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公開番号2025014312
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116781
出願日2023-07-18
発明の名称アンプモジュール、及び、無線通信システム
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類H04B 1/3822 20150101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約【課題】アンテナの接続状態を本体部に通知可能で、構成の簡易なアンプモジュール、及び、無線通信システムを提供する。
【解決手段】アンプモジュールは、無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、アンテナに第1配線部材を介して接続されるとともに、本体部と第2配線部材を介して接続される、アンプモジュールであって、第1配線部材が接続されるアンテナ側端子と、第2配線部材が接続される本体側端子と、アンテナ側端子と本体側端子との間に設けられる増幅部と、アンテナ側端子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、インピーダンス検出部によって検出されるインピーダンスに基づいて、アンテナ側端子に対するアンテナの接続状態を判定する判定部と、判定部によって接続状態が異常であると判定されると、接続状態を表す第1状態信号を増幅器に前記本体側端子側に出力させる制御部とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、前記アンテナに第1配線部材を介して接続されるとともに、前記本体部と第2配線部材を介して接続される、アンプモジュールであって、
前記第1配線部材が接続されるアンテナ側端子と、
前記第2配線部材が接続される本体側端子と、
前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に設けられる増幅器と、
前記アンテナ側端子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、
前記インピーダンス検出部によって検出される前記インピーダンスに基づいて、前記アンテナ側端子に対する前記アンテナの接続状態を判定する判定部と、
前記判定部によって前記接続状態が異常であると判定されると、前記接続状態を表す第1状態信号を前記増幅器に前記本体側端子側に出力させる制御部と、
を含む、アンプモジュール。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記増幅器は、ディセーブル信号及びイネーブル信号によって増幅動作の有効及び無効を切替可能に構成されており、
前記制御部は、前記増幅器に出力する前記ディセーブル信号及び前記イネーブル信号を時分割的に切り替えて前記増幅器の前記増幅動作の有効及び無効を切り替えることで、前記増幅器に前記第1状態信号を出力させる、請求項1に記載のアンプモジュール。
【請求項3】
前記制御部は、前記ディセーブル信号を前記増幅器に出力する第1期間と、前記イネーブル信号を前記増幅器に出力する第2期間とを前記接続状態の前記異常の種類に応じて変更することで、前記異常の種類を表す前記第1状態信号を前記増幅器に出力させる、請求項2に記載のアンプモジュール。
【請求項4】
前記第1期間と前記第2期間とは等しい、請求項3に記載のアンプモジュール。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1期間及び前記第2期間が交互に経過する度に、前記増幅器に出力する前記ディセーブル信号及び前記イネーブル信号を交互に切り替え、
前記第1状態信号は、前記第1期間にわたる前記ディセーブル信号に対応した第1信号レベルと、前記第2期間にわたる前記イネーブル信号に対応した第2信号レベルとが交互に切り替えられる信号である、請求項3に記載のアンプモジュール。
【請求項6】
前記異常の種類は、前記アンテナ側端子に対する前記アンテナの接続状態がオープンであること、及び、前記アンテナ側端子に対する前記アンテナの接続状態がショートであることを含む、請求項3に記載のアンプモジュール。
【請求項7】
前記アンプモジュールの温度を検出する温度センサをさらに含み、
前記判定部は、さらに、前記温度センサによって検出される前記温度に基づいて、前記アンプモジュールの温度異常が生じているかどうかを判定し、
前記制御部は、前記判定部によって前記温度異常が生じていると判定されると、前記温度異常を表す第2状態信号を前記増幅器に前記本体側端子側に出力させる、請求項1に記載のアンプモジュール。
【請求項8】
前記アンプモジュールの温度を検出する温度センサをさらに含み、
前記判定部は、さらに、前記温度センサによって検出される前記温度に基づいて、前記アンプモジュールの温度異常が生じているかどうかを判定し、
前記制御部は、前記判定部によって前記温度異常が生じていると判定されると、前記ディセーブル信号及び前記イネーブル信号を時分割的に切り替えて前記増幅器の前記増幅動作の有効及び無効を切り替えることで、前記温度異常を表す第2状態信号を前記増幅器に前記本体側端子側に出力させ、
