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公開番号
2025014105
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-29
出願番号
2024077984
出願日
2024-05-13
発明の名称
防爆箱及び電気機器
出願人
サングロー (シャンハイ) カンパニー リミテッド
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H05K
5/06 20060101AFI20250122BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】使用状態にある際の密封性を確保し、自動的な圧力解放を実現するだけでなく、第二箱体や第一箱体などの主要構造が爆裂したり、砕けたりする現象が発生せず、使用安全性を向上させると同時に、後期の修理コストを低減できる防爆箱を提供する。
【解決手段】防爆箱は第一取り付け穴11を有する第一箱体10と、該第一箱体に覆設され、且つ第二取り付け穴を有する第二箱体20で構成され、締結具30は該第一取り付け穴と、該第二取り付け穴とに貫設されて、第一箱体10と第二箱体20とを接続する。位置制限部材は前記第一取り付け穴と該締結具との間に設置され、第一状態及び第二状態を有し、第一状態において、該位置制限部材は、前記締結具の位置制限頭部31を前記第一取り付け穴の外に位置制限し、第二状態において、前記位置制限部材の少なくとも一部が該位置制限頭部から離れ、前記位置制限頭部が前記第一取り付け穴内に差し込まれる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
防爆箱において、
第一取り付け穴(11)を有する第一箱体(10)と、
第二箱体(20)であって、前記第二箱体(20)は、前記第一箱体(10)に覆設され、且つ前記第二箱体(20)は第二取り付け穴(21)を有する第二箱体(20)と、
締結具(30)であって、前記締結具(30)は、前記第一取り付け穴(11)と、前記第二取り付け穴(21)とに貫設されて、前記第一箱体(10)と前記第二箱体(20)とを接続する締結具(30)と、
位置制限部材(40)であって、前記位置制限部材(40)は前記第一取り付け穴(11)と前記締結具(30)との間に設置され、前記位置制限部材(40)は、第一状態及び第二状態を有し、前記第一状態において、前記位置制限部材(40)は、前記締結具(30)の位置制限頭部(31)を前記第一取り付け穴(11)の外に位置制限することに適し、前記第二状態において、前記位置制限部材(40)の少なくとも一部が前記位置制限頭部(31)から離れることで、前記位置制限頭部(31)が前記第一取り付け穴(11)内に差し込まれ得るようにする位置制限部材(40)と、を含む、防爆箱。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第一取り付け穴(11)が、組み立て方向に順に設置された第一端面(111)及び第二端面(112)を有し、前記第一状態において、前記位置制限頭部(31)は前記第一端面(111)の外に位置し、前記第二状態において、前記位置制限頭部(31)は前記第二端面(112)の外に位置する、請求項1に記載の防爆箱。
【請求項3】
前記位置制限部材(40)がワッシャーとして構成され、前記ワッシャーは前記第一取り付け穴(11)と前記位置制限頭部(31)の間に設置され、前記ワッシャーは、ワッシャー内輪(41)とワッシャー外輪(42)を含み、前記ワッシャー内輪(41)と前記ワッシャー外輪(42)の間には、弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材(40)の少なくとも一部が前記位置制限頭部(31)から離れるようにする、請求項2に記載の防爆箱。
【請求項4】
前記位置制限部材(40)がワッシャーとして構成され、前記ワッシャーが前記第一取り付け穴(11)と前記位置制限頭部(31)の間に設置され、前記ワッシャーに弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材(40)が前記位置制限頭部(31)から離れるようにする、請求項2に記載の防爆箱。
【請求項5】
前記位置制限部材(40)が前記第一取り付け穴(11)の端部に設置され、かつ前記第一箱体(10)に接続され、前記第一箱体(10)と前記位置制限部材(40)の間に弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材(40)が前記位置制限頭部(31)から離れるようにする、請求項2に記載の防爆箱。
【請求項6】
前記位置制限部材(40)が前記位置制限頭部(31)に設置され、前記位置制限頭部(31)と前記位置制限部材(40)の間に弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材(40)が前記位置制限頭部(31)から離れるようにする、請求項2に記載の防爆箱。
【請求項7】
前記弱化接続部は、弱化スリット(43)を含み、前記弱化スリット(43)の厚さは前記位置制限部材(40)の厚さよりも小さく、これにより、前記位置制限部材(40)の少なくとも一部が前記位置制限頭部(31)から離れるようにする、請求項3~6のいずれか1項に記載の防爆箱。
【請求項8】
