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公開番号
2025014407
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116928
出願日
2023-07-18
発明の名称
配管構造
出願人
住友金属鉱山株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
57/00 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】配管内での輸送物との接触による配管穴あきトラブルを低減することのできる配管構造を提供する。
【解決手段】摩耗性スラリーを重力落下によって輸送する配管構造1であって、垂直方向に配置される垂直配管部10と、垂直配管部10の垂線Vに対して30°以上、60°以下の角度θで斜め上方に分岐する傾斜配管部20と、垂直配管部10の上端11側から管内面に挿入可能で、垂直配管部10と傾斜配管部20との分岐箇所を耐摩耗性材料により保護するライナー30を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
摩耗性スラリーを重力落下によって輸送する配管構造であって、
垂直方向に配置される垂直配管部と、
前記垂直配管部の垂線に対して30°以上、60°以下の角度で斜め上方に分岐する傾斜配管部と、
前記垂直配管部の上端側から管内面に挿入可能で、前記垂直配管部と前記傾斜配管部との分岐箇所を耐摩耗性材料により保護するライナー
を備えることを特徴とする、配管構造。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記ライナーには、前記傾斜配管部側に突出し、前記摩耗性スラリーの一部が堆積する変向ガイドが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の配管構造。
【請求項3】
前記摩耗性スラリーは、クロマイト粒子を含んでいることを特徴とする、請求項2に記載の配管構造。
【請求項4】
前記ライナーは、水平方向断面が、扇状で、その中心角が、130°以上、180°以下であることを特徴とする、請求項3に記載の配管構造。
【請求項5】
前記ライナーの上部には、前記垂直配管部の上端を覆う蓋部及び取っ手が備えられていることを特徴とする、請求項4に記載の配管構造。
【請求項6】
前記変向ガイドは、前記ライナーを前記垂直配管部に設置した際に、前記傾斜配管部から送られた前記摩耗性スラリーが前記垂直配管部の壁面に衝突する箇所に設けられ、前記垂直配管部の垂線に対して30°以上、60°以下の角度を有し、前記ライナーの内周に溶接された半円形状を有することを特徴とする、請求項5に記載の配管構造。
【請求項7】
前記変向ガイドに前記摩耗性スラリーの一部が堆積することにより、前記垂直配管部の壁面に衝突する箇所のコーティング機能を有することを特徴とする、請求項6に記載の配管構造。
【請求項8】
前記垂直配管部に対する前記ライナーの取り付け位置は、前記傾斜配管部の中心線と前記垂直配管部とが交差する点を中心として取り付けることを特徴とする、請求項7に記載の配管構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管内での輸送物との接触による配管穴あきトラブルを低減することのできる配管構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
低品位なニッケル酸化鉱石からのニッケルの回収方法として、硫酸を用いた高圧酸浸出(HPAL:High Pressure Acid Leaching)法がある。この方法は、乾燥及び焙焼工程等の乾式処理工程を含まず、一貫した湿式工程からなるので、エネルギー的及びコスト的に有利であるとともに、ニッケル品位を50重量%程度まで向上させたニッケル・コバルト混合硫化物を得ることができるという利点を有している。
【0003】
ニッケル酸化鉱石の湿式製錬方法では、原料鉱石にクロマイトが含まれていることが多い。このようなクロマイト鉱石は、ニッケルをほとんど含有していない成分であり、クロマイトを含有する鉱石スラリーを、酸浸出処理に供するために配管やポンプ等の設備を用いて移送すると、それら設備を著しく磨耗させることが知られており、設備のメンテナンスや操業効率に大きな影響を及ぼす。
【0004】
このため、ニッケル酸化鉱石の湿式製錬過程においては、副産物としてクロマイトを回収している。このクロマイトはニッケル酸化鉱石の中では真比重が高く、またその鉱石の粒子径が大きいため、流体液中で沈降し易い特性を持つ。また、クロマイトはニッケル鉱石中に於いては比較的硬度が高い粒子として知られており、研磨材などの用途で工業的に利用されている。
【0005】
ニッケル酸化鉱石の湿式精錬においては、クロマイトによる機器、配管への摩耗が生じており、具体的には、クロマイトをスラリーとして送液する場合、その送液ポンプ、配管、及びバルブといった機器がスラリーとの接液箇所で摩耗する事が課題であった。その中でも、特に配管内流体が重力落下し、かつ配管に曲がりが生じる箇所において摩耗が顕著であり、このような箇所において、従来の一般的な配管敷設方法では配管穴あきトラブルにより、設備稼働率が低下する事態が頻発していた。
【0006】
このような課題に対して、例えば、特許文献1には、スラリー輸送における配管曲管部の摩耗防止について、曲管部のスラリー密度の変化を極力低減しうる形状として漸次曲率を変化させることで摩耗を防止する方法が開示されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1のように漸次曲率を変化させた曲管部を作成するのは、作成工数を要するため困難であった。
【0008】
また、特許文献2には、管内面に耐摩耗性材料よりなるライナーを交換可能に設け、且つ管外面に前記ライナーを管内面に固着せしめ得る適宜長さの固着ボルトを設けたことを特徴とするスラリー管が開示されている。
【0009】
しかしながら、上記ライナーを交換するにあたり、所定の配管全体を取り外す必要が有り、ライナーの交換作業工数が掛かるとの問題を有していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
実開昭57-130100号公報
実開昭50-17812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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