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公開番号2025013860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024181927,2022557698
出願日2024-10-17,2021-03-24
発明の名称エンコーダ、デコーダ、および対応する方法
出願人ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H04N 19/70 20140101AFI20250121BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像の符号化効率を改善するビデオコーディング方法を提供する。
【解決手段】デコーディング方法は、ビデオシーケンスに適用されるシンタックス要素を含む現在のシーケンスパラメータセット(SPS)と現在のSPSを参照する各符号化レイヤビデオシーケンスに存在することが許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために用いられる第1のシンタックス要素を取得する段階と、第1のシンタックス要素の値が0から第1の値の範囲にある段階と、第1の値が第2のシンタックス要素がSPSによって参照される場合にビデオパラメータセットを参照する各符号化ビデオシーケンスにおいてレイヤに存在することを許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために使用される第2のシンタックス要素の値である段階と、第1のシンタックス要素の値に基づいて、ビットストリームをデコーディングする段階と、を含む。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
ビデオをデコードする方法であって、
第1のシンタックス要素及び量子化係数を含むエンコードされたビットストリームを受信する段階と、
現在のシーケンスパラメータセット(SPS)を参照する各符号化レイヤビデオシーケンス(CLVS)に存在することが許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために用いられる前記第1のシンタックス要素を取得する段階であって、前記第1のシンタックス要素の値が0から第1の値の範囲にあり、前記第1の値が、第2のシンタックス要素が前記SPSによって参照される場合に、ビデオパラメータセット(VPS)を参照する各符号化ビデオシーケンス(CVS)においてレイヤに存在することを許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために使用される前記第2のシンタックス要素の値である、段階と、
量子化解除係数を取得するために前記量子化係数に対して逆量子化を適用する段階と、
前記量子化解除係数に基づいて、再構築残差ブロックを取得する段階と、
前記第1のシンタックス要素及び前記再構築残差ブロックに基づいて、デコードされた画像を取得する段階と、
を備える方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ビットストリームをデコーディングする前記段階は、前記第1のシンタックス要素の値に基づいてデコーディング能力情報を取得する段階と、前記デコーディング能力情報に基づいて前記ビットストリームをデコーディングする段階とを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記デコーディング能力情報は、DPBシンタックス要素を備え、前記デコーディング能力情報に基づいて前記ビットストリームをデコーディングする前記段階は、前記DPBシンタックス要素の値に基づいてDPBを構成する段階を備え、前記DPBを用いて前記ビットストリームをデコーディングしてビデオシーケンスを再構築する段階をさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記デコーディング能力情報は、DPBシンタックス要素を含み、前記デコーディング能力情報に基づいて前記ビットストリームをデコーディングする前記段階は、使用されるDPBが前記DPBシンタックス要素の値によって指定される要件を満たしてビデオシーケンスを再構築すると決定することに基づいて前記ビットストリームをデコーディングする段階を備える、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のシンタックス要素が前記SPSによって参照されない場合、前記第1の値は予め設定された値である、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のシンタックス要素が前記VPSにある、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のシンタックス要素は、前記SPSにある、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
ビデオをエンコードする方法であって、
第2のシンタックス要素が現在のシーケンスパラメータセット(SPS)によって参照されるかどうかを決定する段階であって、前記第2のシンタックス要素は、ビデオパラメータセット(VPS)を参照する各符号化ビデオシーケンス(CVS)内のレイヤに存在することが許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために使用される段階と、
