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公開番号
2025013693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024198189,2023574895
出願日
2024-11-13,2022-01-18
発明の名称
ウレタン樹脂組成物
出願人
株式会社日本アクア
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
18/00 20060101AFI20250117BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】加熱時に膨れが生じにくいウレタン樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】建築物の断熱材を構成する発泡体を形成するウレタン樹脂組成物として、ポリイソシアネート化合物、ポリオール化合物、三量化触媒、発泡剤および難燃剤を少なくとも含み、かつ整泡剤および表面調整剤を含まない構成とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物の断熱材を構成する発泡体を形成するウレタン樹脂組成物であって、
ポリイソシアネート化合物、ポリオール化合物、三量化触媒、発泡剤および難燃剤を少なくとも含み、かつ整泡剤および表面調整剤を含まないことを特徴とする、
ウレタン樹脂組成物。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
さらに鉱物由来の材料を含むことを特徴とする、
請求項1に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項3】
前記鉱物由来の材料がカオリナイトであることを特徴とする、
請求項2に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項4】
前記カオリナイトが、焼成カオリンであることを特徴とする、
請求項3に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項5】
前記ポリオ-ル化合物100重量部に対して、前記焼成カオリンを15重量部以上85重量部以下とし、イソシアネートインデックスが400~600であることを特徴とする、
請求項4に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項6】
前記発泡体が、ISO-5660に準拠した発熱性試験において準不燃性を有することを特徴とする、
請求項1乃至5のうち何れか1項に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項7】
前記発泡体が、ISO-5660に準拠した発熱性試験において不燃性を有することを特徴とする、
請求項1乃至5のうち何れか1項に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項8】
ISO-5660に準拠した発熱性試験時における試験体の高さ方向の最大膨張長が8mm未満であることを特徴とする、
請求項1乃至7のうち何れか1項に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項9】
ISO-5660に準拠した発熱性試験時における試験体の高さ方向の最大膨張長が2mm以下であることを特徴とする、
請求項8に記載のウレタン樹脂組成物。
【請求項10】
前記難燃剤として、赤リン、ポリリン酸アンモニウムおよびリン酸エステルからなる群から選ばれる一種以上を少なくとも含むことを特徴とする、
請求項1乃至9のうち何れか1項に記載のウレタン樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物の断熱材として用いるウレタン樹脂組成物等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
RC造やS造住宅では、結露防止や断熱、省エネルギーを目的として吹付硬質ウレタンフォーム断熱材が多く用いられている。
近年、稀に工事管理の不備等によって断熱材への引火を原因とした火災が発生している。また、一般の火災が発生した際にも、火が断熱材に燃え移って延焼を引き起こしている場合がある。
このようなウレタンフォームの燃焼を防止する目的で、耐火コート(セメント系等無機物吹付材等)が施工される場合があるが、施工に時間がかかる、施工後にウレタンフォームとの接着が十分でなく脱落する等の問題が残されている。
【0003】
そこで、難燃性を付与したウレタン樹脂組成物として、以下の特許文献1,2で示したウレタン樹脂組成物が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6200435号公報
特許第6725606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ウレタン樹脂組成物の難燃性を評価するためのISO-5660に準拠した発熱性試験では、コーンカロリーメータと呼ばれる試験装置を用いる。
コーンカロリーメータは、所定の大きさに切り出した試験体の上方に配置するコーンヒータと、試験体とコーンヒータとの間に設けたスパークロッドとを具備している。
ISO-5660に準拠した発熱性試験では、コーンヒータでの加熱によって試験体から可燃ガスを発生させ、当該可燃ガスがスパークロッドの火花で引火することで燃焼を発生させ、当該燃焼によって得られる総発熱量等を所定の計測方法で計測し、以下の表1に示す性能要求に照らして難燃性を評価する。
この性能要求は、建築基準法第2条第9号、建築基準法施行令第1条第5号及び第6号並びに建築基準法施行令第108条の2に規定される技術的基準に適合するための基準として一般財団法人日本建築総合試験所や一般財団法人建材試験センターが規定しているものである。
【0006】
[表1]
JPEG
2025013693000001.jpg
38
153
【0007】
発熱性試験を実施していくにあたり、試験体の中にはコーンヒータによる加熱によって膨れが発生するものが存在し、試験体の膨れ箇所がスパークプラグと接触したり、膨張した試験体とプラグが接触せずとも放電していることが確認されたりする場合(これらの現象を以下「スパーク接触」ともいう。)があった。
スパーク接触が発生した試験体は、ISO-5660に準拠した場合に有効な結果とならないため、都度スパーク接触の有無を確認する必要がある。
【0008】
また、ウレタン樹脂組成物を断熱材として使用する場合、加熱による膨れによって断熱材の周辺に設けた内装材(石膏ボード等)に圧力が加わり、破損を生じさせる問題もあった。
内装材が破損してしまうと、断熱材に火災時の熱が伝わりやすくなるため、外装材にまで熱影響を与える可能性が大きくなる。
【0009】
よって、本発明では、加熱時に膨れが生じにくいウレタン樹脂組成物の提供を目的の一つとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決すべく、本願発明は、建築物の断熱材を構成する発泡体を形成するウレタン樹脂組成物であって、ポリイソシアネート化合物、ポリオール化合物、三量化触媒、発泡剤および難燃剤を少なくとも含み、かつ整泡剤および表面調整剤を含まない構成とした。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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