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公開番号2024110502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015092
出願日2023-02-03
発明の名称車両用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 41/663 20180101AFI20240808BHJP(照明)
要約【課題】ADB用灯具ユニットを備えた車両用灯具において、ADB用灯具ユニットを構成する複数の発光素子の発熱を抑制した上で、ADB用配光パターンを所期の形状で形成可能とする。
【解決手段】ADB用灯具ユニット20Rとして、6つの発光素子22A~22Fからの出射光を6つの投影レンズ32A~32Fを介して灯具前方へ向けて照射する構成とする。その際、左端部に位置する投影レンズ32Fからの出射光が、灯具正面方向に対して右端部寄りの方向へ向けて照射される構成とする。これにより、ADB用灯具ユニット20Rの左側方近傍にロービーム用灯具ユニット40Rが配置されているにもかかわらず、投影レンズ32Fからの出射光の一部がロービーム用灯具ユニット40Rによって遮光されてしまうのを未然に防止する。そしてこれによりADB用配光パターンを所期の形状で形成されるようにする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロービーム用配光パターンのカットオフラインと重複する位置に複数の小配光パターンを並列配置で形成し得るように構成されたADB用灯具ユニットを備えた車両用灯具において、
上記ADB用灯具ユニットは、左右方向に並んだ状態で配置された複数の投影レンズと、上記複数の投影レンズの灯具後方側に配置された複数の発光素子とを備えており、上記複数の発光素子の各々からの出射光を上記複数の投影レンズの各々を介して灯具前方へ向けて照射することにより上記複数の小配光パターンの各々を形成するように構成されており、
上記ADB用灯具ユニットは、上記複数の投影レンズのうち左右方向の一端部に位置する投影レンズからの出射光が灯具正面方向に対して左右方向の他端部寄りの方向へ向けて照射されるように構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
上記ADB用灯具ユニットは、上記複数の投影レンズのうち上記他端部から離れた位置にある投影レンズからの出射光ほど上記他端部寄りの方向へ向けて照射されるように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
上記複数の投影レンズは、単一のレンズ部材で構成されており、
上記レンズ部材の前面は、単一の曲面または平面で構成されており、
上記レンズ部材の後面は、上記複数の投影レンズの各々に対応する部分が凸曲面で構成されており、かつ、上記凸曲面の向きが上記複数の投影レンズ相互間で異なる向きに設定されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
【請求項4】
ロービーム用配光パターンを形成するように構成されたロービーム用灯具ユニットを備えており、
ランプボディと透光カバーとによって形成される灯室内に、上記ADB用灯具ユニットと上記ロービーム用灯具ユニットとが左右方向に隣接した状態で配置されており、
上記ADB用灯具ユニットは、上記ロービーム用灯具ユニットに対して車幅方向外側に位置するように配置されており、かつ、車幅方向内側の端部が上記一端部として設定されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
【請求項5】
上記ロービーム用灯具ユニットは、投影レンズと、上記投影レンズの後側焦点よりも灯具後方側に配置された光源と、上記光源からの出射光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタと、上記リフレクタと上記投影レンズとの間に配置された状態で上記カットオフラインを形成するために上記リフレクタからの反射光の一部を遮光するシェードとを備えている、ことを特徴とする請求項4記載の車両用灯具。
【請求項6】
上記ADB用灯具ユニットは、上記ロービーム用灯具ユニットよりも灯具後方側に変位した状態で配置されている、ことを特徴とする請求項4記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、ADB用灯具ユニットを備えた車両用灯具に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両用灯具の構成として、ロービーム用配光パターンのカットオフラインと重複する位置に、複数の小配光パターンを並列配置で形成し得るように構成されたADB(すなわちアダプティブドライビングビーム)用灯具ユニットを備えたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、このようなADB用灯具ユニットとして、複数の発光素子からの出射光を投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより、複数の小配光パターンを並列配置で形成し得るように構成されたものが記載されている。
【0004】
この「特許文献1」に記載されたADB用灯具ユニットにおいては、複数の小配光パターンの全部またはその一部によってADB用配光パターンが形成されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-81874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記「特許文献1」に記載されたADB用灯具ユニットは、複数の小配光パターンを並列配置で形成するために複数の発光素子が互いに近接した状態で配置された構成となっているので、複数の発光素子が発熱しやすくなってしまう。
【0007】
これに対し、ADB用灯具ユニットの構成として、左右方向に並んだ状態で配置された複数の投影レンズと、その灯具後方側に配置された複数の発光素子とを備えた構成とした上で、複数の発光素子の各々からの出射光を複数の投影レンズの各々を介して灯具前方へ向けて照射することにより複数の小配光パターンの各々を形成する構成とすれば、複数の発光素子が互いに間隔をおいた状態で配置された構成とすることが可能となり、これにより複数の発光素子が発熱してしまうのを抑制することが可能となる。
【0008】
一方、車両用灯具の構成として、ADB用灯具ユニットの側方近傍に他の構造物(例えばロービーム用灯具ユニットやエクステンションパネル等)が配置されているような場合には、複数の投影レンズのうち左右方向の端部に位置する投影レンズからの出射光の一部が上記他の構造物によって遮光されてしまうことが考えられる。そして、このような場合にはADB用配光パターンを所期の形状で形成することができなくなってしまう。
【0009】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ADB用灯具ユニットを備えた車両用灯具において、ADB用灯具ユニットを構成する複数の発光素子の発熱を抑制した上で、ADB用配光パターンを所期の形状で形成することができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明は、ADB用灯具ユニットの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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