前記現在のSPSを参照する各符号化レイヤビデオシーケンス(CLVS)において存在することが許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために使用される第1のシンタックス要素の値を、前記第1のシンタックス要素の範囲に基づいて決定する段階であって、前記範囲は0から第1の値であり、前記第1の値は前記第2のシンタックス要素が前記SPSによって参照されると決定した場合の前記第2のシンタックス要素の値である段階と、
残差ブロックの変換係数を取得する段階と、
量子化係数を取得するために前記変換係数に対し量子化を行う段階と、
前記第1のシンタックス要素の値及び前記量子化係数をエンコードされたビットストリームにエンコーディングする段階と、
を備える方法。
【請求項9】
前記ビットストリームをエンコーディングする前記段階は、前記第1のシンタックス要素の値に基づいて前記ビットストリームにデコーディング能力情報をエンコーディングする段階を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2のシンタックス要素が前記SPSによって参照されない場合、前記第1の値は予め設定された値である、請求項8または9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本特許出願は、2020年3月24日に出願された国際特許出願PCT/EP2020/058208の優先権を主張する。前述の特許出願の開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
本願の実施形態は、一般的に、画像処理の分野に関し、より具体的には、ビデオコーディングに関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオコーディング(ビデオエンコーディングおよびデコーディング)は、例えば、放送デジタルTV、インターネットおよびモバイルネットワークを介したビデオ送信、またはビデオチャット、ビデオ会議、DVDおよびブルーレイディスク、ビデオコンテンツの取得および編集システム、セキュリティアプリケーションのカムコーダー等のリアルタイム会話アプリケーションといった、広範なデジタルビデオアプリケーションで使用される。
【0004】
比較的短いビデオを描画するのであってもなお、必要とされるビデオデータの量は、実質的にかなりのものであり得、その結果、限定的な帯域幅容量を有する通信ネットワークを介してデータがストリームされるかまたは別の形で通信されることになる場合に困難が生じる場合がある。したがって、ビデオデータは一般的に、現代の遠隔通信ネットワークを介して通信される前に圧縮される。ビデオのサイズは、メモリリソースが限定的である場合があるので、ビデオがストレージデバイス上に保存される場合にも問題となり得る。ビデオ圧縮デバイスは、しばしば、ソースにおけるソフトウェアおよび/またはハードウェアを用いて、送信または保存の前にビデオデータをコードすることにより、デジタルビデオイメージを表現するのに必要なデータの量を低減させる。その後、圧縮データは、デスティネーションにおいて、ビデオデータをデコードするビデオ圧縮解除デバイスによって受信される。限定的なネットワークリソースおよびますます増加する高ビデオ品質の需要に鑑みて、画質をほとんどまたは全く犠牲にせずに圧縮比を改善する、改善された圧縮および解凍技術が望まれている。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施形態は、独立請求項によるエンコーディングおよびデコーディングのための装置および方法を提供する。
【0006】
前述の目的および他の目的が、独立請求項の主題によって達成される。従属請求項、明細書および図からはさらなる実施形態が明らかになる。
【0007】
第1の態様によれば、本発明は、デコーディングデバイスによって実装されるビデオまたは画像のビットストリームのデコーディング方法に関し、ビットストリームは、ビデオシーケンスに適用されるシンタックス要素を含む現在のシーケンスパラメータセット(SPS)を含み、この方法は、現在のSPSを参照する各符号化レイヤビデオシーケンス(CLVS)に存在することが許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために使用される第1のシンタックス要素(例えば、sps_max_sublayers_minus1)(の値)を取得する段階であって、第1のシンタックス要素の値が0から第1の値の範囲であり、第1の値が、第2のシンタックス要素がSPSによって参照される場合に、ビデオパラメータセット(VPS)を参照する各符号化ビデオシーケンス(CVS)内のレイヤに存在することが許される時間的サブレイヤの最大数を決定するために使用される第2のシンタックス要素(例えば、vps_max_sublayers_minus1)の値である段階と、第1のシンタックス要素の値に基づいてビットストリームをデコーディングする段階と、を含む。
【0008】
SPSによって第2のシンタックス要素が参照される条件(第1のシンタックス要素の範囲、すなわち第1の値が依存する)は、第2のシンタックス要素がビットストリームに存在することを含んでもよい。換言すれば、第2のシンタックス要素がSPSによって参照されないことは、「第2のシンタックス要素がビットストリームに存在しないこと」を含んでもよい。
【0009】
特に、SPSによって第2のシンタックス要素が参照される場合にのみ、第1のシンタックス要素の値が0から第1の値の範囲にあることを保持することができる。
【0010】
実施態様によれば、第1の値は、特に、第2のシンタックス要素がSPSによって参照されない場合にのみ、予め設定された値(例えば、6)である。
(【0011】以降は省略されています)

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