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公開番号2025014286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116743
出願日2023-07-18
発明の名称後方視認装置の保持構造
出願人サカエ理研工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B60R 1/04 20060101AFI20250123BHJP(車両一般)
要約【課題】車両走行時における後方視認装置の振動を抑制することができる後方視認装置の保持構造を提供すること。
【解決手段】車両の後方を視認するルームミラー10と、一端が車両に取り付けられ、他端にルームミラー10が取り付けられるステー20と、ステー20を車両に固定する固定部30と、を有するルームミラー10の保持構造において、固定部30は、車両に固定される第1固定部材40と、ステー20に対して第1固定部材40をねじ32とともに固定するための樹脂製の第2固定部材50と、を有し、第1固定部材40は、第2固定部材50を収容するために第2固定部材50と同形状に形成された収容凹部42を備え、第2固定部材50は、車両前後方向へ延びる基部60と、基部60から車両前後方向に交差する方向へ延びる腕部70と、ねじ32が配置され、ルームミラー10に対して衝撃が加わった場合に底部が破断するねじ配置穴51と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の後方を視認する後方視認装置と、
一端が車両に取り付けられ、他端に前記後方視認装置が取り付けられるステーと、
前記ステーを車両に固定する固定部と、を有する後方視認装置の保持構造において、
前記固定部は、
車両に固定される第1固定部材と、
前記ステーに対して前記第1固定部材をねじとともに固定するための樹脂製の第2固定部材と、を有し、
前記第1固定部材は、前記第2固定部材を収容するために前記第2固定部材と同形状に形成された収容凹部を備え、
前記第2固定部材は、
車両前後方向へ延びる基部と、
前記基部から車両前後方向に交差する方向へ延びる腕部と、
前記ねじが配置され、前記後方視認装置に対して衝撃が加わった場合に底部が破断するねじ配置穴と、を備えている
ことを特徴とする後方視認装置の保持構造。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載する後方視認装置の保持構造において、
前記基部の側面に対する前記腕部の側面の角度が90度以上に設定されている
ことを特徴とする後方視認装置の保持構造。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載する後方視認装置の保持構造において、
前記基部又は前記腕部の少なくとも一方の端部側面には、前記収容凹部の側面に接触する突出部が形成されている
ことを特徴とする後方視認装置の保持構造。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載する後方視認装置の保持構造において、
前記腕部の前記収容凹部の底面に対向する面には、前記収容凹部の底面に接触する凸部が形成されている
ことを特徴とする後方視認装置の保持構造。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載する後方視認装置の保持構造において、
前記ねじ配置穴の底面外周に、溝が形成されている
ことを特徴とする後方視認装置の保持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の後方を視認するために、車室内に設置されるミラーやモニター等の後方視認装置を保持するための保持構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両の室内には、車両の後方を視認するためにミラーやモニター等の後方視認装置が取り付けられている。この後方視認装置は、車両の室内において、一般的に車室天井にステーを介して固定され保持されている。すなわち、ステーの一端に後方視認装置が取り付けられ、ステーの他端が車両に固定されることにより、後方視認装置が車室内に保持されている。
【0003】
そして、このような後方視認装置の保持構造には、乗員が後方視認装置に衝突した際に、乗員を保護するために衝撃軽減機構が設けられている。この衝撃軽減機構の1つとして、例えば、後方視認装置及びステーが、車両に対する固定部分から脱落することにより、乗員の頭部などが後方視認装置に衝突した際に大きな負傷を負わないようにしたものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-080416号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような衝撃軽減機構を備える後方視認装置の保持構造では、後方視認装置が取り付けられたステーが、衝撃軽減機構を介して車室天井に固定されているため、車室天井に対して直に固定される場合に比べると、振動特性が悪くなっており、後方視認装置が振動しやすい。そして、近年、カメラ映像を鏡面に映すタイプの後方視認装置が普及してきている。このタイプの後方視認装置では、カメラ映像を映すために必要となるディスプレイ等の新たな部品が備わっているため、重量が大幅に増加している。
【0006】
そのため、走行時に車両に発生する振動により、後方視認装置がより振動しやすくなっており、後方視野がぶれて見にくくなる問題が生じている。すなわち、後方視認装置の振動は小さくても、そこに写る後方の鏡面像(ディスプレイがオフ状態のとき)あるいはカメラ映像(ディスプレイがオン状態のとき)は、遠い距離ほど揺れが大きく見えるため、振動に伴うぶれの問題が顕著となる。
【0007】
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、車両走行時における後方視認装置の振動を抑制することができる後方視認装置の保持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、
車両の後方を視認する後方視認装置と、
一端が車両に取り付けられ、他端に前記後方視認装置が取り付けられるステーと、
前記ステーを車両に固定する固定部と、を有する後方視認装置の保持構造において、
前記固定部は、
車両に固定される第1固定部材と、
前記ステーに対して前記第1固定部材をねじとともに固定するための樹脂製の第2固定部材と、を有し、
前記第1固定部材は、前記第2固定部材を収容するために前記第2固定部材と同形状に形成された収容凹部を備え、
前記第2固定部材は、
車両前後方向へ延びる基部と、
前記基部から車両前後方向に交差する方向へ延びる腕部と、
前記ねじが配置され、前記後方視認装置に対して衝撃が加わった場合に底部が破断するねじ配置穴と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
この後方視認装置の保持構造では、第2固定部材が第1固定部材の収容凹部に収容された状態で、第2固定部材がステーに対して、ねじによって固定されることにより、第2固定部材ととともに第1固定部材がステーに固定される。つまり、第1固定部材は、ねじによってステーに直接固定されておらず、第2固定部材を介して固定されている。そして、第1固定部材が車両に固定されることにより、第1固定部材及び第2固定部材が取り付けられたステーが車両に固定されている。
【0010】
そして、第2固定部材が、衝撃軽減機構として作用するねじ配置穴を備えている。すなわち、後方視認装置に対して衝撃が加わった場合に、ねじ配置穴の底部(ねじ座面)が破断することにより、ステーを固定しているねじが、ステーととともに第1固定部材から外れるため、ステー及び後方視認装置が車両から脱落する。
(【0011】以降は省略されています)

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