前記第2状態信号は、前記温度異常に応じた前記第1期間及び前記第2期間を有し、
前記第2状態信号の前記第1期間及び前記第2期間は、前記第1状態信号の前記第1期間及び前記第2期間とは異なる、請求項3に記載のアンプモジュール。
【請求項9】
前記制御部は、前記第1期間及び前記第2期間が交互に経過する度に、前記増幅器に出力する前記ディセーブル信号及び前記イネーブル信号を交互に切り替え、
前記第2状態信号は、前記第1期間にわたる前記ディセーブル信号に対応した第1信号レベルと、前記第2期間にわたる前記イネーブル信号に対応した第2信号レベルとが交互に切り替えられる信号である、請求項8に記載のアンプモジュール。
【請求項10】
前記判定部は、さらに、前記本体側端子から前記増幅器に入力される電流量に基づいて、前記電流量の異常が生じているかどうかを判定し、
前記制御部は、前記判定部によって前記電流量の異常が生じていると判定されると、前記電流量の異常を表す第3状態信号を前記増幅器に前記本体側端子側に出力させる、請求項1に記載のアンプモジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンプモジュール、及び、無線通信システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、前記アンテナ及び前記本体部と配線部材を介して接続される、アンプモジュールがある。アンプモジュールは、前記アンテナに接続されるアンテナ側端子と、前記本体部に接続される本体側端子と、前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に設けられる増幅回路と、前記アンテナ側端子の電気特性を検出するアンテナ検出回路と、前記アンテナ検出回路によって検出される前記アンテナ側端子の電気特性に基づいて、前記本体側端子の電気特性を変化させる特性可変回路とを含む(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/059172号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のアンプモジュールは、本体側端子の電気特性を変化させる特性可変回路が必要であり、構成をさらに簡易化できる余地があった。
【0005】
そこで、アンテナの接続状態を本体部に通知可能で、構成の簡易なアンプモジュール、及び、無線通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施の形態のアンプモジュールは、無線通信用のアンテナと無線通信装置の本体部との間に配置され、前記アンテナに第1配線部材を介して接続されるとともに、前記本体部と第2配線部材を介して接続される、アンプモジュールであって、前記第1配線部材が接続されるアンテナ側端子と、前記第2配線部材が接続される本体側端子と、前記アンテナ側端子と前記本体側端子との間に設けられる増幅部と、前記アンテナ側端子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出部と、前記インピーダンス検出部によって検出される前記インピーダンスに基づいて、前記アンテナ側端子に対する前記アンテナの接続状態を判定する判定部と、前記判定部によって前記接続状態が異常であると判定されると、前記接続状態を表す第1状態信号を前記増幅器に前記本体側端子側に出力させる制御部とを含む。
【発明の効果】
【0007】
アンテナの接続状態を本体部に通知可能で、構成の簡易なアンプモジュール、及び、無線通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態のアンプモジュール、及び、無線通信システムの配置の一例を示す図である。
実施の形態の無線通信システムの回路構成の一例を示す図である。
実施の形態のアンプモジュールの内部の構成の一例を示す図である。
第1状態信号、第2状態信号、及び第3状態信号の一例を示す図である。
実施の形態のアンプモジュールのMCUが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
実施形態の変形例の無線通信システムの回路構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のアンプモジュール、及び、無線通信システムを適用した実施の形態について説明する。
【0010】
<実施の形態>
図1は、実施の形態のアンプモジュール100、及び、無線通信システム200の配置の一例を示す図である。車両1には、無線通信用のアンテナ10、無線通信装置の本体部20、通信用のケーブル30(30A及び30B)、及びアンプモジュール100が搭載されている。無線通信システム200は、アンテナ10、本体部20、ケーブル30(30A及び30B)、及びアンプモジュール100を含む。ケーブル30Aは、第1配線部材の一例であり、ケーブル30Bは、第2配線部材の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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