灯具ユニットは、上記発光素子から出射して上記基板と上記側方延長部との間の空間に到達した光を、上記側方延長部および上記基板で反射させた後に、上記側方延長部の後面で灯具前方へ向けて反射させるように構成されている、ことを特徴とするものである。
【0010】
上記「灯具ユニット」の種類は、特に限定されるものではなく、例えばデイタイムランニングランプやクリアランスランプ等が採用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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