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公開番号2025013842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-28
出願番号2024179154,2018534172
出願日2024-10-11,2016-12-29
発明の名称酵素変異体およびこれをコードするポリヌクレオチド
出願人ノボザイムス アクティーゼルスカブ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12N 15/56 20060101AFI20250121BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】 本発明は、特に高い温度(例えば40℃以上)で高い洗浄性能を有するα-アミラーゼ活性を有するポリペプチド(α-アミラーゼ)を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、バチルス属(Bacillus)に由来するα-アミラーゼの変異体に相当するα-アミラーゼ活性を有するポリペプチドに関する。特に、本発明のポリペプチドは、ポリペプチドが高い洗浄性能(特に40℃以上の温度)を示すよう、1つ以上のアミノ酸が突然変異化(例えば置換または欠失により)されている配列番号1のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
配列番号1の変異体アミノ酸配列を含むポリペプチドであって、前記ポリペプチドはα-アミラーゼ活性を有すると共に、配列番号1のポリペプチドと比して高い洗浄性能を示すポリペプチド。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記変異体アミノ酸配列が、配列番号1のアミノ酸位置167において突然変異を含む、請求項1に記載のポリペプチド。
【請求項3】
前記変異体アミノ酸配列が、配列番号1のアミノ酸位置167においてW167Yなどの置換を含む、請求項2に記載のポリペプチド。
【請求項4】
前記高い洗浄性能が、自動機械式応力アッセイ(AMSA)アッセイを用いて評価される、請求項1~3のいずれか一項に記載のポリペプチド。
【請求項5】
前記高い洗浄性能を高温での洗浄の最中に示す、請求項1~4のいずれか一項に記載のポリペプチド。
【請求項6】
前記高温が、少なくとも45℃など、少なくとも50℃など、少なくとも55℃など、および、少なくとも60℃などの少なくとも40℃である、請求項5に記載のポリペプチド。
【請求項7】
前記ポリペプチドが、以下からなる群から選択される条件の1つ以上:
(a)40℃で10分間の洗浄サイクルにおける漂白剤を伴うモデルADW洗剤;
(b)40℃で10分間の洗浄サイクルにおける漂白剤を伴わないモデルADW洗剤;
(c)50℃で20分間の洗浄サイクルにおける漂白剤を伴うモデルADW洗剤;ならびに
(d)50℃で20分間の洗浄サイクルにおける漂白剤を伴わないモデルADW洗剤;
において高い洗浄性能を示し、前記モデルADW洗剤が、メチルグリシン二酢酸の三ナトリウム塩(Trilon M granules SGなど)、クエン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、ポリリン酸およびケイ酸塩スケール防止剤(Acusol 588Gなど)ならびにSurfac23-6.5を含む、請求項4~6のいずれか一項に記載のポリペプチドを含む。
【請求項8】
前記ポリペプチドが、1000以下のアミノ酸長、例えば900、800、700、600、500、400、300、200、175、150、125、100以下のアミノ酸である、請求項1~7のいずれか一項に記載のポリペプチド。
【請求項9】
前記ポリペプチドが、400~600のアミノ酸長、例えば450~500、460~500、または、470~490のアミノ酸長である、請求項8に記載のポリペプチド。
【請求項10】
位置10、25、30、37、40、48、51、54、64、81、86、93、98、105、108、109、113、116、118、121、130、135、138、142、167、174、175、178、182、186、187、189、195、198、202、203、206、208、210、214、218、235、238、242、243、246、247、250、255、257、259、260、261、265、267、269、270、274、275、276、281、295、298、299、311、319、320、334、339、360、365、366、383、384、385、394、398、402、404、416、434、460、469、474および482に対応する1つ以上の位置において突然変異を含み、ここで、番号は、配列番号2に記載のアミノ酸配列に従う、請求項1~9のいずれか一項に記載のポリペプチド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
配列表の参照
本出願は、コンピュータ読み取り可能な形態の配列表を含んでおり、これは本明細書において参照により援用される。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
本発明は、α-アミラーゼ変異体(すなわち、α-アミラーゼ活性を有するポリペプチド)、α-アミラーゼをコードする核酸、α-アミラーゼの生成方法、α-アミラーゼを含む組成物、および、α-アミラーゼの使用方法に関する。
【背景技術】
【0003】
α-アミラーゼ(α-1,4-グルカン-4-グルカノヒドロラーゼ、E.C.3.2.1.1)は、デンプン、ならびに、他の直鎖および分岐1,4-グリコシドオリゴ糖および多糖類の加水分解を触媒する酵素群を構成する。
【0004】
洗剤、製パン、醸造、例えば異性化糖の調製またはデンプンからのエタノール製造の一部におけるデンプン液化および糖化などの数々の公知の用途におけるα-アミラーゼの産業的な使用には長い歴史がある。α-アミラーゼのこれらの用途および他の用途は公知であり、特に細菌性α-アミラーゼといった微生物由来のα-アミラーゼが利用される。
【0005】
Termamyl、AA560(配列番号2;国際公開第2000/060060号パンフレットも参照のこと)およびSP707(配列番号8;Tsukamoto et al.,1988,Biochem.Biophys.Res.Comm.151:25-31も参照のこと)などのバチルス属(Bacillus)由来のα-アミラーゼは、洗剤において用途が見出されているα-アミラーゼの特定の群を形成する。これらのアミラーゼは、洗剤中における安定性を向上するために変性されている。例えば、国際公開第96/23873号パンフレットには、α-アミラーゼSP690、SP722(配列番号5)およびSP707(配列番号8)(国際公開第96/23873号パンフレットの配列番号:1、2および7も参照のこと)の安定性を向上するためのこれらのアミラーゼの欠失突然変異体が開示されている。国際公開第96/23873号パンフレットにはさらに、酸化に対してアミラーゼを安定化させるための置換突然変異体が開示されている。向上した特性を有する追加のα-アミラーゼ突然変異体が、国際公開第2006/002643号パンフレットおよび国際公開第01/66712号パンフレットに開示されている。
【0006】
それ故、天然アミラーゼを変性して一定の特性を向上させることは公知である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、特に高い温度(例えば40℃以上)で高い洗浄性能を有するα-アミラーゼ活性を有するポリペプチド(α-アミラーゼ)を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、バチルス属(Bacillus)に由来するα-アミラーゼの変異体に相当するα-アミラーゼ活性を有するポリペプチドに関する。特に、本発明のポリペプチドは、ポリペプチドが高い洗浄性能(特に40℃以上の温度)を示すよう、1つ以上のアミノ酸が突然変異化(例えば置換または欠失により)されている配列番号1のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成される。
【0009】
本発明はまた、変異体α-アミラーゼポリペプチドをコードするポリヌクレオチド;このポリヌクレオチドを含む核酸構築物、ベクターおよび宿主細胞;ならびに、変異体α-アミラーゼポリペプチドを生成する方法に関する。
【0010】
本発明はまた、変異体α-アミラーゼポリペプチドを含む洗剤組成物、ならびに、ランドリークリーニングおよび食器洗浄などの家庭および工業用クリーニングプロセスにおけるその使用に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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