前記弱化接続部は、弱化溝(44)を更に含み、前記弱化溝(44)は、スルー溝として構成されて、前記位置制限部材(40)の少なくとも一部が前記位置制限頭部(31)から離れるようにする、請求項7に記載の防爆箱。
【請求項9】
少なくとも2つの前記弱化スリット(43)の間に弱化溝(44)が設置される、請求項8に記載の防爆箱。
【請求項10】
前記弱化スリット(43)が前記第一取り付け穴(11)の軸線を取り巻くように設置される、請求項7に記載の防爆箱。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電気機器の技術分野に関連し、特に防爆箱及び電気機器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
関連技術では、密封条件を満たす必要のある電気機器内の電気部品、例えばコンデンサ、スイッチ、リレーなど短絡故障が発生した際に圧力が急激に増加し、場合によっては爆発することがある。そして、爆発圧力はパワーレベル、電圧、及び電流の増加に伴い高まり、生成される莫大な圧力によって第一箱体が破裂し、更には飛散することもある。そのため、迅速に圧力解放し、防爆性を確保できる第一箱体の構造の開発が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術に存在している技術的問題の少なくとも1つを解決することを目的としている。これを達成するために、本発明の1つの目的は、タイムリーな圧力解放ができ、安定性と信頼性がより高い防爆箱を提供することにある。
【0004】
本発明には、更に、上述の防爆箱が採用された電気機器が提供されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一態様の実施例に係る防爆箱において、第一取り付け穴を有する第一箱体と、第二箱体であって、前記第二箱体は、前記第一箱体に覆設され、且つ前記第二箱体は第二取り付け穴を有する第二箱体と、締結具であって、前記締結具は、前記第一取り付け穴と、前記第二取り付け穴とに貫設されて、前記第一箱体と前記第二箱体とを接続する締結具と、位置制限部材であって、前記位置制限部材は前記第一取り付け穴と前記締結具との間に設置され、前記位置制限部材は、第一状態及び第二状態を有し、前記第一状態において、前記位置制限部材は、前記締結具の位置制限頭部を前記第一取り付け穴の外に位置制限することに適し、前記第二状態において、前記位置制限部材の少なくとも一部が前記位置制限頭部から離れることで、前記位置制限頭部が前記第一取り付け穴内に差し込まれ得るようにする位置制限部材と、を含む。本発明の実施例に係る防爆箱では、位置制限部材を設置することで、締結具が第一状態と第二状態の間で切り替え可能となり、第一状態において防爆箱が使用状態にある際の密封性を確保し、防爆箱の使用安定性と信頼性を向上させることができ、また、防爆箱内の圧力が高まった際、位置制限部材は少なくとも部分的に位置制限頭部31から離れる(構造変化を起こす)ことで、第二箱体と第一箱体の間に隙間を生じさせることができ、これにより自動的な圧力解放を実現するだけでなく、圧力解放過程において第二箱体や第一箱体などの主要構造が爆裂したり、砕けたりする現象が発生せず、使用安全性を向上させると同時に、後期の修理コストを低減することができる。
【0006】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記第一取り付け穴が、組み立て方向に順に設置された第一端面及び第二端面を有し、前記第一状態において、前記位置制限頭部は前記第一端面の外に位置し、前記第二状態において、前記位置制限頭部は前記第二端面の外に位置する。
【0007】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記位置制限部材がワッシャーとして構成され、前記ワッシャーは前記第一取り付け穴と前記位置制限頭部の間に設置され、前記ワッシャーは、ワッシャー内輪とワッシャー外輪を含み、前記ワッシャー内輪と前記ワッシャー外輪の間には、弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材の少なくとも一部が前記位置制限頭部から離れるようにする。
【0008】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記位置制限部材がワッシャーとして構成され、前記ワッシャーが前記第一取り付け穴と前記位置制限頭部の間に設置され、前記ワッシャーに弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材が前記位置制限頭部から離れるようにする。
【0009】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記位置制限部材が前記第一取り付け穴の端部に設置され、かつ前記第一箱体に接続され、前記第一箱体と前記位置制限部材の間に弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材が前記位置制限頭部から離れるようにする。
【0010】
本発明のいくつかの実施例によれば、前記位置制限部材が前記位置制限頭部に設置され、前記位置制限頭部と前記位置制限部材の間に弱化接続部が設置され、前記弱化接続部は圧力の作用下で断裂することに適して、前記第二状態において、前記位置制限部材が前記位置制限頭部から離れるようにする。
(【0011】以降は省略されています)
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